2020年08月04日

【お気楽自然育児Vol.4】まずは家庭で「お手当て」

つくば自然育児の会の会報で連載してきた原稿を、こちらでもアップしておきます。
アップするにあたり、症状別に関連記事へのリンクを貼ってありますので、詳細が必要な方はご利用ください。

1ヶ月ほどで、執筆した時期に日付を移動しようと思っています。
(今回も2018年の原稿で、内容は1年半ほど前のものです。)

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(2018/11/29執筆 会報no.244 12月分)

【お気楽自然育児Vol.4】まずは家庭で「お手当て」


miya :3月に4人目を出産予定
ホームスクール&家庭保育で9歳・4歳・2歳の子育て中
田畑と裏山のある移住先に引っ越せそうです♪


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●自然療法との出会い

 私は“ 病気のデパート ”と呼ばれるほど持病が多く、さらに次から次へと新たに患っていました。アレルギー性結膜炎、回転性めまい症、メニエール、突発性難聴。うつ病、寒冷じんましん、口角炎、重度の肌荒れ、椎間板ヘルニア。事故によるむちうち症、花粉症、腰痛、頭痛、原因不明の筋肉の痛み、関節炎、腱鞘炎、肋間神経痛、胃炎、鼻炎、歯痛。慢性的な冷えや重い生理痛、卵巣血腫に子宮内膜症などなど…。病院の診察券は10枚以上。薬も多いときは8種類処方されて、飲むのに胃薬がいる有様でした。若い頃の多くの時間を病院と薬局の待ち時間に費やしました。そして、いつまで経っても、健康は手に入りませんでした。

 祖父が60代の頃、総合病院にかかり始めると、芋づる式に色んな科で薬が処方され、常に15種類ほどの薬を服用し、必要とも思えない手術を経て、突然死。祖父の死は過剰な医療介入が原因では、と疑い始めました。
 自分のうつ治療と耳鼻科系の薬の副作用で顔面の皮膚炎が激化した頃、遠方に住む先輩(今の夫)が東城百合子先生の『家庭でできる 自然療法』を送ってきました。休職療養中の私は片っ端から読み通し「あ、薬やめよう、もう病院と離れよう」と初めて思いました。不調や病気を「病院で治してもらう」意識から、「自分で治す」意識へと、大きく変化した瞬間でした。

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●なぜ自然療法なのか

 育児の会でも、自然療法って大変そう、めんどくさい、病院にいかないと不安、そんなお母さんがたくさんいます。これまで「治してもらう」が当たり前だった医療に対して「自分で治す」のだから、そりゃ不安!ですよね〜。「薬」は安心で「薬草」は怪しい?お医者さんの「診断」は正しくて母親の「判断」は疑わしい?…突き詰めるとキリがありませんが、この地球上で人間以外の全ての生命は「自分で治す」ようにできています。つまり、命本来には「治る」力があるし、「治す」能力が備わっている。 はいそこ!病院のが確実じゃーんとか言わない(笑)。

 治る力を信頼すること、まずはそこから。ガン治療でもよく言われるように、敵視して根絶しようと戦うより、自ずから良くなっていく過程を信じて応援するほうが、回復しやすいみたいです。正と負、どちらのエネルギーを充満させた身体が治りやすいか、考えてみるとわかりやすいかも。自分ごととして治そうとするか、受診してるから治してよねーと思うか。自然療法のお手当てだって、「これをやれば効くって聞いたんだけどー」と思いながら漫然と手当てするのと、「必ず良くなるからね、良くなぁれ、治れ治れ〜っ」と念じながら手当てするのとでは、効果に天と地ほどの違いが出ます。

 また、症状が出るたびに対処療法的にお手当てをする「だけ」では、病院通いと五十歩百歩で、あまり丈夫な子育てとは言えないみたいです。子ども本来の自然治癒力を高める暮らし、抵抗力の高い状態を保つ子育てが土台となって、滅多に病気をしない(重症にならない)子どもになってゆきます。これには親御さんの理解と信頼が必要で、楽しみながら丈夫な子育てを積み重ねていく家族関係(少なくとも母子間だけでも)があると、大変心強いです。

 我が家では、動物としてはお金のかからない治療が本質的なんじゃないか?と思ってまして、実際試したら子ども達がどんどん抵抗力の高い乳幼児になっていき、親も楽だし経済的だしで、面白くて自然療法を続けている次第です。なるべくあれこれ買わずに、大人の手のひら(文字通り「手当て」)、野草などを使った手作りと、台所にあるもので治しています。ネイティブアメリカンの教え、野口整体なども参考にしています。

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●忘れないで!食事の大切さ

 簡単な自然療法のムック本だと、「○○には△△」といった対処療法がずらり。でも、根本的な食生活が間違っているとどうしても治りにくいので、食事療法にまで言及した『家庭でできる自然療法』(※)は最も役に立つ本だなと思います。いや、色々口うるさいな〜と思っても仕方ないくらい(笑)症状別に、こんな食事をしているとこうなる、正しい食事はこう、と書いてあるんですけどねー!※自然食品店「KIVA」には、育児の会のためにこの本だけは常に置いてもらうようお願いしてあります。

 実際につらい喘息のとき、治らないあせものとき、蓄膿症のとき…余計なものをたくさん身体に入れていたことを(本に)指摘され、やめて数日ですうっと治るあの感動!普段はちょっと寄り道してもいいけれど、不調だな、治したいなというときくらい、食事を正してもいいじゃないですか〜。手のかかるお手当て(湿布とか)に時間を取られる前に、毎日の食事で(母の)負担を軽減できるなら、ちょろいもんです。

 ちなみにどんな体験があったかをかいつまんでご紹介しますと…
動物性と甘いもの油こいもので「咳ぜんそく」(痰は余計なものを排出している)、うり類・甘いもの・水分の取りすぎで「あせも」(あせもはデトックス)、動物性と甘いもの・芋類ウリ類・銘茶洋茶酒類で「副鼻腔炎(蓄膿症)」(膿もまさにデトックス!)など。理想の食事が実践できなくても、とりあえずその症状ごとに書かれている「禁ずる食べ物リスト」だけ守っておけば(&自宅で可能なお手当てだけやっておけば)、2〜3日でしっかり治ったのですから、ありがたや〜ですよホント。

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●自然療法の便利グッズ 私の場合

 自然療法のグッズは、実践していくうちに、家庭の環境やお子さんの体質に応じてだんだん揃っていくものですので、個人差があると思います。我が家の主な常備薬はこちら。

<お庭やベランダに>
(日なた)オオバコ、よもぎ
(日陰)ゆきのした、ドクダミ
(木の下など)つわぶき

 見かけたら移植して増やすと役に立ちます!特にゆきのした・つわぶきは引越し前にみなさんに苗を分けたので、会員さん同士で増やしてもらえたらいいなー。お世話の仕方が不安な方は、植生を調べると安心です。オオバコは駐車場や通路など、踏まれる場所に敷き詰めるように増やすと良く育ちます。

<台所に>
 梅干し、梅肉エキス、ビワエキス(ビワを食べたら種を35度の焼酎に漬けて3ヶ月以上)、
 スギナエキス(春のスギナを摘んで35度の焼酎に漬け、1ヶ月したら濾して葉を除く)、
 玄神(黒入り玄米粉)&里芋粉&有機三年番茶(どれも自然食品店で買えます)

 ビワエキスは葉が手に入らなくても果実なら出回ってますので、食べて種を漬けるだけ。また農薬のかかってないスギナが摘めるなら、タダでビワエキスと同等の薬効が得られますのでぜひぜひ〜。(詳しくはこちら:春夏に仕込んだ自家製常備薬

 あんまりたくさん、あれこれ買い込んだり作りまくったりしても、手当てに疲れたり、手段が目的化したりして本末転倒ですので、ゆるっと、少数精鋭がおすすめ(経験談です…)。あまり使わなかったわーっていうアイテムを、仲間で持ち寄って交換してもいいですよね。

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●普段から知っておくことが大事!

 自然療法をやる・やらないに関わらず、お母さんは家庭の保健室。普段から頼りになる本を読んで基礎知識を持っておくことが、いざというときの適切・迅速な判断につながります。(スマホで検索はよくないですよ〜。有象無象の情報の渦、最後は結局病院を受診しましょう、と。昔、そんなまとめ記事を書くバイトやってました(恥)…)

<知れば安心!西洋医学の本>
『はじめてであう 小児科の本』 山田 真
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すぐ救急にかかろうかと不安になるお母さん向け。
どの症状はどんな意味があるかまで解説されています。

自然療法だけでは不安になるとき、
救急にかかる必要があるか知りたいとき、
これを読んであると判断が早い。


 また、こんな症状だけど、どう治したらいい?と聞かれることがよくあります。でも口頭で伝えるだけでは、半分以上の人は実践には至らない。自分で本を持っていて、確認しながら実践できるかどうかが、自然療法が続くかどうか、効果が出るかどうかの分かれ道だと感じています。

<イチオシはこの1冊>
『家庭でできる 自然療法』 東城百合子
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巻頭巻末に症状別、アイテム別、用語別の索引があって使いやすい、網羅的な本です。

自然療法は全体がつながっているので、
何事もないうちからひととおり目を通すといいですよ。

離乳食の理論だけは育児の会と大きく異なるため、
会顧問である伊東先生(※)の方針
(歯が生えて歩くようになった頃に主食から少しずつ、等)をおすすめします。
※伊東先生 …小山母乳育児相談所所長、つくば自然育児の会の顧問助産師。
他にも北関東で複数の育児の会の顧問をされています。


 自然療法に対して生真面目になりすぎるとお母さんのストレスになってしまうので、違う角度の本もご紹介します。普段から子どもに手を当てることの大切さ、身体を整える大切さをわかりやすく教えてくれる本があると、覚えておこうかな、簡単だからちょっとやってみようかな、という気になりますよ。

<手当ての心得を簡単に教えてくれる>
『子どものこころにふれる 整体的子育て』 山上 亮
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野口整体の理論とシュタイナー理論を踏まえた、
ちょっと便利な自然育児的手当てのコツが満載です。


●いろいろミックスで治してきたメモ

【ぶつけた・切った】⇒[静かに抱き、手を当てる]
 これは効きます!子どもは泣くことで恐怖心や痛みを発散しています。じっと抱っこして、静かに痛い場所に手をあてて、「いたかったね…うん。よしよし。」まずは静かに、過去形で、認めてあげる。全力で治癒のイメージを手に集中させて傷口に送り込む。ひどいたんこぶにもならないし、青あざにもならない。傷口はぴたりと閉じ、すぐに治癒を開始します。(もちろん異物や汚れが傷口についていたら水で流したり、唾液で吸い取ったりしてから)

【便秘】⇒[玄米小豆ご飯]
 妊婦にも子どもにも。10日間出なかった1歳児の便秘には1日3食ゆで塩小豆(と母乳)だけで1.5日後から出始め、計4日間、岩のようなうんちを出しまくった。排泄への介入をやめて全裸で放置したことも良かった。

【乳頭亀裂・乳口炎】⇒[ゆきのした]
 葉の裏の白い薄皮を剥いで貼るか、軽く炙って冷ましてから貼る。どんどん取り替えるだけ〜。

【乳腺炎】⇒[キャベツ湿布] [吸わせるときは赤ちゃんのアゴを炎症の塊に] [全裸で寝る] [里芋湿布]
 全裸睡眠+キャベツ湿布が一番楽かな?全裸は血行促進。アゴの話は伊東先生より。

【ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢)】⇒[梅肉エキス][梅しょう番茶]ほか
 ※適した手当てはどうやら子どもの体質によって違うので、経過を記録することをおすすめします!

 甥っ子は最初に2回吐いたきり、水薬は吐くことなく飲めたので、梅肉エキスを梅はちみつとお湯で割ったり、梅しょう番茶にしたりの水薬を作って3日で回復。
 次女は食べることをやめないのでひたすら下痢で5日間。
 長女は水分を一切受け付けないでとにかく吐くので、3日間ずっと絶飲食で吐く回数を少な目に抑え、4日目から黒飴や梅はちみつで低血糖を回避後、回復食へ。

【気管支炎】⇒[梅肉エキス][玄神(黒炒り玄米茶)][ゆきのした(青汁)][ごぼう絞り汁][梅干湿布&里芋湿布]
 1歳児、救急に行くレベルで呼吸が浅く速く、肺炎まで進行しかねないところを一夜で脱出。気持ちよいのか胸部への梅干&里芋湿布の取り替えにはとても協力的だった。4日目には歩き回るように。

【魚の目・イボ】⇒[ビワエキス]
 ティッシュに含ませて(足の裏なので)夜だけ患部に貼り、約40日で完治。日中も貼れる場所であれば、10日〜2週間くらいで治るかも。

【咳ぜんそく】⇒[食事改善(前述)]
 わずか2日で症状が軽減!3日目にはすっかり治ってしまった。

【副鼻腔炎(蓄膿症)】⇒[食事改善(前述)][塩番茶で鼻うがい]
 鼻うがい1回で頭痛が消えて鼻開通。

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最後は乱れ打ちみたいに羅列してすみません!何かひとつでも、お役に立てば幸いです。
育児の会のみなさんがより身軽に丈夫に、子育てを楽しめますように♪

※暮らしのトライ&エラーを時々、blog『雑草屋の嫁日記』に綴っています。「自分で治す」「手当て」のタグをつけた記事に、上記の各症状の治療の詳細を記録していますので、本が手元になくてお困りの際には、お役立ていただければと思います。

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症状別の「自然療法」「手当て」関連記事:以下は我が家が体験したものです!
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) 気管支炎  中耳炎 ぜんそく 副鼻腔炎(蓄膿症) 風邪の考察手当て ウイルス性胃腸炎
蜂刺され 魚の目・イボ ものもらい・口内炎 便秘 あせも 
おむつかぶれ おむつかぶれの種類と手当て 乳腺炎 乳頭亀裂・乳口炎
一番簡単な「手当て」の話 煎じ方の基本 子どもの急な発熱

もしも自分がそうなったら?と自然療法をまとめた記事。
子宮筋腫、子宮ガンの自然療法

つくば自然育児の会 連載記事一覧:
 【Vol.1】春夏に楽しむ「おむつなし育児」
 【Vol.2】気軽に試そう「布おむつ」
 【Vol.3】強い子になる「外遊び」
 【Vol.4】まずは家庭で「お手当て」
posted by miya at 15:05| Comment(0) | 自然育児の会連載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月12日

【お気楽自然育児Vol.3】強い子になる「外遊び」

つくば自然育児の会の会報で連載してきた原稿を、こちらでもアップしておきます。
1ヶ月ほどで執筆した時期に日付を移動しようと思っています。
(今回も2018年の原稿で、内容は1年半ほど前のものです。)

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(2018/09/22執筆 会報no.243 10月分)

【お気楽自然育児Vol.3】強い子になる「外遊び」


miya :9歳・4歳・2歳の母
田畑と裏山のある移住先を全力で探しているところ


 こんにちは。千葉県いすみ市でのワイルドな半屋外研修生活も夏で終わり、近くのアパートに仮住まい中の後藤です。春夏とフルチンで育てた長男は昼間のおむつが取れて2歳を迎え、子育てもずいぶん楽になったので、今がチャンスとばかり、パート仕事も始めました。
 アパートでも引き続き冷蔵庫も洗濯機もない暮らしを実験中なんですが、なかなか工夫のし甲斐があります♪ただ、狭い&コンクリで囲まれた初のアパート暮らしは、掃除洗濯は楽だけど野山と田畑が恋しくなり…。ゆるゆると移住先を探し始めたところです。いったいどこへ流れ着くやら!?

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 過ごしやすくなった秋は、「外遊び」をテーマに書いてみます。自然育児における強い子の秘訣と言えば、 風やお日様、暑さ寒さにあたって過ごす、土や水にまみれて遊ぶ!という感じでしょうか。でもそこまで外で遊ばせてないかも〜という方、ゴンタには億劫でまだ行ってないなぁという方。私の体験談をお聞き下さい〜。


●ゴンタの衝撃

 潔癖症の母に育てられ、一人目(長女)が産まれた後は、やはり潔癖・超インドアな子育てをしてきた私。二人目(次女)が産まれてから入会したつくば自然育児の会でも、ゴンタなんて絶対論外!ハードル高すぎやろ!と思っていたのですが、春のバザーのお手伝いか何かで、ついにゴンタの丘(※)にドキドキの初参加。
※ゴンタの丘 …つくば市の外遊びor自然派の子育て団体が複数で使用している、自然豊かな遊び場の名称。


 そこには・・・土の上をハイハイしまくる赤ちゃんが!!
 ええぇぇー!なんて度胸のあるお母さんなんだ!なんでこの赤ちゃんは土に汚れても泣かないんだ!?

 とにかく衝撃の光景でした。そりゃお砂場遊び用のつなぎは着せていたものの、赤ちゃんを土の上でハイハイさせるなんて考えたこともなかった私は、ベルリンの壁崩壊と同じくらいの激しさで、何かがガラガラと崩れていくのを感じたのでした。

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●「ケガをさせない」から「ケガから学ぶ」へ

 恐る恐るゴンタデビューをしていき、外で子どもと過ごすのも悪くないなぁと思うようになると、庭や畑でもだんだん赤ちゃん連れで行くことが増え、子ども達の泥汚れにもうまく対処できるようになっていきました。

 私は、子どもがケガをしたら大変!!と先回りしてあれこれ心配するタイプ。畑や林のトゲ、イバラ、切り株、肌が切れるカヤの葉、畑に挿した棒切れなどなど、危険に見えるものは無限にありました。しかし、いざ子ども達と過ごしてみると、何度か転んだりぶつけたりしてケガをして泣くものの、次第に慎重に遊べるように成長していき、当初「乳幼児のためにあれもこれも整備して安全にしなきゃ」と思っていたことはほぼ杞憂に終わったのでした。思えば、ケガをさせないための先回りよりも、実際にケガをして学んだほうが、子ども自身で危険を回避する能力が備わって良いのでした。過干渉で心配性の私こそが、子どもの成長を阻んでいたのです。

 煮炊きを楽しめるゴンタの丘なら、火起こしの楽しさ危なさも伝えることができます。お母さんも、北海道の停電みたいな非常時に火起こしができると助かるかも!?まずはお母さんが火起こし・煮炊きを楽しんでみてください。枝拾いは子どもも大得意。一緒に火や熱の危険と煮炊きの楽しさ、覚えていけるといいですね。
※映画『サバイバルファミリー』、おすすめですよ♪


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●お母さんが楽になるには

 ゴンタの丘のような場所は、たくさんのお母さんとの集団子育てで、大らかさ加減を学べます。
 草の種や落ち葉がくっつかない素材の服とか、お砂場用のつなぎとか、いっそ水着でとか、教わること参考になることはたくさん!!さらに(今もあるかな?)木曜の常総生協さんの集まりや、コロボックル(※)のあちこちの集まりにも少し顔を出すと、育児の会とはまた違うアウトドアな子育てに出会えてこれも勉強になります。
※コロボックル …つくば市の外遊びメインの自主保育の団体さん。通称コロ。


 例えば尊敬する自然派&家庭保育の先輩ママとの会話。
「泥んこの洗濯はどこまで頑張ればいいんですかね?毎日ウンザリで…」→先輩「コロの子たちなんて、みんな全身なんだか薄茶色じゃない♪ある程度でいいのよー!どうせまた汚すんだし♪」これ、目からウロコでした。
 つくばで、汚れが落ちきっていない服を着せて長女を保育園に行かせたら、「洋服ぐらいちゃんとお母さんが綺麗にしてあげてください、ちーちゃんが可哀想です」と先生(思えば潔癖症だった)に何度かお叱りを受けたことがあり、『汚れ=誰かに批判されるかも…』と思い込んでいたのです。でも先輩ママとの会話から泥汚れへの抵抗が減り、外遊びがぐっと気楽になりました。

 もちろん、ママ付き合いが苦手な人は、子どもを外で遊ばせて煮炊きも楽しむ場として割り切って出かければOKだと思います。お喋りをほとんどせずに参加するお母さんだっていますし、人それぞれ!私は人の輪やグループに過敏で、ゴンタに行くのが憂鬱な時期もあったのですが、色んなお母さんを見ているうちに、お喋りの輪に入れず独り黙々と煙にまみれて火をおこすだけで終わった…、そんな日でも子どもが楽しんでいる様子を眺め「ま、いっか、よくやった私」と思えるようになりました。これもまた、母が楽になるひとつの手かな?

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●遊具がなくても遊べる子=「縄文の子」!?

 ゴンタの丘が貴重な場所なのはもちろんですが、な〜んにもない芝生の公園や空き地でも楽しめる子だと、子育てがもっともっと、ぐーっと楽になります。だって、お出かけのたびにお気に入りのおもちゃを荷物に入れる必要がないのですから!(うちはどこに行くにも、子どもには着替え以外なにも持たずに出かけます)
 そのためには、おもちゃを持参せず、遊具も砂場もない場所で外遊びする機会を意識的に増やすのがオススメ。頑張って野山に行かずとも、例えばただの散歩で延々石ころを拾う、葉っぱをちぎるなどもすごく意義があることです。見守るお母さんは「ホラッ、早く公園に行こうよ」ではなく、その時間を最大限尊重するだけ。
 今回の会報特集にも寄稿しましたが、電子機器や刺激の強いおもちゃなどから距離を取るようにすると、目の前の自然にワクワクする芽、何もないところから空想遊びを広げる力が、もっと育ちやすくなると感じます。

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 お世話になっている古山明男先生(オルタナティブ教育の権威)によると、『子ども達は縄文時代に必要な能力、すなわち、狩猟採集のための能力を獲得することに夢中になる』そうです。動くものを観察する、味見(毒見)する、並べる集める区分する、こねくり回して裂いてバラす、走る追いかける逃げる、隠す隠れる、物の名前を覚える、道具を考え作って使う、模倣する、シュミレーション(ごっこ遊び)する、仲間と意思疎通し、協力する・・・。モンテッソーリにもシュタイナーにも共通していますが、生きること暮らすことに必要な動作や能力から順に、積み上げるように獲得すべく、子ども達は夢中になって遊ぶのだとか。

 特に男子を見ていると、石と棒があればいいのかキミ?と思っちゃうことありますよね。ついつい遊具がいっぱいある公園、おもちゃ満載の児童館で過ごさせてあげたくなるのが親心ですが、今はそういった原始の芽を伸ばしてるんだなぁと思えば、何もない原っぱや森林で過ごす時間も、違って見えてきませんか〜。

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※私は今でも海辺でずっと石や貝を拾っています。謎の大きな背骨や行き倒れたウミガメ、白鳥も見つけて家族にびっくりされましたが。つくばの博物館でその背骨がイルカだと判明したときの興奮は忘れません!


●自然と上手なお付き合い

 虫を害とせず共存の知恵をぜひ。蜂やアリをむやみに駆除せず、本当に危険なもの、危険にさせる人間の行動、安全な共存の仕方を大人が学ぶほうが、持続可能で建設的ですよね。敵意は虫にも伝わりますので、落ち着いて尊重する気持ちでやり過ごすことも大切です。外遊びの場所に駆除剤撒き散らす!なんて本末転倒ですが、実際あちこちで起きています。虫それぞれの生態をちゃんと学ぶほうがよいと思っています(つくばの一軒家でスズメバチが大量に出たときも、調べまくって駆除せず共存できました)。

 例えば「草むらは蛇がいるかも!入っちゃだめ!」よりは、蛇を追い払う方法を教えてあげる(例:声を出しながら長い棒で地面を叩きながらゆっくり進む)、大人が草刈りをして気持ちよく遊ばせてあげるなど、うまい折り合いのつけ方を教えていくほうが、大人も子どもも上手に自然と共存できるようになります。
 なので、カンタンな草刈りくらいはお母さんができるといいかも?私は車に軍手と鎌を載せてあるので、困ったときはザッザと草刈りしちゃいます。何かいたらどうしよう…と思う方は、まず鎌の先でガザガザと掻き分けてから刈る、を繰り返すと大丈夫ですよ〜。水を入れたペットボトルもあれば、後で手も洗えるし準備万端!
 毒草や毒キノコを心配するなら、大人が覚えて教えてあげましょう。私の場合、お外のキノコは毒もあるから、お店で売ってるキノコ以外はとりあえずお口に入れないでね、とか、ポケット野草図鑑をしばらく持ち歩いて野草(特に毒草)を覚えるとかして、そこそこの安心を得ました。

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 遊ばせるなら綺麗なトイレがある公園じゃないと…って私も思いますが、そもそも野山や畑だと、トイレも何もない。そこで、野ぐそ野しっこの出番です。屋外での楽な方法はVol.1(4月会報)に詳しく書きましたが、生態系におけるウンチの素晴らしさ、屋外でもすぐ拭ける葉っぱ知識などのご参考に、茨城が生んだ偉人・伊沢正名さんの『お尻で見る葉っぱ図鑑』、お子さんには絵本『ウンコはごちそう』をおすすめします。世界観が変わりますよ〜。家庭の災害対策にもなりますので、タイトルにドン引きせずにぜひご一読を!


●外遊びに関して言えば、保育園は必須ではない

 ここ数年、育児や食事の方針、外遊びやおむつのことなど、保育園選びで悩むお母さんから相談を受けることが多くなりました。特につくばでは外遊びを重視した保育園は少ないですし、実際に入園してからじゃないとわからないことも多いですよね。
 長女は高知では、毎日泥まみれ!夏の2ヶ月毎日プール!の屋外天国な保育園でした。が、越してきたつくばでは(二つの保育園を経験)私の見る目がなかったのか、年齢別に使える遊具が限定、水泳は月2回だけ、外で遊んだら全身着替え必須(潔癖)、ひどい園では、月に1回しか外遊びがない…と、非常に残念な結果に。

 結局4歳の頃に保育園をやめさせ、以降3人を家庭保育で育てた結論は、「家庭保育で充分!」でした。
至れり尽くせりのお歌も踊りもお遊戯会も色鮮やかなお給食も遠足も運動会も山のようなおもちゃも教具の数々も、なくても全然構わないのです。子どもは素晴らしい成長の種を持って生まれていて、分刻みのスケジュールで管理しなくても、めくるめくイベントを片っ端から体験させなくても、自然の中で暮らしの中で、見事に育ってくれるのだなと、実感しています。

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 そうそう、「退屈」ってすごく大切なんですって!退屈の果てに、何かしたくなるから動く。大人が楽しませて差し上げる必要はなく、退屈を放っておいてあげ、遊びや楽しみへの渇望から動き出す、それがいいんだそうです(これも古山先生曰く)。つまんなーい、公園に行こうよー児童館にしようよーが何ヶ月か続くかもしれませんが(笑)、やり過ごしつつ、大人が自然を満喫できるといいですね〜。

 ちなみに、大げさな声かけで子どもの発見や感動を煽ったりしなくて大丈夫。そっと見守るだけのほうが、子どものペースで着実に楽しんでいけるようです。最初は外遊び好きな子を誘って、楽しそうな様子を子ども同士見せたり、外遊びのコツを伝授してもらうのもいいですね。
 せっかくの育児の会ですから、おすすめの遊び場を教えあったり、誘い合って出かけたりして、季節折々の自然をゆっくり感じてみてください〜♪

※暮らしのトライ&エラーを時々、blog『雑草屋の嫁日記』に綴っています。「家庭保育」のタグをつけた記事に、余白たっぷりの子育てのこと、畑や外遊びの日々などを記録しているので、何かご参考になれば嬉しいです。

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関連記事:ケガの少ない子に育てたい 余白と英才教育 誰のための漂白か 家庭保育と社会性

つくば自然育児の会 連載記事一覧:
 【Vol.1】春夏に楽しむ「おむつなし育児」
 【Vol.2】気軽に試そう「布おむつ」
 【Vol.3】強い子になる「外遊び」
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2018年06月19日

【お気楽自然育児Vol.2】気軽に試そう「布おむつ」

つくば自然育児の会の会報で連載してきた原稿を、こちらでもアップしておきます。

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(2018/06/19執筆 会報no.242 7月分)

【お気楽自然育児Vol.2】気軽に試そう「布おむつ」


miya: 8歳・4歳・1歳の母
千葉県いすみ市で自然暮らし中


 千葉県いすみ市での共同生活も早や3ヶ月。「自然」は得意だけど「育児」は苦手なわたくし、今日は屁理屈全開の長女と大喧嘩してしまい、カフェにこもって原稿を書いております。あぁ、1人目って、何もかもが初めてで難しい〜(泣)。そして2人目3人目、赤ちゃんのお世話だけは何度も経験しているのでまだ気楽〜(笑)。
 長女への対応は、木村先生(※)の過去会報を読み漁って自己反省会をしつつ(育児の会ありがとう!)、今回は大好きな『布おむつ』のお話を書かせていただきます。

※木村先生 …東関東子育てサポートセンターを主催。保育園運営と並行して関東各地で親子の心身を育てる父子遊び講座を開催。つくば自然育児の会も大変お世話になっている先生です。

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 布おむつと私のつきあいは、11年前にさかのぼります。甥っ子が産まれ、姉を手伝って布おむつを交換し、2人目の甥っ子も布おむつでお世話して、2年間ほど布おむつに親しんでからの長女出産でした。おちんちんがない分、噴水のハラハラも少なく、楽に感じましたが、復職と保育園の都合で、布から紙にトホホ逆戻り〜。
 紙おむつは確かに便利で、初めての子育てや働きながらの子育てを大いにサポートしてくれる存在でした。ただ、おむつが外れるまで4〜5年分のおむつ代がかかること、実は紙じゃなくて石油製であること、お母さんがつい長時間放置したくなること、ずっとゴミになることなどから、少しずつお別れできたらいいなぁ〜とも。

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●まずは数枚から試してみよう

 去年や一昨年の育児の会で『布おむつ座談会』をやったときは、「家にいるときで、気持ちに余裕のあるとき、手持ちの布おむつがなくなったらおしまい!」という気負わないスタイルの人がいて、素敵だなぁ!と思いました。可愛いアニマル柄のおむつカバーで「気分をアゲて楽しんでます^^」とか、いらないマイバッグとおまけでもらった膝掛け毛布を組み合わせて手縫いのカバーを作った人、100均のヘアバンドでふんどし育児をしている人などなど、みんなそれぞれのペースで楽しみを見出しながら布おむつを実践していて、情報交換したり見せっこしたり、いい時間でした〜。

 布おむつ、わざわざ買うのもねぇ?というアナタ。自然育児の会でもらう。地域の母親クラブで聞いてみる。買わなくたって、古いクタクタのタオルでも、着なくなった綿のTシャツ(お腹の部分)でもいいんです。おむつカバーはサイズがどんどん変わるから、布おむつ派のお母さんに相談して、4〜5枚だけ、今必要なサイズを借りたらいいし、手作り布おむつカバーを分科会で作ったりもしてましたね。『ふんどし育児』という方法では、カバーすらいらない(!)。「これってどうしてました?」って、育児の会のメーリングリストで相談したらいいですよ。

 汚れたおむつが溜まるのがイヤ、ニオイも気になるって人は、おむつを替えるたびにササッと洗面所で洗って干しちゃうのも手。私もよくやります。乾いたおしめからすぐ使えば、畳む&しまう手間も減って一石二鳥!

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●2人目にして初の「布おむつ外出」

 次女が生後1ヶ月でおむつかぶれになって以来、こまめに布おむつの交換をするようになり、本人も、おむつが濡れるとすぐに教えてくれるようになりました。「普段は布おむつ、外出時は紙おむつ」で、普段のおしりはいつもサラサラ。
 しかし生後2ヶ月の頃、外出が続いたら紙おむつの部分だけあせもになってしまいました。紙おむつは、長時間吸収できるとはいえ、尿を保水するので蒸れやすいそう。真夏日だったからか、私も同じ日に母乳パッドであせもになってしまいました。
 紙おむつも、母乳パッドも、長時間つけっぱなしは考えものだなぁ。せめて畑には、布おむつで行けないものか。…そこで、秋田のおばあちゃんに電話で相談しました。

 家族の食べるものをほぼ自給自足してきたおばあちゃん。戦後、国鉄の鉄道員だったおじいちゃんの単身赴任が続くなか、おばあちゃんは娘二人を育てながら、ずっと田畑で働いてきたのです。当時は当然、布おむつ(おしめ)しかありません。
「赤ちゃんのおむつはどうしてた?」
「背中にいっっぱい、おむつ背負って田んぼさ行くのよ」
「汚れたおむつはどうするの?」
「じゃーんじゃん取り替えて汚れものの袋に入れるの。
うちさ帰ってからぜーんぶ洗うの、それしかないもの」

 丸一日分の布おむつを、二種類の袋(うんち用とおしっこ用)と共に。実際にやってきたおばあちゃんの話を聞くと、そんなに難しいことではなさそうに思えてきました。

 おばあちゃんとの電話の翌日、つくばから我孫子のお宅にお呼ばれしていたので、思い切って布おむつで外出することにしました。次女は布おむつの上から、万一の横モレ防止に紙おむつを装着。まだ生後2カ月なので便が緩く、紙おむつの立体ギャザーは結構助かるのです。ここはちゃっかり活用。手荷物は以下のものを。

布おむつ、おむつカバーをありったけ全部
   ←心配性だったので…
コットン&水(ドレッシング入れに入れてある)
   ←今ならペットボトルの水と、薄手の雑巾や手拭いかな〜
・厚手のチラシ15枚くらいとゴミ用ビニール袋(うんちおむつ交換時に活躍)
   ←出先でおむつのうんちを拭うのに。固形ウンチだといらなくなる
・大き目のビニール袋2枚(うんち用とおしっこ用で、色の違うもの)
   ←夫に頼むときも、色で言えるから間違えない!
・おむつ替え用の防水シート
   ←語りかけながらおむつ替えしていればいらなくなる
   ←ホーローおまるを使えばますますいらなくなる
・紙おむつ2枚(予備)
   ←度胸がつくといらなくなる

 外出先では頻繁におむつを替え、どんどんビニール袋へ入れていきました。一度だけうんちをしたのですが、そのまま持ち帰るとえらいことになりそうで、使用済みのティッシュやら、持参したチラシやらでざぁっと拭きました。おむつの汚れ箇所にチラシをあてて、さらにチラシでくるんで汚れの拡大防止。それから別のビニール袋に入れました。これがすごく良くて!移動中にチラシがウンチ成分をたっぷり吸着してくれるので、帰宅後におむつを洗う時、普段よりずっと楽だったのです〜。以来、外出の布おむつ率が少しずつあがっていきました。

 そうそう、おばあちゃんが田んぼ仕事の最中に、赤ちゃん(私の母)をどうしていたかというと。「親戚の5歳の女の子が一人で手伝いにきてねぇ。ずーっとおんぶして待ってたよ」 おおおぉぉぉ!えらいー!
※暑い時の母乳パット問題は、ハンドタオルに切り替えて解決しました。布って素晴らしい♪


●紙おむつとの別れ

 さて、次女が一歳二ヶ月の頃。離乳食をしない方針で、まだ母乳100%で育てており、当然べっちょりウンチ。秋田へ車で旅立った時点で、紙おむつの予備はゼロでした。ある程度の布おむつは携えていたものの、旅先では紙おむつという発想だった私たち夫婦は、「道中で買えばいいよね」と気楽に出発しました。
10時間後、秋田の祖母宅に到着。夜中の高速を走り、田んぼの中を抜け、気づけば紙おむつを買いそびれてしまったのです。そして秋田での滞在中も、秋田からの帰りも、結局、布おむつだけで過ごせてしまいました。
あの旅以来、紙おむつは必需品ではなくなりました。買いそびれがきっかけとなった、紙おむつとの別れでしたが、なければ案外いらないもので、ビックリ。「布さえあれば、なんとかなる!」って、心強いです。

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●洗い方はさまざま

 次女が赤ちゃんの頃、まず、漂白剤を使わなくなりました。お日様にあてればよかろう、と思えるようになり、それから洗剤(洗濯せっけん)も卒業。試しにせっけんなしで洗濯して干したところ、お日様の香りは変わりなかったし、何より、洗濯槽のカビ(きくらげ状の黒いアレ!)がなくなったのです!カビは、洗剤などを栄養にして増えていたんですねぇー。

 ここで、布おむつをどう洗うか?ですが、つくば自然育児の会では、「バケツの水につけておいて、そのまま洗濯機で洗っちゃう♪」「ダンナの汗よりも、可愛い赤ちゃんのオシッコのほうが抵抗ないわ〜(笑)」なんて人が多かったように思います。しゃかりき下洗いしてきた私は何だったの〜!?と目からウロコでした。

 お風呂場ではある程度まで布おむつを溜める。もちろん、うんち汚れは即座に下洗いで汚れを落とす。で、もうバケツから溢れるーって頃に、一気に下洗いをして、お洗濯。…そう、かつて潔癖症だった私は、お風呂場で何ラウンドか手洗いをしないと、洗濯機に入れることができなかったんです。
 次女はハイハイできるようになってから、お母さんのいるお風呂場に来たがって大泣きで、大変でした。大人が二人いるときしか洗いたくない、って時期も。思えば洗剤なしとはいえ、下洗いに真面目すぎました。

 三人目からは、おしっこオムツは水を張ったバケツにためていき、水を捨ててから洗濯機におむつを入れ、脱水。そこから下洗い(すすぎ&脱水)をして、本洗い(フルコース)。全部洗濯機におまかせです。洗剤や重曹を使う人なら、シンプルに洗濯機にまるっとお任せでも大丈夫と思います。


●うんちの簡単な洗い方

 布おむつも3人目、うんちのおむつもドンと来い!…とは言え、放っておいたり数枚たまったりするとゲンナリするし、夫が「後でやるから」と丸一日ためた日にはブチ切れ(笑)。ウンチおむつ、すぐ洗えば気楽です!

★べっちょりウンチ★
固形食をまだ食べないAll母乳ベビーの場合、ねっちょりべっちょりウンチですよね。おむつなし育児(前回記事参照)をするのが一番おすすめですが、布おむつにウンチをしたって大丈夫。

(1)洗面所に移動し、衣服が垂れないようロンパースは首元で固定(洗濯ばさみでとめても)。おむつをそっと外し(ウンチおむつは踏まない場所へ)、洗面所やお風呂場でお尻を優しく洗います。お尻拭き不要!ゴミなし! あまり熱いお湯よりも、ぬるま湯のほうが母子ともに皮膚ダメージが少なくておすすめ。春夏は水でOK。

(2)赤ちゃんに新しいおむつ(洗面所にも常備してると楽)を装着、リリース。泣くようなら洗面所付近に。

(3)さぁ本丸のウンチおむつ!蛇口から一定の水流で滑らかに水を出しておき、打たせ湯のイメージでべっちょりウンチの上端を水に当てます(布おむつは汚れ範囲が拡大しないよう、なるべく汚れの面だけが水を受けるように持ちます)。ぺろりんちょ〜とはがれる楽しさ!洗面器でウンチを受けつつ、お水でぺろんぺろんと大まかに剥がしてもらいます。急いでるときや、どうしてもはがれないときは古歯ブラシで上部から剥がすとうまくいきやすいです。洗面器の水をそっと排水口に流し、ウンチはトイレやコンポスト等へ。洗面所に薄手の雑巾があると、洗面器の底をさっと拭えて便利です。   ※洋式トイレの水につっこんで洗っちゃう!って人も。すご〜い。

(4)まだウンチ色に染まってる布おむつ。流水の下、古歯ブラシで上から下にこすったり、両手でもみ洗いしたりして、ウンチ成分をほとんど落とします。最後に石鹸をこすりつけ、ウンチ面を下にして洗面器に入れ、ひたひたの水に浸け置き(色がよく落ちます)。洗濯の前にザブっと手ですすぎ、おしっこオムツと共に洗濯機へ。


★固形ウンチ★
固形食をあげる比率が高くなると、ウンチも固形になって、母乳育児もほっとひと息。

(1)・(2)同上。ウンチはトイレやコンポスト等へ。

(3)布おむつにまだついてる汚れは上記(4)のとおり洗い、落ちきらなければ浸け置き。おしまい♪

※下半身スッポンポンでお庭で過ごすと「立ちウン」するので、おむつ洗いの負担が減ってすごく楽になりました〜


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●帰省でも旅行でも

 三人目の長男を自宅出産してからは、紙おむつもおしり拭きも全く買わず使わず、お尻も布おむつもジャブジャブつるーん!と洗って育ててきました。おむつなし育児(前号参照)もしているおかげでおしめが汚れることは少なく、とりあえず布と水さえあれば大丈夫。車内や旅館に広げておけば、カラッカラに乾いて大助かりです。

おむつ愛がありすぎてなんだか収拾つきませんが、そろそろ終了。
布さえあれば始められる布おむつ生活、よければお試しください〜。


※暮らしのトライ&エラーを時々、blog『雑草屋の嫁日記』に綴っています。「布おむつ」のタグをつけた記事に、おむつかぶれのこと、布おむつの日々などを記録しているので、何かご参考になれば嬉しいです。

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関連記事:布おむつ

つくば自然育児の会 連載記事一覧:
 【Vol.1】春夏に楽しむ「おむつなし育児」
 【Vol.2】気軽に試そう「布おむつ」
 【Vol.3】強い子になる「外遊び」
posted by miya at 01:03| Comment(0) | 自然育児の会連載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする