長年放棄されている茶畑を見に行くと、
柔らかな新芽がツンツンと出ていました。
畑が忙しいから諦めていたけど、こんな新芽を見てしまうと
ウズウズそわそわ、摘みたくなってしまいます。
そして5月5日のこどもの日。
子どもたちと一緒に、普段とは違うことを楽しもうと
茶摘みに繰り出しました。
買ったばかりの背負籠が大活躍。
子どもたちも取り合いになる可愛さです。
大子町にはまだ、竹籠職人のおじいさんがいるんですよ!
暮らしに根ざした実用的で経済的な竹籠の数々。うっとりします。
さて子どもたち。
プチプチ摘むのに飽きたら、ケヤキのブランコでぶーらぶら。
ここ、最高だなぁ。
右に見えるのはすべり台(板を置いただけ)、
奥に見える緑のネットは、コッコさんたちの運動場。
言い出しっぺのお母さんは一人で黙々と摘み続け、
背負籠の4分の1まで摘んだころにいったん終了としました。
このあたりのおばあさん達は、茶摘み仕事を散々こなしてきているので
信じられないほどのスピードで、両手でしゅしゅしゅしゅしゅ!っと摘んでいくらしいのですが。
私はまだまだ素人です。今度教わらねば。
お庭で30分ほど、お茶っ葉のおにぎりができるくらいまで揉み続けます。
ファーストフラッシュ(柔らかな新芽)を狙ってを採ったからか、ちぎれるちぎれる…(汗)
濡らし手拭い二枚で包んで暖かい場所に置き、半日以上発酵させます。
本には、お風呂の残り湯に浮かべて一晩、とあるんですが
お湯なんて張らないからなぁ… 昼間の車で温まってもらいました。
じっくり発酵させて、紅茶の香りがしてきたら、
平ザルに紙を敷き、茶葉を広げてお日様にあてて乾かします。
ほんの半日で乾いてしまいました…
このところの5月の陽気がちょっと怖い。
作った紅茶は、次女のお誕生日祝いのときに淹れました!
優しい香りで、渋みが少なく、美味しかったです♪
慣行農のお茶は、なぜか野菜よりも農薬の基準がはるかに緩く
「飲む農薬」とまで言われているほど。
ここにはせっかく、長年放棄されてきた茶畑があるので、
ちょこちょこ気分転換に茶摘みをして、紅茶を増やしていきたい。
好きになれそうなら、色んな種類のお茶も作って試してみたい。
そしてコーヒーどっぷり生活から、精神的にも経済的にも
半分くらいは自家製のお茶にシフトしたいなぁ〜。
と、夢を描いている40歳なのでした。
この春は家も山も畑も、バリバリやってこー!
と決めていたのに、3月末に夫が割と大きな怪我をしまして…
搬送・手術・入院・療養と、一ヶ月不在でして…
書き出したらキリがないほどの野良仕事を
毎日、自然農の本と首っ引きでひとつひとつ進め、
激動の春を駆け抜け、夫が戻り、5月の終わりを迎えました。
お陰様で夫の指はなんとか治癒に舵を切ったようで
最近は、動かせる左手だけで草刈りなど手伝ってくれます。
素晴らしい畑の風景に毎日癒やされ、
数日前に産まれた子ヤギたちの愛らしさにも癒やされ(今度ご紹介しますね)。
なんとかかんとか、梅雨も夏も、乗り切っていこう。
* * * お知らせ * * *
facebookを見てくださっている方はご存知かもしれませんが
6月3日(土)、ドキュメンタリー映画「杜人」の無料上映会を開催します!
【無料上映会inだいご】杜人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦
なんと一日二回上映。合間に夫たちの報告会も挟みます。
無料だけど予約優先なので、ぜひご予約の上、いらしてくださいね。
現時点で、夜の部はとっても余裕があってオススメです^^
* * * まかない日記 * * *
淹れた紅茶の写真は撮り忘れましたが、
次女9歳のお誕生日ケーキを記録しておきます。
お庭のいちごが少なかったので、割引いちごに助けを求めました。
お砂糖なし、乳製品なし、小麦粉なし。
甘さは作り置きの煮詰めたりんごと、新鮮ないちごで。
スポンジ部分は米粉パンケーキを薄焼きにして重ねています。
クリームは、大豆パウダーに煮詰めたりんごピュレ・油・水・塩・ココア。
コクを足したくて、少し白ねりごまかピーナッツペーストを入れたかも。
この材料なら冷蔵庫なし生活でも簡単にクリームを用意できるので、
いい発明をしたわ〜。ほくほく。
デコレーションにいつも悩みます。
なんかわからんけど、こんなんできました。
「わぁ!ツツジのお花みたいだね!!」と優しいコメントをしてくれました。
9歳おめでとう!楽しんでいこう!!