2018年11月13日

妊娠したかな?と思ったら -妊娠検査のマイルール-

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最近お会いした方には
少しずつご報告してきたのですが、

ただいま第四子を妊娠中です。


夏、妊娠したかな?と思ってから三ヶ月、
じーっと様子を見守っておりました。

そして秋、散々つわりで苦しんでるし、
生理が三ヶ月こないし、さてそろそろかね、
と腰を上げて、助産師さんのところへ。

そりゃもう立派な赤子が育っておりました!


・・・これがここ数年の、私の妊娠後のスケジュール。

「三ヶ月で受診」というのをマイルールにしています。
(※あくまでも個人的な判断です。自己責任でお願いします)

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妊娠8回、うち流産4回、出産3回。

このとおり、流産が多かったもので、
妊娠しても最初の三ヶ月くらいは母子手帳がもらえません。

病院の先生も慎重にならざるを得ないのか、
「うーん、もうちょっと待ってね」と言うことが多い。


でも、今の妊娠検査薬って
生理予定日の翌日くらいから判定可能だったりして
えっらい精度があがってますよね。

ということは、ごくごく初期から「陽性」と出てしまう。
まだどうなるかも定かではない初期から。

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で、勇んで産婦人科に行くも

「まだ早いから、胎嚢(たいのう)も見えませんねー
 二週間後にまた来てください」

なんて言われちゃう。


ドキドキ、ハラハラ、
二週間をやたら安静に慎重に過ごして
いざ2回目の診察では

「胎嚢(たいのう)は見えますねー
 でもまだ赤ちゃん(胎芽)が見えませんので
 また来週来てください」

となって、
赤ちゃん、どうか生きていてー!
と願いながらまたハラハラの一週間。

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3回目の診察でも

「まだ心臓が見えませんから〜
 心拍が確認できれば安心なんですけどねー
 また二週間後に来てください」

で、4回目に心拍が確認できても
先生の勘か何かで

「もうちょっと様子を見たいですねー
 念のため、また来週来てください」


・・・もう、えーっちゅうねん!!!

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この過程の中で、私の場合、
半分くらいは育ちきらずに
短い命を全うして還っていくことが、
充分にわかりました。

底なしの絶望と虚無の真っ只中で、
あのときのあの動作がいけなかったのか、
あの食べ物で子宮が収縮したんじゃないか、
なんて全力で後悔もしました。

心拍が一週間で消えたことも、
お腹の中で萎んで小さくなっていたことも、
妊娠三ヶ月での流産も、ありました。


初期から診察していて流産したら、
それが体内で心拍が止まったままだったりすると
自然に出てくることを待ったりはせず、

入院して麻酔して、手術で掻き出して、
廃棄物として処分されることも経験しました。

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 つらい。

 妊娠って、
 早くわかっても、つらい。

 安定期までは周りにも言えないから、
 つわりってことも、伝えられない。

 流産したら、余計につらい。

 誰にも言ってないから、
 悲しいって言えない。

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・・・でも。

子宮外妊娠なんかも心配だし、
やっぱり診察はしたほうが安心なのかな。


 じゃあ、妊娠三ヶ月になった頃に診察しよう。

 運を天に任せて、命それぞれの持ち時間に委ねて、
 せーの、ドン!で、三ヶ月目に見てみよう。

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そう思うようになってからは、
妊娠したかな?と思っても、
すぐには妊娠検査薬を使わなくなりました。

使うのは、生理が来なくなって二〜三ヶ月してから。
診察してもらう直前。

初診が三ヶ月だと、心拍どころか
脳も目も手足も確認できる時期なので、

診察のたびに先生に何か不安要素を聞かされて、
次回への不安を募らせる・・・というストレスが減りました。

※ただし、不正出血や腹痛を繰り返すときは、もちろん安全優先で調べます!

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そうそう、
こんなこともありました。


「そろそろ診察に行こうかな・・・」
と思っていたある晩、

ずっとつわりで気持ち悪かったはずなのに
ムラムラっと性欲めいたものが感じられ、

「え!?おかしいな?何かあったかな?」
と思ったら、

当時履いていた冷えとり靴下に
一夜にしてボッカリと大穴が空いて・・・。


「あ、この子は昨日で寿命を迎えたのかもしれない。」
直感で悟りました。

数日後、お風呂でどろっとまとまった出血があり、
その子が出ていったのを感じました。


自然な旅立ち。

病院で手術されたときの慟哭とは大違い、
静かな気持ちで、送ることができました。

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なんだかお別れのことばかり書いてしまいましたが・・・

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現在は、お腹の第四子が妊娠五ヶ月。

3月の半ばに産まれてくるようです。

本人の生命力を、天命を信じて、応援するのみです!

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7月後半から10月前半までの重いつわりが
やーっと、明けたー!! と思ったら、

すでに胃袋が大きな子宮に押し上げられて苦しく、
結局あんまり食べれない・・・(涙)


たまにドカ食いしたり、
ジャンクに走って撃沈したり。

自分の浮き沈みに泣き笑いしつつ、甘やかしつつ、
省エネモードで暮らしてまいります。


さて、暮らしも出産も、どうなることやら!?

以上、妊娠のご報告を兼ねて、
妊娠にまつわるマイルールのご紹介でした〜。

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関連記事:
お産にじっくり向き合う
 分娩予約のこと、おすすめの自然出産本など。
 私が2度目の出産(次女)を目前にした頃に書いた記事です。

お産について思うこと
 3度目の出産(長男)前に書いた記事。
 切迫早産のこと、お産の死生観についてなど。

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* * * お知らせ * * *

話す、聴く、座る、過ごす。
いつものそんな時間に、瞑想を味わう時間が加わると・・・?

ひきこもり当事者および悩みを抱える方のための
マインドフルネス体験会が前半に入っているそうです^^

11月21日 新月カフェVol.26(with マインドフルネス!)@つくば

私と子ども達は、
つくば自然育児の会の外遊びに行こうかなーと。

穏やかな天気になりますように〜



* * * まかない日記 * * *

夏に2歳になった息子は、
お料理のお手伝いを少しずつ覚えています。
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静かに混ぜる、ピーマンを洗う、なんかはもうバッチリ。

この日は10月だけど暑い日で、つわり中の私は
「冷やし中華なら食べられるかも」と思って
具だくさんのタレを作ったのでした〜。

子ども達は・・・
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つくばの一軒家の名残か、お外で食べるのが好きらしく、
アパートの駐車場でも!コンクリでも!新聞紙でも!

何だか楽しげに、お外ランチをしていましたよー。
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自分ちの駐車スペースを、洗濯物と子ども達で半々にして。
ちんまりと収まっております(笑)。
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私は、食べられないもののほうが少なくなってきたので
少しずつ体重を増やしていきたいです!

ではまた^^
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2017年01月19日

お空から、びゅーんって

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次女が私のお腹にやってきた夜のことは、
よく覚えている。


眠っていたら、私の枕元に
小さい子どもがたたたっと駆け寄ってきて
左上のあたりからしゃがんで私をのぞきこんだ。

と思った次の瞬間に、その影は
プールサイドから飛び込むみたいに
勢いよく、びゅん!と私のほうへ駆け込んだ。

 ぶつかる!

と、思わず目をぎゅっとつぶったら、
自分の中にしゅーんと入ってきた。


 ああ、もしかしたら、
 赤ちゃんが来たのかも。

そう考えたら安心して、また深い眠りに落ちた。


3人の子どもたちのうち、
こんな体験をしたのは次女のときだけ。

しかも、駆けてきた勢いが甥っ子にそっくりで
産むまでずっと、男の子だと信じて疑わなかったっけな。

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それから、現在。

2歳半になった次女が昨日、
起き抜けに布団の中で「お空のこと」を話し始めた。

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 お空の上からね、ゆいーちゃんが、
 おめめで、わわわあぁ〜〜〜!って、見てね〜。

 おたーちゃんのところに、びゅうーん!
 って、きたの〜。きたんだ〜♪

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眠りとの境界にいるとき、
こういうことを話すとは聞いていたけど
まさか自分の娘から聞けるなんて。

知り合いに、お腹の中にいたときの記憶を話す子がいたから
いつか子どもを産むようなことがあれば、
胎内記憶なんかを3歳までに聞き出そうと思っていたけど。

長女は残念ながら「ぜーんぜん!おぼえてない!」と答えたから
それっきり、すっかり忘れていた。

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それから、ちょっと脱線するけれど。

甥っ子(兄)は3歳のとき、
新幹線から沈む夕日を眺めてうとうとしかけたタイミングで
いきなり「前の話」をしたそうな。

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 おかあさんのところに来る前はな、
 おにいちゃんがおってん。

 てっぽうで、みんな、バンバンバン!ってやるねん。
 おとうさんもおかあさんも、
 家にきた人に、バンバンバン!って、殺されてん。

 あの沈んでくおひさまみたいにな、
 大きい川に、おかあさんの体が
 ゆっくり、ゆっくり、沈んでいってん。

 川はな、ずうっと向こうまで、
 みんな死んでてん。

 でも、おにいちゃんがおったから、平気やってん。
 てっぽうもってな、おにいちゃんと逃げて、戦ってん。

 今はな、おかあさんがおるから、うれしいねん。

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姉からすぐに連絡をもらって、
その内容を聞いた私は、涙が出た。

憶測でしかないけど、
内戦の激しいような場所にいた子が、
ゆっくりお母さんと生きるために、
姉のところに来たんやろうなとか、
だから甘えん坊で泣き虫なのかなとか。

前のその子と、今のその子を思って、泣いた。


でも、この話はこのとき1回きりで、
本人が大きくなってからは「ぜんぜん覚えてない!」という。

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さて。

ポエマー調スピリチュアル系は好きじゃないし、
綺麗事は書きたくないので、さっくり終わろう。


語る子も、語らない子も、
どこかからわざわざ来てくれたんだと思うと
大切に一緒に生きていかねば、と気持ちが改まる。

毎日ドタバタで、すぐ忘れちゃうんだけど。
来てくれて、ありがとう。



* * * お知らせ * * *

2月スタートなのに全然宣伝してなかった・・・!という、
のんびり告知のつくし農園。 畑で待ってまーす^^
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自然農のある暮らし、始めませんか?
2017年度プレーヤー&聴講生、募集開始!


こちらは親子で楽しめるお米と大豆作り。
作物が決まっていて、作業しやすいのでハードル低めです♪
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こぐま塾アグリコース 〜2017年度 味噌の部〜




* * * まかない日記 * * *

夫が無添加の竹輪を買って、「木の葉丼」を作ってくれました。
車麩も入っててジューシー、豪華!
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毎朝の霜にもめげずに、庭ではミツバが少しずつ成長してきました。
少しもらって、散らしてみたら、おいしい〜。

「え!ちくわに車麩に、卵まで!ぜいたくぅー!!」
と娘たちに喜ばれました^^ 作ってくれて、ありがとう。


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2016年10月28日

産後の余談 〜後腹(アトバラ)の苦しみ〜

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出産から、3ヶ月が経とうとしています。

あの産後のわちゃわちゃな日々からは、もうすっかり遠ざかり
毎日ずいぶん穏やかに暮らせるようになりました。

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今日は、すっかり埋もれていたお産シリーズの余談を
引っ張り出してアップします^^

本日は後腹(アトバラ)の苦しみ編です。

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(お産のあと、夜が明けて、次女はひとり朝ごはん)


出産はスムーズにいき、産後の処置も先生方がテキパキしてくださり、
何もかもいい感じで終わったー!と思ったのに、今回はここからがキツかった。

すっかり忘れていたけど、出産したあとは
子宮がどんどん元に戻ろうとして、強烈な痛みがあるのだった。

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(助産院の先生をうちわで応援)


◆アトバラの痛みを噛みしめる

子宮復古の痛み、すなわち後陣痛(後腹)。

今回、三人目のお産で初めて、
産後に痛みどめのお薬を飲まなかった。

痛みどめにはときどきアレルギーが出るから、
何となく身体が欲しがっていない気がして断ったのだ。


でもね。

三人目を産むまで全く知らなかったけど、
『 人数産めば産むほど痛い 』 のだそうで。

エッ!?
聞いてないよー(涙)!!

といくら心で叫んでも無駄で、
とにかくとにかく、陣痛と等しいレベル(!)の痛みと苦しみが

・産後3日くらいまで30分おき
・そこから産後5日までは1時間おき
・産後6〜7日になっても2〜3時間おき
・産後10日目くらいまでは1日4〜6回

ずーっと続いたのだった。

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(沐浴を羨ましがってたら、先生が頭を洗ってくれたよ!感激!)


こんなに痛いなんて!
せっかくお産終わったのに!!

油汗をたらしながら歯を食いしばり、痛みに翻弄された。


「10ヶ月かけて大きくなったお腹を
 ほんの数日で戻してるんだから、そりゃ痛いよね・・・」

夫が気の毒そうに言ってくれた。
うん、痛いよー。ほめてー。


◆お産の痛みはトータルで一緒

助っ人で来て下さった、もうひとつの助産院の先生が
「お産の痛みって、総量は一緒だと思うの」
って声をかけてくださって、ハイもうその通り・・・。


私は陣痛が短い分、すごーく痛いし、前駆陣痛が長いし、
産んだあとの後腹は長く続くしで、
あぁ、結局痛みからは逃げきれないんだなぁ、と思う。

もちろん欧米風に麻酔で無痛分娩、という方法もあるけれど
母性が少ない自覚のある私は、
せめて“お腹を痛めて産んだ”実感が欲しいから、
どんなに痛くっても、文句ブーブー言いながらでも、
やっぱりお産の痛みにギャーッってなるのがいいみたい。


陣痛の痛みも、産後の後腹の痛みも、
「きちんと痛い」ってことは、「動けない」ってことで、
「きちんと休む」につながるんだろうな。
そうしたら「きちんと戻る」のかも。

動物として、ね。

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(本物でお医者さんごっこ・・・)


◆野性的な顔にビックリ

ひたすら痛いし、赤ちゃんの世話もあるしで、
この期間はもう、モデル並みにゲッソリ痩せていた。

で、不思議なことにこの時期は
鏡で顔を見るたびに、ドキリとするほど野性的で
自分が自分じゃないみたいだった。

夫も「前回と産後の顔がぜんぜん違うね」と驚いていた。


空調の整った病院のベッドで、汗ひとつかくことなく
痛みどめのお陰で、後腹もそこそこの痛みで済んでいた前回。

顔がぶよっとむくんで、そんなに写真を撮りたくはない顔だった。

今回、痛みどめを飲まず、冷房も扇風機も使わない自宅で
痛みにウンウン唸り続け、暑さでダラッダラに汗をかいて・・・

産後2週間をそんなふうに過ごしてみたら、
無駄なものが一切削ぎ落されて、初めて見るくらい
すっきりした顔になっていたのだった。


普段、余計なものをいっぱい蓄えてるのかなー。
あの顔、あの野性味を忘れずに、また試行錯誤して暮らしていこう。

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お産の考察: お産にじっくり向き合う お産について思うこと
今回の出産顛末シリーズ: 出産顛末 〜助走〜 出産顛末 〜自宅出産のために準備したこと〜 出産顛末 〜お産前編〜 出産顛末 〜お産後編〜 出産顛末 〜産後〜 胎盤を食べる 〜レシピと感想〜 産後の余談 〜後腹(アトバラ)の苦しみ〜




* * * お知らせ * * *

早速のお申込み、お問合せ、ありがとうございます!
麦をまいて、パンになるまでを一緒に体験しませんか^^

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アグリコース 小麦の部 〜ひと粒の麦がパンになるまで〜 募集開始!




* * * まかない日記 * * *

まかなってないですが。
先月、ホームパーティーにお邪魔したときの写真。手巻き寿司!
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美味しかったなぁ〜。うちからは塩蒸しかぼちゃと、高野豆腐の煮物の2つを持っていったかな。

子供たちは遊んでてくれて、大人はゆっくりお話して。
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幸福なキスをたくさんいただいて目をぱちくりさせている息子(笑)

DさんNさんご夫妻、Mさん&Mさんご夫妻、
その節は急に参加させてくださり、ありがとうございました!!
ごちそうさまでしたー♪


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posted by miya at 05:28| Comment(2) | 妊娠・出産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする