2017年07月19日

形に残る何か

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職人に憧れる。

それは、夫の周囲に自営の方が多いこと、
それぞれにプロフェッショナルで輝いていることも影響しているけど、

寝て起きて、ひたすらにその専門の仕事を極め、
淡々と、延々と、その道を静かにひた走る、
そういったシンプルさに焦がれてのことでもある。


何の職人になりたいのかもはっきりしないけれど、
『黙々と作る人』になれたら、私の魂は、すこぶる嬉しい。

本当にやりたいことは、すでにやっている、のかもしれないし
まだまだ、ただの途中経過かもしれない。


ここ数年、ごくたまに、
夫が育てた自然農のライ麦で小さな飾りを作り、
細々と直売に出してきた。

ヒンメリ、というその飾りは
北欧の民の祈りが込められるという。

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(色のわずかなグラデーションで選別して作る『4色ガーランド』。)


日本でも少しは流行ったので、直売していても
「100均のストローで作れるし〜」
と言われたことも、多少はあった。


けれど。

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(「黄」は、光るべっこう色。)


直に、生きた素材であるライ麦の茎を選び、
汚れを拭き、水に浸し、内部の汚れを取り、
太さや色合いを確かめながら長さを決め、慎重にカットし、

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(「白」は、象牙のようなとろりとしたコクがある。)


同じく自然に還る素材であるタコ糸で
藁を傷つけないように丁寧に繋ぎ止め、縛り、
形を作り上げていく、

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(「赤」。ほお紅のような淡いものから、くっきりと朱の線が入ったものまで豊か。)


その工程のひとつひとつにおいて
自然への畏敬の念や感謝が指先から紡がれ、
まさしく何かが宿り、祈りが込められる。

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(「黒」は、まるでバーナーで焦がした木工家具のような風合い。)


得意の木工仕事で、
壊れにくい実用性の高い本棚や家具を作るのとは
また違ったジャンルに、ヒンメリというものがいる。


イベントで繰り返し買ってくださった方のお店に
2年以上かかって、やっと、訪れる勇気が出た。

全然飾ってなかったら、気まずいかなぁ。
と思いつつ、顔も忘れてくれていればいいやと、行ってみた。

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ヒンメリは、お店の風景として、すっかり馴染んでいた。
お腹の底から、じわ〜っとあったかい気持ちになった。

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こんなことは、はじめて。

昔パン屋さんに納品した本棚や、レストランに納品したは、
本当に自分の持ち技の少なさに(今でも)いたたまれなく、
使い勝手とか、デザインとか、もっと考えればよかった・・・
と、作品から目をそらしながら来店する状態。

でも、ヒンメリに関しては自分の心のままに作って
それを気に入った人が飾ってくださる、
そういうものだからか、心穏やかに眺めることができた。

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 何か、職人になれたらいいなぁ。
 やってみたいことはいっぱいあるんだ。

そう話すと、夫から

 形に残るものが好きなのかもね。

と言われた。


そうかもしれない。

私が生きている証拠を、ひとつひとつ積み重ねて、
足跡みたいに確かめながら生きるのが、安心するのかもしれない。


いつ何が起こるかわからない人生。

何度か事故に遭ったから、
いつでも悔いのないように。

やりたいことを、つまみ食いでもいいから、やっていこう。

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(畑仕事の子守りにといわきから駆けつけてくれた義父母と。SALON DES CENTさん、ありがとうございました!)




* * * お知らせ * * *

来週も、慢性的な症状を解消しようの勉強会、ありまーす。
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7.25(火)第21回 マインドボディヒーリング(心身治癒法)講座〜頭痛も腰もまとめて体質改善!


私の予定に合わせて開催してもらえないかな〜という方、ご連絡ください。
営利目的ではありませんので、お気軽にどうぞ!

最近は出張も始めました。みんなでラク〜になりましょう^^



* * * まかない日記 * * *

6月に千葉のSさん夫妻にごちそうになって以来、
よもぎをまるっと入れたスコーンにはまっています。

庭のよもぎをぷちぷちっとちぎって、ぽいぽい放り込んで作るスコーンは
半分くらい青じそを入れても美味しい。
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地粉と、自然農の小麦ふすま、ベーキングパウダー(アルミフリー)、塩を混ぜておき
米油やなたね油を混ぜ込み、水を足して混ぜ、野草やナッツを混ぜて焼くだけ。
190℃で20分くらいです。

甘さがほしいときはレーズンを入れますが、葉っぱを楽しみたいときはレーズンなしで。
3歳児から40歳児まで、好評です^^


さてはて。
家の中が片付かず、でも子どもたちが楽しそうだからついついそのままに・・・。
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職人への道のりは遠いなぁ。はっはっは・・・

posted by miya at 23:43| Comment(0) | ものづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月11日

収納スペースを増やす

雑草屋の木工受注、ゆるゆると承っております。
設計:嫁、力仕事:夫。

Roji菜園テーブルさんに納品したのは、収納棚2点。
8日の現地作業は、夫婦(と子ども達)一緒にお邪魔して
一気に取りかかりました。

1つ目はこちら。
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収納スペースを増やしたいとのことで
食器棚と吊り下げ棚を合体させた作りに。
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1枚目の写真でわかるように、上面はフラットにしました。
今回は塗装なしでオーダーをいただきましたので
木の香るまんまで設置しました。
(塗りたくなったら言ってくださいね!)
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奥に見えるのは調理スペースの収納。
こちらはガッシリ厚い材を使い、
物が落ちないように両サイドにも板をつけてあります。
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下段は調理の手を遮らない奥行き、
上段2つはたっぷり収納できる奥行き、と
具体的に寸法を打ち合わせてから製作でき、助かりました。

シンプルな作り・・・と思いきや、現地で一番大変でした。

アルミ板の向こう側が見えないので、固定するにあたっては
夫がだいたいの木材の位置を想定して取りつけていくのですが
随所に予想を裏切る構造が待っており・・・
二人で作業しに来て本当に良かったです。


3時間の現地作業の間、子どもたちは店内で待機。

長女(5歳)は持参した本(モモちゃんシリーズ)を読んだり、
あやとりをしたり、大人の仕事を見学したり。

次女(4ヶ月)は抱っこをせがんで泣いたり、
ころんと転がされているうちに眠りこんだり。
授乳も2回くらいしたっけ。

Rojiさんのご主人のほか、奥様や娘さんもいらして
1歳の娘さんが店内をのしのし歩く様子が可愛かったなー。

家族でお店を持つって、こんな感じなのかぁ〜、と。
勤め人の娘として育った私には、とても新鮮な光景でした。
(雑草屋も自営業ですが、畑と自宅ですから)


今回のお仕事も本当に楽しく、勉強になりました!
ありがとうございました!!

もっともっと精進したいなぁ。技もですが、環境(工具)も。

電動工具はドライバードリル、ジグソーしか持っておらず
本当は丸ノコ、ルーター、電熱ペンなどなど・・・
少しずつ集めていきたいな〜と思っています。

その一方で、ビスやクギに頼らない木工も練習したい。
次は自宅用にスツールを作る予定なので、またご報告しますね。


* * * まかない日記 * * *

籾すり・精米してあったうちのお米が尽きてしまい
籾すりの時間が取れる日まで、しばらくお米なしサバイバル。

昨夜はそうめんかぼちゃを麺に見たてて
実家で捕れる鰻の白焼きと、庭の三つ葉で焼きそば風。
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使った調味料は醤油だけ!
鰻から出る脂で旨みたっぷり、
そうめんかぼちゃの甘みのお陰でお砂糖いらず。いやっほぃ。


* * * お知らせ * * *

いよいよ枝豆の宅配がスタートしました〜♪ 販売ページはこちら

明日はつくば市内で枝豆・柿などを直売いたします。 詳細はこちら

10/19(日)「聴く、話す(対話・コミュニケーション)」のワークショップ、
参加者まだまだ募集中です。
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11/15(土)は「自然農(農、自然、暮らし)」をテーマに開催。

12/20(土)は「家族(親子・夫婦・一番近い他人)」がテーマです。

posted by miya at 17:09| Comment(0) | ものづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月21日

本棚を振り返る

3月、夫の友人でありつくいち仲間である
ベッカライ・ブロートツァイトさんから本棚製作のお話をいただき
さんざんお待たせして4月下旬、出産前になんとか納品。

作りながら「お店のイメージダウンになったらどうしよう」
「雰囲気を損ねてしまったらどうしよう」「あああぁぁ」
とずーっと苦しんでいました。

その苦しい恥ずかしい冷や汗ダラダラな気持ちを忘れないよう、
精進して、きちんと良いものを作れるように、写真をのせました。

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5月の出産後、退院の日に、気になって見に来たところです。

奥の壁際に置く前提だったのもあってシンプルな作りでしたが
窓際に置くなら、側面の作りに軽さがあっても良かったなぁ。
写真で見るとなおさら、改善したい点がわいてきます・・・

もっとこう、飾りとか、デザインとか、
幅が広がるような技術や道具を増やしたい。

色は、お店のご主人も使われるという柿渋を使って、4度塗り。
蜜蝋ワックスで仕上げました。
柿渋は日光に当たると深みを増すそうで、今後の変化が楽しみ。

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ブロートツァイトさんの素敵なところは、
地域の古本屋さんの本を並べたり、
雑草屋を含め様々な生産者のお野菜や加工品を並べたり
果ては我々に気軽に本棚を依頼してくださったりと
「せっかくだから、地域のものを」という思いがあるところです。

今日も雑草屋本舗の野菜を置かせてもらっております。
いつもありがとうございます。



なぜ久しぶりに木工シリーズの記事を書いたかというと
次の製作でハイになっているから。(センシティブともいう)

7月にご相談をいただいていた案件なのですが
ゆるやか進行で・・・お待たせしており申し訳ありません・・・。

やっと昨日、ホームセンターで木材を選び、カット。
長女の手をひき次女を抱っこして半日過ごしたら、
あれま、背中が全面筋肉痛です。くぅぅ。


筋トレも兼ねて、今週は身体を動かして参ります。
お彼岸で今夜からいわきなので
ダンディなお義父さんと犬の散歩でもしようかしらー


今日は自分で、製作工程の最終確認。
作りつけの収納スペースなので、現地調整ができるように
いわきから戻ったらすぐ組み立てられるように
リビングに材木や道具も揃えて、いってきます。
ラベル:木工
posted by miya at 13:22| Comment(0) | ものづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする