2015年08月05日

秋田の夏(3) 遺跡

この夏、秋田へは車で往復した。
帰り道では、途中で見かけた遺跡に立ち寄った。

(夫はひそかに、ここに寄ろうと決めて
 この道を通ったらしい。)

その遺跡は、払田柵跡(ほったのさくあと)。
平安時代の城柵遺跡だそう。
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復元された外柵南門をくぐる際、特に感心したのは
柵などの材木の仕上げ面に、きちんと中世の加工を再現してあるところ。
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これは恐らく、釿(ちょうな)という古代からの道具で作る、
名栗面(なぐりめん)という表面の仕上げ方。

木工マニア、田舎暮らしマニアとしては
こうした仕上げをした材にこんな場所でお目にかかれて感激。
何より、復元に関わった人々のポリシーを感じた。


広大な丘陵地をそのまま使ったという払田柵跡。
だだっ広い草原になっている史跡内で
強い風を全身で楽しむ長女。
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なんとまだまだ発掘は続いていて、
黙々と作業にかかる工務店の方々。
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外郭南門の柱跡は、発掘した柱も結構な割合で再現に使われていた。
この太さ!
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石段を登りきると政庁跡が複数立ち並び、
それ以外はほとんどが芝生の丘となっていた。

建物跡や復元された建物にひとつひとつ立ち寄り、
夫がわかりやすく長女に平安の頃を伝えていく。

全部回り終えると、あとは丘を下って戻るのみ。

「さー転がって!」と無茶ぶりする夫の声に
「ひえええぇ〜」と歓声をあげながら転がってゆく長女。
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よく鍛えたもんだね。
どんどん転がるよ。
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最後に大きい丘に出た!
さ〜転がれ〜ぃ!
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これって、「12歳までにしておくべき50のこと」の

 冒険家 Adventurer
 2. ものすごく大きい丘を転げ落ちる Roll down a really big hill

ってやつだね?なかなかの快感だねぇ。


大笑いしながらどんどん転がってくる娘。
舌噛まないようにねー。
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「俺さ、遊具いっぱいの公園とかほんと嫌だなーと思って。
 子ども連れてくんなら、なーんもない原っぱがいい。」

娘を見ながら、夫が呟く。

勢いづいた娘は、「車のとこまでずっと裸足でいく!」と張り切って
砂利道も「イテテテテ」と騒ぎながら小走りに駆け抜ける。
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あまりにも強い風に、くるくる舞い始めた。
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風に背中を押してもらって、「進む〜進む〜♪」
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 これが、芝生じゃなくて、定期的に刈ってはいるけど
 自然の雑草だらけっていう原っぱだったら、最高だね。

 中世ではこの地面は、何に覆われていたんだろうね。
 芝生じゃないことは確か。
 それも突き詰めて再現するような史跡、あるのかなぁ。
 でも、除草剤を使ってなくて良かったよね。

 遺跡、シンプルで素晴らしかったね。
 こういう所って、復元する人のポリシーが左右するよね。
 ここに来れて良かったね。

夫婦でそんな会話をしながら、史跡を出た。

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* * * お知らせ * * *

今年は一気に掘るぞー!でも暑いぞー!

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自然農ジャガイモ2015 通販・直販
いよいよスタート!


なお、直売で陽に当ててしまうよりは、
なるべく通販でお届けしたいな〜と考えております。

では、また!
posted by miya at 09:24| Comment(0) | ふるさと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月21日

秋田の夏(2) 海と蟹

秋田の道の駅には、
なぜかやたらと温泉が併設されている。

秋田ばばの家は海の近くで、道の駅も近くに複数。

この日は海で遊んでから温泉に入って帰ることになった。
レジャーが何かと集約している道の駅である。

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ざぶーん。ざぶーん。

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生まれて初めて海を見たとき、怖くてわんわん泣いたっけ。
波の音にさらわれそうで怖くなったのだ。

次女も、顔をくしゃくしゃにして夫にしがみついている。

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その向こうで秋田ばばとその娘たち(私の母とその妹)は
カニをほじくっている。今夜はカニの素揚げなのだ!

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母たちが子供の頃は、姉妹で海岸に来ては
カニをたくさん捕まえて、晩のおかずにしたそうな。


夫に次女を抱っこしてもらって、気がつけば・・・

ずいぶん入ってるね。

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少女のように清楚なおばに荷物をまかせ、

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狩猟系の母と私は目を爛々をとさせて海岸を漁る。

ずっとずっと遠く、
テトラのほうまで行ってカニと死闘を繰り広げた。


捕まえた大小のカニを手に戻ってきてみたら、
おむつ一丁の次女がべそをかいていた。

おむつで砂浜に置いてあげたら、砂まみれになって、
海で洗ってあげたら、泣いたんだそうな。

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してやったり、の夫の顔ったら!


砂浜を見下ろしながら温泉に入り、カニの傷を癒し、
秋田ばばの家に戻った。


カニが揚がっていた。

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小さいカニは食べやすいから、1〜2cmのも捕った。
大きいカニは欲が出て手を出したら、ハサミで逆襲された。

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生きたまま揚げられたカニの恨みを長女が表現。

食べると必ず誰かが「いでででで!はさまれたー!」と大騒ぎして
賑やかに夕餉を楽しんだのでした。



posted by miya at 21:31| Comment(0) | ふるさと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月19日

秋田の夏(1) 男手

夫は、私の祖母と仲が良い。
秋田に行けば、毎晩ずっとお酒を飲んで語っている。

足が悪く、女手しかない家にせっかく訪問しているのだからと
毎回、何かしらの男手仕事をやってもらう。

今回は桜の剪定。
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私たち姉妹も子供の頃は、毎年高知から秋田にやってきて
長い夏の滞在中、この木の下で遊んできた。

今や、隣家や後ろの畑に覆いかぶさるほど枝を広げて
最近の祖母の悩みの種だったらしい。

自分で桜の木に登ろうとしては、娘に止められてきたとのこと。
おばあちゃん、85歳。登らなくて良かったね。


秋田ばば(ひいばあちゃん)にくっついて、長女もやんややんや。
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「植木屋さんに頼むと5万円もすんだー」
「じゃー4万くらいいただこうかな♪ ぶっはっはっは」

大笑いで賑やかに作業している二人。
面白いなー。


先立たれたり、離婚したり、未婚だったりで
どの夫も不在だったこの一族。

三年前から、唯一の男手がうちの夫となっている。


「みやこちゃんいい人と結婚したなー」

でしょ。お役立ちでしょ。



東北出張のついでに里帰りした、うちの母。
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長女にとっては、高知で3歳まで一緒に暮らした
熱烈ぞっこんのばーば。ここぞとばかり、甘えまくり。

ちょっと離れた場所から、桜の剪定をご観覧。
孫たちはずっとばーばとくっついています。
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秋田に帰ると、誰も彼もがちょっと緩む。
そんな、秋田ばばのおうちです。

ラベル:じじばば
posted by miya at 07:08| Comment(0) | ふるさと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする