半月もブログが書けないと元気がなくなってくるので、久々に更新します^^
(書ける=まとまった自分の時間がある、ということ。)
今年はもっと色んな雑草の名前を少しずつ覚えていこうと思い、
雑草の写真もちょこちょこ織り交ぜて書くことにします。
(アメリカフウロ その名のとおり帰化植物。畑に大量に生え、葉がトリカブト似で緊張したっけ)
乳製品を控えているご家庭では
「豆乳」が何かと便利ですよね。
さらに、ヴィーガン関連のレシピ本を見ていると
「豆乳ヨーグルト」を使うレシピの多いこと!
最近はスーパーでも買えるようになりましたが
『冷蔵庫なし生活』の我が家には合わないし、
毎回プラごみが発生するのも困りもので、
既製品の豆乳ヨーグルトは2回買って、以降は買わなくなってしまいました。
もちろん、ひいきにしているレシピ本には
豆乳ヨーグルトを自作する方法が書いてあって
・通販で植物性乳酸菌を取り寄せる(白崎裕子さん)
・お米の研ぎ汁を放置して乳酸菌を作り出す(中島デコさん)
などがあるんですが。
通販でわざわざ取り寄せるのは億劫だし、
専用ウォーマー購入などもってのほか。
研ぎ汁乳酸菌は何度もチャレンジしたけど雑菌が入ることも多く
ちょっと疲れてしまいました。
(オニタビラコ 背が高いが花は小さい。地面に咲く花の大きいのがコオニタビラコ、=タビラコ。難しいループ)
ある日・・・
パンケーキに豆乳を入れていたら、なんだかドロッとしてる。
ヨーグルトのような匂いもするし、
まぁパンケーキは焼くから大丈夫だろうけど
あーあ、気温があがってくると
開封済み豆乳も気を遣うわ〜〜
はっ!
ヨーグルト化!?
乳酸発酵してる!?
植物性乳酸菌、ゲットだーーーー!!
そこから豆乳生まれの乳酸菌を培養して
延々と豆乳ヨーグルトを楽しむ暮らしが、始まりました。
写真つきで手順をご紹介するので、
豆乳が容器の底でちょっと固形化していたら、
みなさまもぜひ!お試しください〜。
(タチイヌノフグリ 花が1.5mmほどと小さく可愛くて感激!!)
■豆乳ヨーグルトの作り方■ 安全性は自己責任でお願いします^^
<材料>
・無調整豆乳(開封済み)のどろっとした部分(※)
・無調整豆乳(未開封)
※見極め方※
ちゃんとヨーグルト臭がすること、なめてみて変な味がしないこと。
コツ1:開封済みの豆乳を常温に置いておくと乳酸発酵が始まりやすいです。
コツ2:除菌殺菌をしない暮らし、ハンドソープや石鹸をあまり使わない暮らしだと、良い菌が活発に増えるので、乳酸発酵が成功しやすくなります。
<道具>
・きれいなゴムべら
・きれいなビン(など密閉容器)
<手順>
1.乳酸発酵した豆乳を取り出す
豆乳の紙パックを開いて、
固形化しているのをゴムべらでぬぐっていきます。
シリコンのぶ厚いゴムべらよりも、
ゴム製の薄くてよくしなるものが向いています。
上の部分はきれいに取れました。
ぬぐった豆乳はきれいなビンにトントンと入れておきます。
乳酸菌が多いほど失敗しにくいと思うので、
下の部分も取るべく、紙パックを中ほどまで切ります。
側面をぐっと潰して横に切り込みを入れ、ぐるりと一周切りました。
パックごと傾けて、ゴムべらも使って、中身をぜーんぶビンに移します。
このぐらい取れました。
ようこそ!植物性乳酸菌!
ギャラリー席も盛り上がっています。
近い近い近い!
ヨーグルトのいい香りが立ち込めております。
2.新たに豆乳を注ぐ
無調整豆乳を新しく開封して、注ぎます。
ゴムべらについた乳酸菌もしっかり溶かして。
どんどん注いで・・・
空間があると雑菌が繁殖しやすくなるので、
なるべくビンの口いっぱいまで注ぎます。
(翌日すぐに食べきる場合のみ、空間があっても大丈夫です)
フタをきっちり閉めたら、軽く全体を揺らして混ぜます。
混ぜる作業もビン内で完結するので安心です。
(なお、憶測の域を出ませんが、この植物性乳酸菌に
牛乳を注ぐと普通のヨーグルトができるはず。
牛乳を放置するのは勇気がいる方、工程2からぜひ。
牛乳の固形化を発見したら、工程1からぜんぶ牛乳で作れると思います!)
3.1日〜1週間置いておく
働き者の乳酸菌たちが、豆乳をどんどん発酵させてくれます。
そのスピードは驚異的で、夜に仕込んで翌朝にはヨーグルト化しているほど。
なお、手作り豆乳ヨーグルトは、新鮮なうちに食べたほうが安心だからか
レシピ本でも(恐らく作って翌日に食べる前提で?)
「水切りしたほうがよりヨーグルトに近づく」と書かれています。
翌日には固まっているので食べられますが、確かにゆるい印象は否めません。
しかし、さらしやコーヒーフィルターで水切りするのは面倒・・・。
そこで、翌日〜3日以内に食べたい場合、私はこうしています。
左が仕込んで4日目、右がいま仕込んだばかり。
ラップをかませてあるのはビンのフタがぼろぼろだったので。
でも雑菌がつきやすくなってラップに接している部分だけ赤カビが少し発生したため
その後、ラップはやめてフタだけ買いなおしました^^;
逆さにすることでホエー(乳清)はビン底に、
固形のヨーグルトがビン上部に集まります。
フタを上にして置いても全体はゆるく固まりますが、
一番底が密度の高い固形、一番上はホエーと混ざっていて水分の多い状態で
豆腐の水切りみたいに、底に近いほど水分が抜けてヨーグルトに近くなるのでした。
栄養たっぷりのホエーは、そっとすくって
ドリンクにしても、お米を炊くのに入れても。
食いしん坊の子ども達は「トロトロでもいいのーーー!」と主張するので
これくらいのゆるさでもそのままあげています。
このときは特別に!
大家さんの奥様手作りでいただいたブルーベリージャムを添えて。
お砂糖を採らない暮らしを理解してくださっている方で、
限界まで砂糖を減らしたビターなジャムでした。
ふだんは無糖ヨーグルトのまま、パンケーキやスコーンにそえて出しています。
4.無限に継ぎ足していく
あとは食べた分だけ新たに豆乳を注ぎ、2〜3の工程を無限ループ。
清潔なスプーンで取り扱い、ビンの口まわりも綺麗にしていればまず大丈夫です。
固形だけを取って、ビンにホエーを残していると
3回目くらいから水分が多すぎてちょっと傷みそうになり焦りました。
先にホエーをきっちり取ってからヨーグルトを使いましょう〜。
※ホエーは基本私がきゅっと飲んでますが、
お米と炊くともっちり美味しく炊けます。
豆乳ヨーグルトを食べる頻度や使い方に応じて、
ビンの大きさをちょうどよくしていくといいですね。
我が家は基本、500〜600mlのビン1本。
2本のときは豆乳チーズケーキを作るために増やしたのでした。
他にも豆乳チーズ(加熱用)を作ったり、各種スイーツを作るとき・・・
前日から複数のビンで仕込んでおけば、足りないということはありません。
ところで、新しいとゆるい豆乳ヨーグルト。
1週間以上、10日くらい置いておくとどうなるのでしょうか?
今度はフタを上にして、そのまま放置しました。
逆さだとフタの隙間から流出事故もありえますし、フタが傷むのが心配なので
長期的にはビンを正しい向きで置けるのが理想だったのです。
1週間どころか、10日ほど経ってしまったけど、どうかなー?
半ば心配しながらビンのフタを開けると、安定のヨーグルト臭。
ホエーをスプーンでそっと取り、
ヨーグルトのかたまり具合を見てみたところ! じゃーん♪
固形化しておりましたー!
スプーンですくっても崩れることなく、ぷりっと固形!
ただ、濃縮されている分、酸味もしゅわしゅわで
「食べるソーダがあったらこんな感じかしら」と(笑)。
うちは冷蔵庫がないので常温管理の範囲でしか語れませんが
冷蔵庫保管だともっと長持ちしたり、
それほどしゅわしゅわにならなかったり、するのかもしれません。
子ども達はどんなに固形化していようともスプーンでかき混ぜてから食べるので
固形化は私の好みということで。いいの、プリッとしたスイーツが好きだから。
おやつ作って!と急に言われても手が回らない、そんなときに
ビンを開けてお猪口にポイポイポイ、スプーンを添えてハイどうぞ。
普段は無糖のままであげていますが、豆乳の甘みを噛み締めて喜んでいます。
楽なおやつの引き出しが増えて助かっています。
夫は酸っぱいのは好きじゃないらしいので、あげていません。
ふふふふふ・・・私がいっぱい食べてあげよう。
(カキドオシの花とスギナ テキスタイルのようで美しかった)
ちなみに、しっかり発酵させていない大豆製品(豆腐、納豆、油揚げ等)は
次女が小さいころ大豆に反応しやすかったこともあり、
日常ではあまり摂らないようにしてきました。
(大豆に反応する話はこちら⇒おむつかぶれの種類と手当て あせもの理由)
『冷蔵庫なし生活』をしていることもあって、
今でもこれらの製品は日常的には摂りませんが、
ごくたま〜に買って、楽しんでいます。
その中で、豆乳だけは!常温保管ができて便利だったんですよね。
紙パックで3本くらい買って、棚においておける。
カレーを子ども用に薄めるにも、パンケーキを作るにも、さっと使えて。
小さい子たちも大豆に反応の強い子がいない現在は、
豆乳だけはちょこちょこ料理に使うようになっています。
(スイバの花 花はヤギが大好物。なるべく刈らずにヤギ用にしている)
しかし、無調整豆乳1パックを買うだけでも、
大豆は国産?海外の有機?どっちを応援する?なんて頭を悩ませ、
結局両方を半々の頻度で買うことにしているんですが、
本当は作りたいのですよ〜〜〜豆乳!
自分の大豆で豆乳を作って、
1パック相当の豆乳にどれくらいの大豆がいるか、
逆算して大豆の作付けを計画する・・・のが私の野望です。
大豆の使い道として、どうしてもお味噌が最優先になって
豆乳や豆腐を作るのは後回しにしがちなんですが。
いつか豆乳を作ったらまたご報告しますね!
簡単すぎる「発酵」関連記事:どれも材料・工程が意外とシンプルです。
材料1つ:柿酢の作り方 〜渋柿、甘柿、どちらもOK〜
材料3つ:自家製味噌の作り方 〜味噌づくり2021〜
材料4つ:はじめての沢庵作り
* * * お知らせ * * *
協力隊を退任した夫が、久しぶりのBlog更新。2つあります。
やりたいことがいっぱいなんだよねぇ〜〜〜
⇒雑草屋・第二章へ! ⇒【したいなー教育】のススメ
そして、雑草屋facebookで綴ってきた【雑草屋の自然農】シリーズを
作業記録とか、去年はどうだったかなとか、振り返るために
ちょっとずつまとめて嫁Blogに転載しました。
⇒「雑草屋の自然農」シリーズ
じっくり向き合ったり、振り返ったりできる昔ながらのBlogは
情報かけ流しのfacebookとはまた違って、大事にしたいなぁ。
ほかのシリーズも梅雨時に作業したーい。
自然育児の会の連載もどんどんバックナンバーを転載したーい。
そろそろ、自分を見つめる時間を増やしていかねば。
* * * まかない日記 * * *
こどもの日、お疲れモードなのに子どもの喜ぶメニューを作る!と
夫が頑張ってチキンライスから手作りしましたよ、オムライス。
煮物やサラダ、塩もみの野菜たちは6歳次女と4歳長男が競うように切っていました。
にんじんが大きすぎて心配したのに、結果、柿のように甘くて、長男すごいわー。
案の定、大喜びの子ども達。ケチャップで何するのかなと思ってたら
なぜか数字!6人家族だから1〜6までの数字を描いた!!!
しかも数字、子ども達に大ウケでした。何だそれー!そうなの?数字イイの?
もう6年生で子ども期間も終盤ですが、
そこそこ付き合ってくれました長女。ありがと。
この一年も健やかに育ちますように。