2015年11月05日

スズメ警察24時

母が産まれた秋田の家では、
田んぼと畑で食糧をほぼ自給していた。

核家族世帯だったし、祖父は国鉄に勤めていたから、
野良仕事は祖母の仕事で、娘たちがその手伝いに回った。

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「夏休みってば、どーっこにも出かけたこと、ねがったもんなぁ」

おばが笑う。


「朝、おにぎりと一斗缶持たされて
 日暮れまでずーっと田んぼに座って、二人でスズメの番。

 チュンチュンチュンって飛んできたら
 一斗缶を棒でガンガンガンガンガン〜って叩ぐのよ」


「夏休みの宿題で絵日記出たってばヨ、
 毎日田んぼ、田んぼ、田んぼ。それしかさねぇもの」


「夏休みってばもう、一斗缶と田んぼ、ナ」

姉妹で懐かしそうに笑う。


自分たちの食べるお米。
文句も浮かばない、当たり前だと話していた。



私たちの田んぼも、
スズメの襲撃が激しさを増している。

さー、スズメ警察の出番だ。
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ガンガン!ガンガンガン!
一輪車を棒で叩いて、スズメたちを追い散らす。
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農園のプレーヤーさんそれぞれが苦心して拵えた
鳥除けネットやキラキラテープの狭間で、ゆーらりゆらり。

夫の作った案山子も頑張ってくれている。
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田んぼのカカシだから「タカシ」。
風でくるくる揺れる、なかなか画期的な案山子だ。
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次女もなかなか強い意志で任務についている。
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スズメ警察、乳児部隊、しゅつどう!

見よ!このキリリとした顔!
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スズメの偵察を察知してはガンガンと音を立てる働き者だ。


鳥よけネットを外し、睨みをきかせながら稲刈りを進め、
干し場で順に稲架へかけていく。
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全面をネットで囲み、干した稲束を更にネットで包む。
命がけで突入してくるスズメたちとの真剣勝負。

夫によれば、2〜3年前まではこんなこと一切しなくてよかったそうだ。
今、つくばのスズメは、大開発の波に追いつめられている。


刈り終わったのは、香り米。
途中なのが、赤米の神丹穂と、ウルチの豊里。
まだ実りを待っているのは、緑米と、黒米。

夫も書いているとおり、ひたすらひたすら、稲刈り。
田んぼも、干し場も、スズメとの知恵比べが続く。


「秋田」関連記事:布おむつで出かけてみる 秋田の夏(1) 男手


* * * お知らせ * * *

・こぐま塾、10月集合日の様子をアップしました〜!
来月の脱穀が楽しみですね♪

めぐるキッチン、13日(金)開催です。
 お母さん達に参加してもらえたらな〜と平日にしてみました。
 つくば近郊の方、ぜひいらしてくださいね。


* * * まかない日記 * * *

子どものお気に入り、『塩パン』。
日によって「ねぎパン」か「にんじんパン」になります。
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ふすま、地粉を同量混ぜて、細かく刻んだ人参の葉っぱか
小口切りの青ねぎをどっさり混ぜます。

イーストかベーキングパウダー(アルミフリー)を加え、塩を少量。
にんじんパンの時は白ごまを入れたり、
ねぎパンの時は鰹節粉とみじん切りの茄子を入れたりします。

水か、麺類の茹で汁を入れてポテッとなるまで混ぜたら
スプーン2つで丸く落とし広げ、フライパンやオーブンで焼くだけ。

なかなか味わい深く、焼きたて最高!
冷めるともっさりしますけど(笑)、畑のお供に活躍しています。

posted by miya at 15:49| Comment(0) | 自然農 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月30日

マイペース

月曜・火曜と、農作業体験のLONOF(ロノフ)に
申し込んでくださった方が来てくれて
稲刈りに、枝豆や菊芋の収穫にと、手伝っていただいた。

その傍らで、自由な次女が冒険を繰り広げる。
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泥にめっちょり。もう、いろいろ諦めがつくわ〜
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先週から始まった、稲刈り。
旧暦のとおりに田植えをすると、稲刈りは今頃になる。
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スズメが一番好む、香り米をまず収穫。

つくば市はとにかく山林や原っぱが宅地に変わっていくので
年々、田んぼを狙うスズメの勢いが加速している。
それだけ餌場も棲みかも、逼迫しているのだと思う。


長女が鎌でしっかりと稲刈りをしたのは、
この6歳の秋が初じゃなかろうか。

4歳、5歳と、無理強いしなくて良かった。
待てばやるもんだね。成長したね。


そして、次女の大胆さには舌を巻く。 おーい。
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泥人形みたいになった次女を引っ張り出して
午前の間食、かぼちゃごはん。
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畑では、水曜のイベント出店のために枝豆を収穫。
今年は実りがあまりよくないらしく、販売はちょっとだけ。
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ついつい後回しになっていた麦を、
種おろしのために長女とLONOFerさんに外してもらう。
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今年も販売が始まった菊芋
この日、シーズン初の掘り出し。ピュアな白さがまぶしい。
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昨年は直売や通販にかなり時間を割いて過ごしたんだけど、
今年は頑張らず、注文があったら掘ろうか、という感じ。

売らずに全部食べちゃってもいい、と思っていれば
直売も通販も、気楽になれる。

だんだん、無理しないようになってきた。
苦しいことは続かないからね。


* * * お知らせ * * *

・明日はつくし農園の稲刈り集合日です!
 いきなりランチ会の案内が回ってビビリましたが。

 さ〜、何持っていこうかな〜♪


・明後日の日曜日はつくいちです!
 ぼちぼち、マイペースに、出店しまーす。

 たれかそさんのパンは、9時前から並ぶといいですよ〜!


* * * まかない日記 * * *

通いで参加されたLONOFerさんに、雑草屋弁当。
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・車麩の落とし卵(切干大根とひじきの煮物の煮汁で)
・かぼちゃのハーブパン粉焼き(前日のかぼちゃの煮物をアレンジ)
・柿とさつまいもの塩レモンあえ
・枝豆

お弁当も、2日連続で同じ人に出すとなると
ちょっと頭を使います〜。考えるのも楽しかった!

楽しく食べて、色んなお話をして、いい2日間でした。
Nさん、ありがとうございました!
posted by miya at 14:57| Comment(0) | 自然農 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月25日

きゅうりの種取り

去年、初めてきゅうりの自家採種をした。
1本だけ残して、完熟を待っていざ割ってみたら
ほんの少ししか種がなくって、ショックだったなぁ。

その僅かな種を蒔いて、育ったきゅうりから
今年もまた、種取りをした。
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今度は受粉ムラを想定して5本残しておいたので
ずいぶんいい種をたくさん取ることができたと思う。
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悲鳴をあげる白菜の苗たちの定植ラストスパート、
ぱちぱちと順にはじけ始める小豆の収穫スタート、
大根の間引きに玉ねぎの苗床の草管理などなど、

やることが多かったこの日は、
長女が丹念に種取りをしてくれてずいぶん助かった。


畑できゅうりを切って、中の種だけ取り出し、持ち帰る。
あとはそのまま自然に土に還す、つもりだったのだけど・・・
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完熟したきゅうりは、甘くて、みずみずしくて、いい匂い。
青臭さがなく、ウリそのもの。冬瓜より手軽な雰囲気だ。
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「傷んでるところだけ畑に戻して、あとはお料理して食べようか!」
と、種・果肉いずれもお持ち帰りすることにした。
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きゅうりの本来の大きさ、完熟の色。
いつもは未熟果を食べているんだなぁと、つくづく思った。


持ち帰った種は、たっぷりの水で洗いながら
浮いたものを水流にのせて捨てていき、
沈んだものだけをよくよく乾かしているところ。

いい種がたくさん採れそう。


* * * お知らせ * * *

農家さんより、出荷できないから土に埋める(!)というカボチャを
たくさんいただいてきましたよ〜。

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捨てられる食べ物に向き合う「めぐるキッチン」、
11月13日(金)開催です。


お気軽にご参加くださいね。

また、お店や農家の方々、何か廃棄予定のものがありましたら
雑草屋の嫁まで、もしくはつくサス事務局までお声掛けください。


* * * まかない日記 * * *

真っ黄色に完熟したきゅうりは
おいしいタイカレーになりました。
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カレーが大好きなもので・・・^^
そのうち、材料と作り方を記事でご紹介します。

じゅわっとジューシーで、美味しかったなぁ〜
ごちそうさまでした!
posted by miya at 21:01| Comment(0) | 自然農 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする