里山再生だ、収穫だ、とやっているうちに
おむつ外しシリーズの更新が半月も遅れまして…。
おむつ外しを決意して半月で、昼間のおむつが取れました。
2歳になっていたらそれくらいスムーズなのだな〜と驚いています。
あと、4人目ということで親の開き直りもかなり影響しているような。
実践中はハラハラするのに、通り過ぎればあっという間。
せっかくメモしておいたので、前回の続きとして
「おむつ外しのコツ・ポイント」をアップします。
写真は10月前半の風景&末っ子の様子を織り交ぜて。
振り返ると、まだ夏の名残が感じられます。
◆おむつ外しのポイント◆ まずはざっくり、箇条書きで〜
・静かに暮らせる時期に開始
・おまるは場所を決めて
・下半身はスッポンポン
・失敗しても責めない
・つい叱ってしまったら、すぐフォロー
・「汚い」の使い方
・排泄物に触ってしまう子への説明
・・・ではそれぞれについて、詳しく書きますね。
・静かに暮らせる時期に開始
おむつ外しを始めてから数週間は
スケジュールが安定していると、軌道に乗りやすいですね。
お出かけなどのイベントを入れず、小さい半径で暮らせると
本人も焦ることなく排泄に臨めるようでした。
・おまるは場所を決めて
自宅のトイレ、行きつけのお店のトイレが
見るたびに場所を替えていたら困りますね。
おむつ外しのとき、おまるの場所が決まっているのは大事です。
これはいつでもホーローおまるでキャッチする、
乳児の「おむつなし育児」の時期とはちょっと違っています。
幼児になると自分でおまるに座れる反面、
尿意をぎりぎりまで我慢して遊びたい、というシーンも増えて
「あーっ もう限界!おまるはどこっ!?(キョロキョロ)」
と焦る姿も見られます。
おまる置き場が決まっていると、この「キョロキョロ」無しに
おまるに向けて猛然とダッシュできるので、結果、間に合うことが増えます。
実は今回のおむつ外しの最初の頃、
「子ども達の動きや遊び方を見ておまるの場所を決めよう」と
しばらく候補地2〜3箇所を試していたのですが・・・
姉兄とたくさん出したおもちゃの海の中、
末っ子がふと顔をあげて困り顔でキョロキョロした瞬間
「あ!物が多いし場所が変わるから、おまるが見つからないんだ!」
と気付き、反省したのでした。
・下半身はスッポンポン
トイレトレーニングの最大の難所とも言えるのが、
「自分で洋服を脱いでトイレで出せるかどうか」。
でも、これをおむつ外しの最初から課してしまうと、
親はイライラ、子どもはビクビク、で良いことがほとんど、ない!
要求レベルが高すぎです。
4人分のデータから言います。
最初はね、下半身はスッポンポンで、始めましょう!
すぐおまるやトイレに行ける、すぐ出せる。
できた!間に合った!ちゃんと行けたよ!すごいね!
…この積み重ねこそ、自信になり、信頼になり、
スムーズにおむつが外れる秘訣なんじゃないかと思っています。
逆に、上の3人の子ども達よ。ごめんなさい。
なんで服を着せることを焦ったんだろうなー。
かなり半裸で過ごさせたつもりだったけど、もっと長いほうが良かったな。
軌道に乗って、自信がついたら。ペースが自分で掴めたら。
意思表示がはっきりできるようになったら。脱げるようになったら。
布パンツやズボンなどを着せるタイミングは、
それぞれの着地点があると思います。
末っ子は、ちょっとお店に入るとき、くらいの短時間からスタートしました。
お店に入るときと出るとき、トイレに誘うので、心配なく過ごせています。
・失敗しても責めない
おまるに失敗しても、周りはなるべく肯定的な言葉をかけるのがよいです。
「おまるに向かったのは偉かったね〜」
「ちゃんとおもちゃのない場所まで移動したんだね!」
「動かずに呼んでくれて助かったわー」 など。
落としウン事件のときは、畳の掃除で大騒ぎしているのを見せてしまったので
その後2日ほどは萎縮して出なくなってしまい、末っ子には悪いことをしました。
・つい叱ってしまったら、すぐフォロー
お母さんは一日中忙しいですから、間に合わず大変なことになっていると
「もう!おまるにしてってば!」
「なんでおまるに行かなかったの!」
と、雑巾片手にプンスカしてしまうことだって、あります。えぇ、ありますとも。
そんなときは子どもの困りきった、やるせない顔を見ます。
良心が咎めます。言い過ぎたな、って反省します。
まず本人を雑巾で拭き、汚れた範囲も拭き、洗った雑巾でまた仕上げに拭きながら
「よし、きれいになったよ!」
「もう大丈夫、大騒ぎしちゃってごめんね」
といったフォローの言葉をかけるようにしています。
・「汚い」の使い方
私たちの健康に不可欠な、排泄という行為ですが
出したものが暮らしの中にそのまんまでは、暮らせないですよね。
そういう意味では「汚い」から綺麗に始末したい、けれど
出した本人に向けて「汚い!」と言うと、やっぱり傷つく。
例えば大人だって、動けない状態で病院のベッドで排泄するとき、
尿パックやら成人用おしめやらを取り替える看護師さんに
「汚い!」「臭い!」って言われたら・・・いたたまれないし、深く傷つきますよね。
だから、思うのは仕方なくても、口に出さない。
他の子ども達も大人を真似しますから、尚のこと、口に出さない。
時々思わず「うっ、くさい」って言ってしまっても、連呼しない。
後追いでいいから、「立派なのが出たねぇ」とフォローの言葉を追加する。
それより素早く片付けつつ
「みんなで窓を開けよう!もう大丈夫!」のほうが建設的なのです。
・排泄物に触ってしまう子への説明
もしも、排泄物で遊んでしまったときなんかは
「バッチイ、バッチイだからやめようね〜」って言っていいと思います。
そうそう、排泄物が汚い説明としては
「身体の中のいらないもの、悪いバイキンさんなんかを
全部お掃除して、うんちやおしっこに出してくれるから」
と言っています。
「だから、出した後は早くバイバイしようね〜」と。
ずっと布おむつで子育てしてきた我が家。
赤ちゃんの排泄は紙おむつほど臭くないので、
うんち・おしっこのニオイを
「雲臭(ウンしゅう)」「アンモちゃん」など
親も楽しめる呼び方で呼んできました。
排泄への感謝と親しみを込めつつ、
嫌悪感を想起しなくて済むような呼びかけを工夫して。
楽しく気持ちよく、の「排泄コミュニケーション」を通じて
おむつが外れ、おまるやトイレへと階段を昇っていくのだなと感じています。
(生後5ヶ月のころ、11歳目前の長女と。もはや小さいお母さん!)
3回にわたって綴って参りました、2歳児のおむつ外しシリーズ。
お付き合いくださったごく一部の方々、ありがとうございました!
・おまる拒否っ子(2歳半)のおむつを外す決意
・・・前々回の記事です。おむつが外れない苦悩と上の子3人のことなど。
・末っ子(2歳半)、おむつ外しの記録
・・・前回の記事です。おむつ外し前日から半月間のやりとりを実録しました。
そして、こんな記事はおむつ外すタイミングの方や
トイレトレーニングでお悩みの方しか読まないだろうと思うので、
「おむつ外し」「おむつなし育児」関連記事:総ざらいしてみました^^
おむつなし育児(6〜8ヶ月)
・・・長男のおむつなし育児。0歳前半のお子さんのご参考に。
おむつなし育児(9〜10ヶ月)
・・・長男はこのあと、1年ほどおまる&フルチン生活でおむつが取れました。
おむつなし育児 (おまるイヤイヤの1歳〜1歳半)
・・・次男のおまる拒否について。このまま2歳半まで続いたのです〜。
・どうなる、おむつ外し!
・・・次女1歳終わり頃。半月後、2歳誕生日をまたいで、次の記事へ。
・おむつ外し、意外に順調!
・・・ほぼ取れてました。確かに末っ子も今回、半月で取れたと言えます。
・【お気楽自然育児Vol.1】春夏に楽しむ「おむつなし育児」
・・・おむつなし育児のまとめ。長文です。
ホイップクリームみたいになってた夜。
おむつがすぐ取れて、なんでもできるようになって・・・
あっという間に大きくなるんだなぁ、と感慨深い秋の夜更けです。
* * * お知らせ * * *
先人の知恵に「おおぉ」と唸り、
現代の浅知恵に「はぁぁ」とゲンナリし。
ほぼ失われかけていた、
持続可能な里山の暮らしを再構築するために。
今月も開催します!ぜひご参加ください。
11月16日〜22日 里山古民家再生ウィーク
自然農、大地の再生の基本作業に、古武術身体操作や
ポモドーロ的マインドフルネス瞑想(30分に1回の瞑想休憩)を取り入れて、
雑草屋、自然体研究所の得意分野をふんだんに盛り込んで実践していきます。
そして、数年ぶりの、雑草屋本舗です♪
自然農の菊芋、甘柿、ゆずの販売を始めました。
菊芋のまとめ買いや、隔週お届けなども承ります。
※今年はfacebook中心でご注文をお受けしております。
【雑草屋本舗】お野菜の販売を再開します
* * * まかない日記 * * *
畑や庭のあちこちにたくさん植えたマイクロトマト。
おやつに、料理に、大活躍しています。
末っ子、わくわくー♪
10月半ばくらいまでは、バジルがもりもり採れたので
どっさりのマイクロトマト、ナス、バジルを収穫してきては
オリーブオイルで炒め煮を作っていました。
ナスとトマトをじっくりじっくり炒めて、野菜の水分で煮詰めていって・・・
荒く刻んだバジルがくたくたになるまで煮るのが好き。
おばあちゃんみたいな顔がお気に入りの末っ子と。
畑のおかずは美味しいなー♪ ごちそうさまでした!