2016年07月20日

びょうきやま 〜嘔吐は3日続く〜

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よく噛まない大食漢が災いしてか、6歳の長女は
年に1度は嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)をもらいます。

ただし下痢は全くせず、嘔吐のみ。
胃袋でひたすらブロックしているんでしょうか・・・

これまで様々な手当てをしながら記事を書いてきましたが、
どうもうちの長女は、何をやったって
「3日は吐き続ける」らしい、と最近気づきました。

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6月、久しぶりに長女が嘔吐下痢をもらって発症。

ごはんをひと口食べて
「もういらない、梅肉エキスなめて寝る」と自己申告があり、
つらそうに布団に戻っていきました。


長女も慣れたもので、3歳頃から
枕元に洗面器やティッシュを揃えておくと
自分で「うわぁぁぁん」と泣きながら洗面器に吐きます。

ティッシュで口周りをぬぐったあとは洗面所でうがい。
大人は洗面器の処理・殺菌と洗面所の殺菌をして、
再び枕元に嘔吐対策セットを並べるだけ。
ずいぶん手のかからない患者さんです。

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(テラスでの雨だれ遊び、3年前から変わらないね)



で、前回の教訓(低血糖)を思い出して
何時間か休ませたら、低血糖を起こさないように
黒飴をなめさせました。


ところが。


飴をなめて1〜2時間もすると、泣きながら吐くのです。

何も受け付けないので水分もあげてないのに、
飴をなめた分だけ、吐く。


熱も出ていて、胃腸は炎症が起きていて・・・という状態なので
できれば自然療法的なお手当てをいろいろしてあげたいのだけど、

 ・こんにゃく湿布 (おへそ周りをあたためる)
 ・キャベツ湿布orツワブキ (頭の熱を緩やかに取る)
 ・里芋湿布 (胃の入口や出口付近の炎症を鎮める)
 ・玄米スープ (吐いた時に滋養をつける)

いずれも「においが気持ち悪いのっ」と拒否!!

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(雨の日にヤギの餌やりを楽しむべく、みんなでカッパ作戦)


ちょうどこの時期に開催された
つくば自然育児の会のお手当て講習会で、講師の方に相談したところ

「お手当てを嫌がるときはしなくていいよ〜
 できるとき、受け入れてくれるときにやってあげたら充分!」

と言っていただいたこともあって、
これまでほど手当てに固執する気持ちもなく、

あら〜そうですか〜、じゃあそのまま寝てな〜〜
と言って静かに寝かせておくことができました。(私も成長!)

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(お釈迦様の絵本で覚えた「天上天下唯我独尊」のポーズ)


でも、もともとが食欲旺盛な長女。
みんなが食事をしているのに自分だけ空腹なのが耐えられず
どうしても飴がなめたいと言います。

結局、1日あたり1回ずつ飴をあげては吐き、
3日目にもまだ吐き戻してしまうので、
パソコンで色々調べてみました。

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(市役所前で銅像になりきる長女・・・)


長女の場合、1日2〜3回の嘔吐。
この吐き方だと“上手に吐いている”から消耗が少ないらしい。

で、体力の消耗が少ないということは
嘔吐が治まる4日目からの回復がよい、ということ。


ずいぶんほっそりした長女を見て焦る気持ちもあったけど、
子どもの嘔吐について散々調べた結果、

「お手当てもことごとく拒否するけれど、ま、いっか〜。

 4日目からゆっくり治すつもりで、気長に待ってみよう。
 幸いうちの子の吐き方は消耗が少ないようだから・・・」

と思えるようになりました。

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飴の件を振り返っても、3日間はどうせ吐くのだから
静かに過ごしていればよかっただけなのかもしれません。
(現に、低血糖の記事を書いた時は、飴をあげたのが3日目の夜でした)


さて、そして迎えた4日目。

見込み通り、吐き気がおさまって
飴を吐かなくなり、1日かけて流動食へと移行。パチパチ!

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(外出は4〜5日経ってからね、と言ったら描いた「びょうきやま」。)


正直、4日目になったら玄米スープとか重湯とか
お米系の治病食をまずあげたいんですが、

長女の脳内では
「おかゆ=病気になったときの罰ゲーム的なもの」らしく
どうしても飴がいいと言うのです・・・(笑)


3日間の断食状態でへろへろの長女を見ただけでは
低血糖を起こしているのかどうか、判断がつかず、
まぁ仕方ないね〜と、黒飴を1粒あげたのでした。

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子育てしていると、繰り返し訪れるウイルス性胃腸炎。

少しずつ経験を重ねながら、
我が子なりのパターンを学ばせてもらっています。

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* * * お知らせ * * *

日々、微弱〜な前駆陣痛(生理痛程度?)の波と
子宮口(4〜5cm開いてる)から今にも出そうな我が子の頭グリグリで
起きたり臥せたり、用事したりバタンキューしたりして過ごしています。

予定日は一週間後の27日。
今日は満月ですが、出産に関係するでしょうか。さてはて。


今週末の予定をアップしました!
いつ産まれるかハラハラですが、ご確認ください〜〜

・つくし農園
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共同作業日【大暑】のお知らせ


・こぐま塾
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7月23日(土)集合日のご案内(草刈り&プール)




* * * まかない日記 * * *

7月上旬、すっかり子どもたちと仲良しのTちゃんが
再びLONOFerとしてお泊りしてくれました。
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新玉ねぎごはん、生姜のハチミツ甘酢漬け、ゴーヤサラダ、じゃがいものサブジ。妊娠後期は、無性にじゃがいも料理が食べたくなり、しょっちゅうじゃがいもが登場しています。

お庭のルッコラをのっけると、もっさりじゃがいもがモリモリいけちゃう。
お花が咲いた6月以降も、おいしく堪能しましたよ、ルッコラ。
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Tちゃんありがとう!!懲りずにまた来てね〜〜^^


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2016年04月22日

満月の今日、半断食を開始

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実は、3月末から4月上旬まで、2週間ほど
ひっそりと半断食を行っていました。

今回は甲田医院の本を参考に。 ※末尾でご紹介しています

この時期のメンタルは
なかなかに落ち着いていて、良かったなぁ〜〜。


何せ、半断食では、

【間食・夜食を一切やめる】

というルールなので、発作的に甘いものをつまんでしまって
感情的になったりイライラしたり、がグッと減りました。

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また、貧血気味のところに食事をしてしまうと
ただでさえ少ない血が胃に集中してしまって、
食後はボンヤリ休憩が必須だったのですが

【朝食を食べない(夕食から18時間は空腹状態にする)】
【昼食の量は従来の8割以下に】

が原則ですから、
自然と胃腸の負担が減って食後も身体が軽かったし、

動ける時間が増えると家事の滞りが少なくなって
結果、ストレス要因が減るため、いいことずくめだったわけです。

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こんなにいいことばかりだった半断食を
どうして2週間でやめてしまったかというと、

ある朝、子どもたちに作った朝食がおいしそうだったから・・・。

「こ〜んなホカホカのを今食べんでどーする!」
と自分に言い訳をして、ついつい半断食を終了してしまいました。

なんて食い意地。。。


しかし、満月の今日から、再び半断食を始めます。

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実は・・・

昨日は日中ずーっとホームスクーラー同士で外遊び、
夕方は夫婦でメガネを新調すべく、
つくば生活3年目にして初のイーアス(ショッピングモール?)。

山育ちだからか、商業施設が心底苦手な私は
予想通り、音と光と商業エネルギーの渦にすっかり疲弊してしまい・・・

カラッカラ、しわっしわのミイラ状態で帰路につくことに。

もう晩ごはん作るどころじゃなく、
近所の学生御用達のお店で済ませてみたら
久しぶりにドカーンと化学調味料の津波にやられまして。

夫婦で激しく、激しく後悔。
やたらと吸収力が高い満月の前日に、やってしまったー。


そんな自責の念もあって、せめて次の新月までの半月間くらいは
身体のクリーニングをしたいな〜と思っているのです。

半月と言わず、ずーっと続けられたら理想ですが。

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今なお毒出しが続く投薬治療の残滓、解決したい長年の持病、
最近発症したばかりの病気など、ネタ満載なので、
これから少しずつご紹介できればと思います。

それでは〜^^





* * * お知らせ * * *

たまには行事も楽しいもんです。
ホームスクールをしているみなさん、良かったらご一緒に!

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ホームスクーラーの季節行事【4月の遠足〜春の宝篋山〜】




* * * まかない日記 * * *

春の野草は、市販の野菜よりずっと生命力のある味。
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お庭のハコベやカラスノエンドウを細かく刻んで
薄〜い味噌味の雑炊を作りました。

レンジなし生活のため、一度炊いたごはんを温め直すのには
蒸し器を使ったり、雑炊にしたりが多いのです)

胃腸が疲れているから、今日は野草粥にしよう。
身も心も、清々しくありたいものです。
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2015年01月04日

風邪に負けない

冬ですね。風邪の季節ですね。
実際は季節を問わず、人は一生のうちに100種類くらいの風邪をひくのだとか。ほんまかなぁ。数えとけばよかった。

じじばばに「子どもに風邪をひかせるな」と言われようとも
風邪をひきながら免疫をつけて抵抗力をつけて
大きく育っていくわけですから
過剰に除菌・抗菌・殺菌などしている場合ではない、ようです。


長女を5年間観察してきて思います。

親が頑張るべきポイントは
「風邪をひかせない」ことではなく
「風邪をひいても平気な身体にする」ことなのだろうと。


長女は高知で、とてもいい小児科にかかっていました。

そこは漢方薬を中心に処方してくれる先生で、
むやみな予防接種は必要ない、哺乳類は自分の母乳で子育てできる、
と様々な勉強会を無料で開いており、
母乳指導のために本まで出しているような方でした。

で、母親初心者マークの頃にこの先生に教わったのが

「抗生物質は腸内細菌を殺してしまう。
 子どもの抵抗力を根こそぎ奪う薬だから
 細菌性と判明した病気以外では飲ませちゃいかん。」

「風邪はだいたいがウイルス性。
 日本の医者は抗生物質を乱発するから
 風邪ひいたくらいで病院に来てちゃいかん。」

など、≪抗生物質に気をつけよう≫という知識でした。

更には

「熱が出たくらいですぐ病院に来んでええ。
 熱も咳も鼻水も、必要があって出てる。
 それを止める薬を安易に出す医者にはかかるな」

「熱が心配なら辛さが最高潮のときに来なさい。
 熱にも仕事があるし、熱の途中で病院に連れてきて
 わざわざ他の病気もらう必要ないから」

とも。

子どもが風邪をひいたら、病院で薬を色々もらって
「おくすり全部飲んで治そうね!」というイメージを持っていた私は
頭をガツーンと殴られたくらい衝撃的な言葉でした。


1〜2歳の頃、この病院がお休みの日に高熱を出して
仕方なく、つい、当時の保育園の近くにあった小児科に行きました。
(あぁ、高熱だからって病院に行く必要はなかったのです・・・)

そこの先生は笑顔でこう言いました。

「とりあえず抗生剤出しておきますから、4日間飲んでください。」

あれ?

「先生、この症状は細菌性なんですか?
 検査してないのにどうしてわかるんですか?」

「とりあえず抗生剤を飲んで様子を見て、
 効かなかったらウイルス性だってわかるでしょう。

 抗生物質はリトマス試験紙のようなものです。
 細菌性だったら効くし、効かなかったらウイルスだと。
 痛い検査をするのはお子さんが可哀想ですからね」

子どもの健全な腸内細菌をやっつけてしまって
抵抗力を落とすことは可哀想じゃないのですかぁー
と思えど、言えず。


つくばに越してきて、娘が熱を出したとき
近所のお医者さんにかかった際にも、
やはりすぐに抗生剤が処方されました。

「できれば漢方でゆっくり体調を整えたいのですが・・・」

と言うと、
先生はまなじりをぎゅっと吊り上げて

「処方する薬に口を出すなら他の病院に行ってください!」

と怒ってしまいました。
確か処方箋だけもらって、薬局に行かずに帰宅した気がします。


さて、ともあれ、そうやって長女の腸内細菌は
ずいぶん健やかに、よいバランスで育ちました。
例え夜中に発熱しても朝にはケロリ、
それも2年に1度くらいしか熱を出さない頑健な子になりました。

めでたし、めでたし。
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・・・と順を追って書くと、最もらしい知識を得たようですが
種を明かせば

「なんで長女の息はいつまでも赤ちゃんの息の匂いなんだろう」

とずっと不思議だったからなのです。
5歳になっても、息は、母乳を飲んでいた頃とおんなじ匂い。

夫に
「母乳の匂いじゃなくて、
 常在菌のバランスがとれてる匂いなんじゃない?」
と言われて、色んな本を読み返し、
上述の薬の話に思い至ったというわけです。

チャンチャン。


関連記事:
自然療法カテゴリの記事(風邪の手当て法、常備薬など)
東洋医学カテゴリの記事(水分補給の疑問、半断食について)



* * * お知らせ * * *

おせちの黒豆があんまり美味しかったので
やっぱり多くの方に味わっていただきたいなぁーと。

お豆本来の濃厚なコクと甘みをお楽しみください。
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ぎゅっと濃厚で甘い、自然農のお豆さん。販売開始です!



これから3日ほど、夫の実家に里帰りしてきます。
いつも孫のようにくつろいでしまうのですが、果たして今回は?

ではまた♪
posted by miya at 11:22| Comment(0) | 東洋医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする