2020年05月06日

ホームセンターに頼らないキッチンガーデン作り

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コロナによる外出自粛で、家で過ごす時間が増えた結果

 庭いじりを楽しめるようになったり、
 野菜を育てることへの関心が高まったり、

している人も多いんじゃないでしょうか。


ガーデニングを始めようと思ったら、花壇を畑にしようと思ったら、
とりあえずホームセンターに向かう人が多いかと思うのですが・・・

ホームセンター商材はどうしても
プラスチック製品やケミカルなものが多く揃っていて
自然に添った暮らしを目指す人には合わないラインナップ。


ということで、自然派の人、脱プラを目指す人におすすめしたい
“ 自然に還るもの ” で作ったキッチンガーデンをご紹介します。

※追記※
 枝なんて手に入らない、、、という方は、お近くの
 造園業、植木屋、庭師さんなどに剪定枝を分けていただけないか相談してみたり、
 剪定の現場を見かけたら声をかけてみるなどすると、
 案外たくさん手に入りますので、お試しください^^

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二年前の春、千葉の「パーマカルチャーと平和道場」に
研修生として暮らしはじめたころ。

当時は生活インフラの整備がまだまだで、
畑は各自がやりたかったら自分でどうぞっていう状態だったので
まず夫が、私のために小さな畑を作ってくれました。

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カットした木材を花壇のように並べてくれています。

ただ、駐車場のすぐ脇だったこともあって、
人が大勢集まる時に、畑と気づかれずに踏まれてしまうことが何度もありました(涙)。

低いから目につきにくいのもあるでしょうし、
自然農だと雑草も生えているので「踏んでいい」と思われてしまうのです。


そこでバージョンアップさせるべく
今度は私が、女手ひとつ(乳幼児育てながら)で作ったのがこちら。

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視覚に訴える高さが必要だと痛感していたので
とにかく物理的な高さを実現しました。

そのへんの剪定枝をかき集め、組み合わせて積み上げ、
枝の隙間も石や小枝で埋めてから、土を入れます。

一輪車にシャベルでガンガン土を入れて、どりゃああ!と運ぶこと数回。
体も動かせてストレス発散、スポーツ気分で楽しかったなぁ。

研修期間は3ヶ月だったので、種まきではなく
苗を直売所で買ってきて、片っ端から植えました。

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(竹は車の切り返し用の目印に。思えばギリギリな場所に作ってごめんなさいでした)


知らない人が急に訪れることも多く、
まるでこの畑がパーマカルチャーかのように写真を撮っていく人も多数・・・

「ごめんなさい、ただの主婦のキッチンガーデンです(汗)!」

と卑屈に感じていたのだけど、今こうやって写真で振り返ると
自然物だけで作ってあるし、雑草と共存しているし、結構良かったかもしれません。

こちらは朽ちた玉切り材をゴロンゴロン蹴り転がしてきて作ったもの。
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(今はもうなくなっているかな・・・)

一般的には、

 畑は土がむき出しになっている場所、
 草があれば踏んでいい場所。

 明確に色のついた農業資材があれば畑とわかるけど、
 麻紐や藁縄、笹の枝や棒きれは色が自然と同化していて判別できない。


だから自然の素材で自然農をやっていると、
近所の年配の方や散歩の知らない方が
空き地だと思って踏み歩いてしまうことが結構ありました。


つくば時代よりも不特定多数の人が訪れる道場で暮らしたことで、
「自然に還る素材で作る」ことは維持しつつ、
「他の人にもわかるように作る」試行錯誤ができたのは、いい経験でした。

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キッチンガーデンの余談。

この畑たちは、別名「miyaガーデン」、
もしくは「うんこガーデン」と呼んでいました。

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小松家の自家消費を原則として、
当時1才だった長男の野グソを土に還していき
見事な収穫を得ておりました^^;

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埋めるにあたっては、糞土師:伊沢さんの提唱する
埋める、目印をつける、を基本として
さらに作物との適正な距離をあけて埋めていきました。

無闇な決め付け(不潔!危ない!)でも、過信(絶対安全!)でもなく、
つくば時代に畑に野グソのお返し&掘り起こし実験をしていたこと、
作付けの実験を積み重ねてきたことが、とても役に立ったと思います。

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あれから2年。

どうして1歳児まで連れて、こんな過酷な暮らしを、、、
と悔やみながら過ごしていた、道場研修生時代。

そろそろ少しずつ、穏やかに振り返ることができそうです。

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火起こしや煮炊き、泥汚れに野グソ、おしめ洗いなど、子育てにばかり翻弄されて
同期研修生のみんなとあまり関わってこれなかったのも心残りだったけど、
すでにそれぞれが旅立って、別々の人生だもんね。

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雑草屋の綿毛は、千葉のいすみから、茨城の大子へ、ふわふわり。
ゆっくり根付いて、花を咲かせましょうかね。


「小さな変革」関連記事:
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* * * お知らせ * * *

コロナにかかってもかからなくても、
やっぱりちょっとした風邪症状からきちんと家で手当てできれば一番いいですね。

自然療法は穏やかな印象ですが、こと「肺炎」に関しては
西洋医学よりも積極的に治しにかかるので、家で早く治すに越したことはないはず。

何度もご紹介しておりますが、気管支炎や肺炎のお手当てについての記事です。
うちはこのご時勢なんで、「里芋粉」を買い足しました!
⇒ 気管支炎を自然療法で治す

あと、ドキッとしちゃう症状のあれこれに。
病院にかかるのも慎重になるからこそ、自然療法を知っておくと安心です。
⇒ 咳のお薬&煎じ方の基本
⇒ 喘息(ぜんそく)の治し方
⇒ 子どもの急な発熱は



* * * まかない日記 * * *

実家の母が冬に文旦を送ってくれるので
冬の終わりから春のはじめ頃は、こんな献立が多かったです。
IMG_7837pancake.JPG
甘いものはそんなにおやつにあげていないので
果物をいただいたときは献立の中に組み込んで、楽しく無理なく。

作る側も、おかず代わりの一品になってありがたいです。
ごちそうさまでした^^
posted by miya at 13:28| Comment(0) | 暮らしの工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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