1歳にしてはずいぶん聞き分けが良すぎる次男。
ドタバタの毎日で、彼に助けられているシーンは数え切れません。
もうすぐごはんだよと声をかけると、
いそいそとおもちゃを片付ける。
洗濯物を干していたら、
兄弟の中で一人だけ手伝いに来てくれ、
パンパンとシワ伸ばしをして渡してくれる。
休憩しようかなーと呟いたら、
座布団やポット、マグカップまで持ってきてくれる。
寝る前に脱いだ服は枕元まで自分で持っていくし、
朝起きたら日なたまで移動して着替えに奮闘。
もう、ありがたすぎて、いつも感謝感激していますが、
そんな親の喜ぶ姿がいけなかったのでしょうか・・・
ある日の夕飯どき。
「ごはんだよーっ」と声をかけても
6歳次女や、4歳長男たちは遊びに夢中で、動かない。
「絵本とおもちゃを片付けてね〜っ!」と言うと
次女は「もうちょっと遊ぶの!片付けたくない!」とキッパリ。
そういえばお昼からこんな感じで、ちょっと困っていました。
再び「ごはん、冷めちゃうよー」の声に
1歳次男だけが遊びをやめ、
黙々と絵本を本棚にしまい、おもちゃを入れ物に片付けてくれました。
褒めちぎってお礼を言い、ごはんの仕度をして食事を済ませ、
もちろん歯磨きも仕上げ磨きもスムーズに進み、
絵本の読み聞かせをして、おりこうさんのまま就寝しました。
添い乳で寝かせ、布団から出たあとは大人の仕事or自分時間。
しかしこの日は、寝かしつけから1時間もすると
次男が激しく大泣きし始めました。
泣き方がいつもと違うな、
上の子たちのときに悩んだ「夜泣き」かな?
次男が夜泣きなんて、初めてだなぁ。
今までずいぶん楽な赤ちゃんだったなぁ。
と思いながら駆けつけて、
ひとまず色々とチェックしていきました。
1.おむつチェック
⇒濡れなし。出る気配もなし。
2.おっぱい提供
⇒断固拒否。
珍しい、いつもおっぱいで落ち着いて寝るのに・・・。
こんなことは初めてです。
3.ケガなどチェック
⇒痛いときは「いててー」と言うのですが、これもなし。
念のため首や手足の指にタオルや糸など絡まってないかチェック、何もなし。
4.鼻詰まりチェック
⇒赤ちゃん〜幼児はきちんと鼻呼吸のため、鼻詰まりをすると
特に就寝時は息がうまくできず、パニックで号泣すること多々あり。
しかし今回は特に鼻詰まりはありません。
鼻水も出てないのに念のため鼻を吸おうとしたらますますお怒りに(汗)
ここまでチェックが終わると、
身体より「心」に原因がありそうです。
つくば自然育児の会で聞きかじった「抱っこ法」という手法で
わが子の心に寄り添っていきます。
※「抱っこ法」については、育児の会で学んだことや、
会の先輩方が実践されていることを口頭や文章で見聞きしたことのみ。
4人の子育てを通じて抱っこ法的なトライ&エラーを重ねた結果、
まぁまぁ、そこそこ、寄り添えるようになってきた気がしますので
その経験でやったことを記述します。
5.「泣き」の発散
⇒泣いて、感情を発散したいのかな?
と思い、抱っこして泣かせてあげようとするものの
触っても抱いてもだめで、大暴れ。
抱いて存分に泣かせてあげる、という抱っこ法定番のやり方が
なんでこの子には通用しないのかなぁ・・・
仕方なく「隣にいるからね」と傍らで横になって待つ。
烈火のごとく、激しく大泣き、大暴れ。
全く収まる気配がありません。
どうも、抱っこで誤魔化そうとしてる!
と思われてしまったみたいです。
6.「泣き」を深掘り
⇒今日の出来事を思い出しながら、心を抑圧したシーンがないか、
あれこれ言葉に出しながら、共感ベースでの声がけを重ねました。
やはり思い当たるのは、昼や夜の食事前。
1歳とは思えない聞き分けの良さで、おもちゃのお片づけ、食卓の準備を
誰よりも率先してやってくれた、あのシーンじゃないかと、見当をつけました。
※この声がけの内容が的外れだと
「ちがうちがう!」とでも言いたげに激しく怒って泣くのでわかります。
大泣きする息子の隣に横になりながら、ゆっくり静かに、
こんな声がけをしました。
(実際は語尾をすーっと伸ばして言っています)
本当は、イヤだったんだね。
ぼくだってもっと遊びたいよね。
赤ちゃんなのに、我慢したんだね。
無理して頑張ったんだね。
頑張ってお片づけしたんだね。
お母さん困っちゃうからって、
気を遣ってくれたんだね。
苦しかったね。
イヤだったね。
悔しかったよね。
悲しかったね。
あーんあん、泣きたかったよね。
ぼく、本当はまだ赤ちゃんなのに、
なんでお兄ちゃんたちは片付けないの、
なんでぼくが我慢して、
頑張らないといけないのーって、
やだったよね。
ごめんね。
気づいてあげられなかったね。
やらなくていいんだよ。
できなくていいんだよ。
イヤでいいんだよ。
赤ちゃんでいいんだよ。
がんばらなくって、いいんだよ。
できたって、できなくたって、
大丈夫だよ。
大好きだよ。
一緒にいるからね。
本当はイヤだったよね。
褒められたけど、
我慢してたんだもんね。
もう大丈夫だよ。
イヤでいいんだよ。
やらなくっていいんだよ。
泣いていいんだよ。
怒っていいんだよ。
遊んでいいんだよ。
辛かったね。
悲しかったね。
大好きだから、大丈夫だよ。
声がけをしていくと、次男の泣き声が
「そうだよ、そうなんだよ」という雰囲気に変わり
少しずつ「あーんあーん」という赤ちゃんらしい泣き方になって、
小さい寝息をたてながら、眠りに落ちていきました。
翌日からの関わりでは、
次男のお利口さんなふるまいに頼りすぎないように気をつけました。
お手伝いにきたら「いいの?まだ遊んでてもいいからね」、
お片づけのときは「(上の子たちも)みんなで片付けよう〜」
という風に、まぁ状況に応じてではありますが、
次男一人だけが気を遣って我慢しなくてもいいように
こちらも幅を持たせて対応することを心がけて。
すぐに関わり方を見直したおかげか、
激しい激しい夜泣きは、そのひと晩だけ。
つい、こちらの期待どおりに動いてほしいと思ってしまうのを
「待て待て、この子の目線だとどうなんだ?
今どんな気分で何をしてたんだ?何に夢中なんだ?」
と、(なるべく)自分にブレーキをかけて
立ち止まるように気をつけています。
最近は、大声で騒いで遊んだり、走り回るのもパワーアップして
お上品な赤ちゃんから、次第にやんちゃ坊主になってきました。
解き放て!!!
この経緯や変化を書きとめているうちに、ひと月近くかかってしまい、、、
気づけば次男ももうすぐ2歳です。
長い記事にお付き合いくださり、ありがとうございました^^;
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そして、『現代農業 2021年4月号』に
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私のあの冗長な記事(新聞紙で作る苗ポット 〜作り方とポイント〜)が、
スパァーン!と簡潔にまとめられております。すごいなぁ〜〜。
声を掛けてくださった現代農業さん、ありがとうございました!
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小豆を白米と炊くときは、小鍋で小豆だけを煮ておきます。
まだちょっと硬いな〜くらいでとめて、煮汁ごと、白米と一緒に炊くだけ。
小豆ごはん&黒すりごま、大根ステーキ、
キャベツときのこの蒸し物、ほうれん草のお味噌汁。
お野菜とごはんは、授乳期の母子の体調をきちんと整えてくれますね。
ごちそうさまでした!