2014年07月29日

水分補給への疑問

暑さが本格化してきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はじっとりと暑さを楽しんでおります。
ここ数日、夏の水分補給について考えてきたので書いてみます。


東洋医学や自然療法の本を見れば
「水やお茶をやたらに飲まないこと」
「水分は少なく、よく動くこと」
「食事中の水分は味噌汁でよい」
などの表現が多く、まめな水分補給は呼び掛けていません。

「水毒」という言葉があるように、体内に余分な水分がたまって
排出されないことは、身体に様々な悪影響があるようです。


我が家では夫婦それぞれが半断食を経験して
日中に水分を少なめにとり、よく動くことで
どんなに身体が引き締まり、軽く長く動けるかを実感しました。

また、私や娘の胃腸が弱いことから色々調べた結果
水分の取り過ぎは、胃酸を薄めてしまい
胃腸の負担を増やすことも学びました。

4歳の長女が1日に摂る水分は、三食のお味噌汁を中心に
食後に子ども用コップに深さ1cmのお茶。それだけです。
家にいる限り、食事以外の時間に飲むことはほぼゼロ。
畑に行く時のみ、小さい水筒を持っていきます。

夫も半断食を経て、摂る水分を減らしてから
かく汗の量や質が変わってきたと言います。

我が家は風の抜けるタイプの雨戸で、
南側の雨戸を全部閉めれば、さほど暑くはなりません。
エアコンや扇風機を使わないで過ごしているので
家族みんなが、暑さへの耐性があるのも確かです。

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このところの暑さを通して、
また小学生たちとの3日間のサマーキャンプを通して
「夏の水分補給について」ずいぶん考えました。

「脱水症状は危険」「熱中症予防のために水分補給を!」
よく聞く言葉です。サマーキャンプに備えて、
私も熱中症について改めて勉強しました。

とはいえ、子ども達は水やお茶を飲み過ぎるのです。
小学校には水筒を持って登下校するためか
何かあるごとにガブガブ、ゴクゴクと飲む姿が見られました。
そしてすごい量の汗をかきます。


明らかに体調を崩したのは、うちの長女でした。


お兄ちゃんたちと一緒にグビグビとお茶を飲んで過ごして
迎えたサマーキャンプ3日目。畑まで歩いて向かったときのこと。

お日様サンサンと照らす中を、わずか数分歩いただけで
長女は「頭が痛い」と言い出し、顔は真っ赤に膨張していたそうです。
それ以上歩き続けるのは困難と判断し、夫が連れ帰ってきました。

いつも、畑まで歩いたり走ったりで往復している長女が
どうして熱中症の症状を出したのか?

答えは明白、「水分の摂り過ぎ」でした。


「脱水症状は危険」「だから水分をとりましょう」
は、決してイコールでつながってはいないと思うのです。

脱水症状の仕組みを調べれば、
体内の水分と電解質が不足したときに起こる、とのこと。

たくさん水分をとり、たくさん汗をかくのは
胃酸を薄めて消化吸収力を低下させつつ
電解質を体外へ流出させていることだと思うのです。

汗は体温調節のために必要と思われがちですが
電解質も流れ出してしまうため、
必要以上に汗をかくのは身体にとって負担となります。

その水分がスポーツ飲料や経口補水液であっても
必要な量を超えて摂取すれば、身体が疲弊するはずなのです。
消化器官への負担や、体液の量が増え濃度が薄まることなど。


夏の水分補給すべてを疑問視しているわけではありません。
ただ「水分補給は大切だ」「熱中症が怖いから」を合言葉に、
やみくもにガブガブ飲まないほうがよいと思うのです。

喉が渇いたときには、熱いお茶を飲む。
冷たい飲み物はひと口ふた口だけ、口に含んで噛むように飲む。
お味噌汁でしっかりミネラルと水分を満たす。
夏野菜を丁寧にいただいて身体を冷やす。
そして、質のよい汗を、必要な量だけかく。

そんな試みを、ご家庭でいかがでしょうか。


夏の暑さ対策について、我が家の試みは他にもありますので
また記事にできればと思います。


★追記★ あたらしい熱中症対策 にまとめました!!


(参考)
自然療法カテゴリの記事(手当て法、常備薬など)
東洋医学カテゴリの記事(半断食について)


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posted by miya at 05:57| Comment(0) | 東洋医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月29日

半断食について

周囲の方と「半断食」の話をする機会が続いたので
久しぶりに、私が9月に試みた半断食について振り返ってみます。

なお、半断食の目的はダイエットというより、心身のリセット。
もちろん身体も軽くなるでしょう。

夫はこの3月、花粉症対策で5日ほど取り組んでいました。
最近マスクやゴーグルをしていないので、
どうも症状が軽くなったようです。


今日は、過去の半断食日誌を振り返りながら
補足の情報を書いてゆこうと思います。 ではスタート!

半断食の概要はこちら (記事後半にあります)

<ごま塩の作り方>
黒ごま(無農薬・国産)はザルに入れ、よく洗って砂やごみを取り、水気を切っておく。

フライパンに自然塩を入れ、少々色がつく程度によく炒る。
すり鉢に炒り塩を入れて細かくなるまでよくする。

フライパンに黒ごまを入れて弱火でよく炒る。パチパチはねてきたら止め、塩の入ったすり鉢に入れて丁寧にすり、ごまと塩をなじませる。ブラシなどですり鉢の目につまったごま塩もきれいに取り、容器に移す。

黒ごま:塩 の比率は体質によるそうで、
 陽性で太っている → 9:1
 陽性でしまっている → 8:2
 陰性 → 7:3
とのことでしたが、我が家ではそこまで厳密に量らず
 ごま 大さじ大盛り4 : 塩 大さじすりきり1
で作っていました。

ごまも、こだわったものを買う前に
家にある普通の黒ごまを使っていました。
あんまり神経質になると続かないので・・・。

<お茶について>
本当は飲み物は「番茶(ほうじ茶)」、
しかもできることなら「三年番茶」がよいとされていますが
案外お高いので、気軽に取り組むなら普通のほうじ茶でしょうか。

お茶って農薬・化学肥料たっぷりだったりするので
探す余裕があれば、自然食品店などで
有機栽培のほうじ茶を買うくらいが落とし所かもしれません。

しかし当時はそんな知恵も回らず、
私はお茶を買い求めずに
自家製びわの葉茶で代用して実践したのでした。

半断食日誌 1日目
200回噛むことが最初は大変でした。
一緒に暮らす家族がいると、そのおかずが食べたくなって・・・。
誘惑に負けてしっぺ返しをくらったものでした。

半断食日誌 2日目
心頭滅却。家族のおかずに意識を向けず。
食後、胃の軽やかさが心地よかったです。

半断食日誌 3日目
不規則な生活は敵なのだと感じた日でした。
食事だけ整えてもだめなのですね。
しっかり動いてしっかり眠るのが大切なようです。

半断食日誌 4日目
だんだん寂しくなって、家族と同じお味噌汁を
少しだけ取り入れた献立にしちゃった頃。

今思えば、再び目線を家族の食卓に向けてしまったのが
長く続けられなかった要因かもしれません。

半断食日誌 5日目
家族の美味しそうなメニューを前に陥落!
最短の5日で終了した、記録的なお恥ずかしい記事です。

半断食を振り返って
メリット、デメリット、コツを自分なりに整理しました。
この記事に以下のことを追加したいと思います。

<続けるコツ>
・BlogやFacebookなどで日々の進捗を公開する(自戒のため)
・体重や体脂肪率などを初日から記録してゆく(不安防止に)

<終了後のポイント>
・急激に普通の食事に戻さず、
 同じ期間をかけて徐々に粗食に着地させていく


私の稚拙な記事だけではとても参考になりにくいので
気になる方は、ぜひ「くらしに活かす東洋医学入門」などの書籍をご参考になさってください。

そして、短期間での結果を決して急がない方は、半断食ではなく、一ヶ月以上かけて「玄米正食」を続けるほうが習慣化して良いようです。

「玄米正食」とは、玄米を中心とした未精白の穀物と、野菜、海藻などのいわゆる穀菜食でからだをつくりあげていくこと。気候風土に合った、季節に生じたものを食する“真土不二”、野菜の皮や根を捨てずに丸ごといただく“一物全体”などが基本となります。


なお、我が家はストイックにこうした暮らしを続けるのではなく
面白く、試みとして、気の向くままに取り入れて、
時に質素に、時にジャンクに、楽しんで暮らしています。あしからず。


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さて!
今日から数日間、自然農の勉強に行ってきます。では〜
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posted by miya at 07:01| Comment(0) | 東洋医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月08日

半断食を振り返って


目指せ10日!の半断食は、
予定の半分の5日で終了してしまいましたが
不満足な結果ではありませんでしたので
ここに振り返りをしたいと思います。

まず、開始当初に列挙した私の不調について
結果を確認してゆきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・腹部・手足にかゆみのある湿疹(3日前より)

 →治りました。ただ同期間、びわの葉風呂も実践したので
  半断食と相乗効果があったのかもしれません。
  いずれびわの葉風呂についても綴りたいと思います。

・疲れやすさ、食欲不振(1ヶ月ほど)

 →疲れやすさは、半断食の前半では減っていましたが
  後半になると「何となく眠い」ような気がしました。
  5日目、めったに乗らない体重計を出してみると
  体重がとても軽くなっていて、
  ちょっと心配になったことも怒涛の終了に関係あるかも。  
  食欲不振は、胃腸が荒れかけていたのが
  シンプルな食事でやっと整えられ、回復したようです。

・顔の赤いブツブツ・カサカサ(1年前より)

 →半断食の間に、ブツブツは見事に減ってゆきました。
  ただ、昨日から普通の食事を再開したため復活。
  油ものを食べると顕著に出ることがわかりました。
  カサカサはあまり変わりありません。  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これらを踏まえて、
半断食のメリットやデメリット、コツなどをまとめます。


●半断食のメリット
・体の中(腸内)が一掃できる
・よく噛む習慣が身に付く
・肌がきれいになる
・食生活の見直しができる

●半断食のデメリット
・家族(特に子供)と一緒に、同じ食事ができない
・つきあいでの食事が障壁となる
・体調や体質によっては体重が減りすぎる

●半断食を成功させるには
・家族の協力を得る
  私の場合、壁に半断食のポイントを書いて貼ったので
  夫や娘がそれを意識してくれ、協力的でした。
・食事内容に多少の変動があっても良しとする
  私は5日目に終了宣言をしてしまいましたが
  日々、半断食メニューをどこかに取り入れ続ければ
  しばらく胃腸に負担が少ないのでは、と思います。
・我慢している意識をなくす
  ずっと我慢しているモードですと、
  どこかで我慢の限界がきてしまいます。
  高い化粧品の代わりに・・・皮膚科に行くよりは・・・
  そんな考えで半断食を選択した自覚があると
  もっと落ち着いて半断食を楽しめたのでは?
  と反省しています。  

ラベル:半断食 食養
posted by miya at 15:14| Comment(0) | 東洋医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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