うちの次男は、0歳の頃から「こらえ泣き」が特徴的でした。
開放的に「あーんあーん」と泣いていいのに、
布団で「ううううう・・・・」っとこらえている。耐えている。
(生後2ヶ月半のころ)
大人が駆けつけて
「泣いていいんだよ〜」と声をかけても、撫でてやっても、
「ううううう・・・
はーっ、はーっ、
うううう・・・」
息を詰めてまで、こらえている。
なんとも健気(けなげ)な赤ん坊でございました。
成長して動き回るようになってもそれは変わらず。
転んだ、ぶつけたという時はさすがにワーン!と泣くのですが
そういうあからさまなことでもなければ、
「ううううう」「むううううう」「ふううううう」
口を閉じて、こらえ泣き。
(生後7ヶ月。このあともちろんピンチに陥る)
4人の子どもたちの中でもこんな子は初めてで、
ぐすんぐすん、と同等だと思っていいのか、
心の中のわだかまりや遠慮を溶かす必要があるのか、
大泣きするまでそっとしておけばいいのか。
よくわからないままに、時は過ぎていきました。
そして現在、1歳11ヶ月。
4人のなかで相変わらず最も上品で、最も穏やか。
貴族ですか?ってくらい、おっとりしています。
気になったのは、
味噌作りをしたときの出来事でした。
柔らかく煮えた大豆を潰す前に、
みんなで1回だけお味見したのですが・・・
1歳次男坊、もうちょっと食べたいな〜と、手が伸びています。
「さっきのは味見だから、おしまいだよ」
「もう食べないよー」「お味噌作るよー」とみんなから口々に言われると、
次男は手をひっこめ、「うううぅぅ・・・」べそをかいて座りました。
歴代の赤子たちなら、ここでめげずに
しつこく手が伸びるのが恒例だったので
「え、本当にやめるんだ」
「聞き分けが良すぎて逆に心配だなぁ」
さっきは制止しておきながら、
オロオロと心配し始める父と母。
もういいんだ、見てても食べたくなっちゃうから、とでも思ったのか
ついと立ち上がり、別室でひっそりと遊ぶけなげな姿(涙)!
なんか・・・ごめん・・・(汗)!
次女・長男・夫の3人で順調に味噌作りは進み・・・
敷物にこぼれ落ちた米麹をつまみ食いするシーンで
次男がそっと加わってきました。
「いいよ、今は食べてもいいんだよ。
しょっぱいから無理はしないでね」
そう声をかけると、
まだ涙と鼻水のあとが残る顔で、嬉しそうな表情を見せてくれました。
末っ子の聞き分けがよいことで、
大いに助けられてきたのは確かです。
親のそんな気持ちを感じ取って
幼いながらも、何かと我慢してしまっている。
それに気づかされた出来事でした。
次男につけてしまった「我慢グセ」は
この後、夜泣き騒動となって炸裂します。
そのお話は、また次回。 ⇒激しい夜泣きの理由 -心を抱きしめる「抱っこ法」-
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もうちょっと大きくなるまで待ったら、と声をかけますが、
見かけるとすぐ摘んできてしまうのが、ふきのとう。
1週間も待てばあちこちで大きく育って、たっぷり採れるのになー
だんだん春めいてきましたね♪
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ふきのとう&長芋のてんぷらで、晩ご飯。
ちょうどいい油がなくて、
低温圧搾の(色の濃いほうの)菜種油で揚げたもんだから、こってり〜
揚げ物は米油が好みなんですが、
無農薬の米糠を使ったものってなかなかなくて、高価で・・・ねぇ。
翌日は、オリーブオイルでじっくり焼いただけ。
味付けなしで、ふきのとうの苦味だけですが、4歳6歳も大喜びで食べています。
ごちそうさまでした!