2月15日。
お世話になっている方から
「今朝、子ヤギが二頭産まれました」と連絡が入った。
夭折してしまったキビ太の子だ。
先方がキビ太の埋葬を終えてのやりとりで
「もしも種付けがうまくいっていたら、
春には子ヤギが産まれるかもしれません」
と言われていたけれど、
不妊症のアワ子をずっと飼ってきたこともあり
あまり期待もせずに春を待っていた、そんな矢先の吉報だった。
5月くらいに一頭もらってこようかと話していたのに、
3月の下旬には
「早くも離乳が完了し、エサを巡って大人ヤギに角で突かれ、
遠慮しいしい暮らしている、可能なら迎えにきてください」との連絡。
ちょうど、夫と子ども達が茨城・千葉間を車で移動するときだったので
ついでに子ヤギをもらって帰ってくることにした。
わずか生後1ヶ月半の子ヤギが、大雪の大子町に到着した。
ぷるぷる震えながら、ひたすら不安げに啼いている。
気づけば夫がヤギ声で「ベェェェェェ」と話しかけている。
誘われて私も母ヤギ声で「メェェェェ ベェェェェ」と声をかける。
どうも、子ヤギが早く懐いてくれる秘訣らしい。
なるほど確かに、
「助けて!お母さんはどこ!?」って感じの鳴き声だったのが、
「あれ?お母さん?おうち?あれ?」という顔になって、
鳴き声も甘えるような声に変わった。
名前は「麦太(ムギ太)」に決めた。
うちのヤギは穀物シリーズだから。
3月末だというのにこの冬一番の大雪で、しばらくは毎朝零下2〜3度。
体調が心配で二晩は玄関に寝かせたけれど、
家族が縁側からの出入りではどうしても不便。
いつまでも玄関を塞いでもいられない。
雪が溶けて気温も高くなってきたので
ヤギ小屋を用意することにした。
農作業が目白押しな上に、急に早まった子ヤギ受け入れで
ゼロから作る余裕はなかったので、
限りなく廃屋に近い納屋の外側を、改装することにした。
写真を載せられないくらいの粗大ゴミや廃棄資材で
越してきた当初から、気持ちよくはなかったこの空間。
外の小部屋だけでも片付けてみると、結構広い。
壁面には錆びきった蹄鉄が掛けてあって
どうも馬か何かをここにつないでいたんじゃないかと思われた。
近所の製材業者さんの端材が山積みになっていたので、
家族みんなでもらいに行った。
しっかし、これだけあれば小さい小屋とか作れちゃうよね。
持ち帰った材で幅の広いものを打ち付けて
寒風が吹き込まないように仕上げ、古い雨戸やコーヒー袋をつけて完成。
夫がぱぱーっと作ってくれた。
せっかく作ったのに、寂しがって玄関に駆け込む麦太。可愛すぎる。
結局、もうひと晩だけ玄関で寝かせてから、小屋に移ってもらった。
家族にも家にもすっかり慣れ、庭を中心に過ごしている麦太。
3才児も5才児もなるべく毎日お散歩してもらい、
雄ヤギの力強さについていけるようにしようと思う。
ヤギ関連記事:キビ太の夭逝 アワ子の天寿
* * * お知らせ * * *
ぎっくり腰になりかけたその瞬間、
脳に語りかけて、回避する。
というのがここ数年、
夫婦の「ぎっくり回避法」になっています。
夫の個人blogから、研究所blogにも転記しました〜。
⇒ ぎっくり腰の治し方
* * * まかない日記 * * *
5歳の次女が上手に野草を摘んでくるんです。
きちんと柔らかくて美味しいところだけ。
種類ごとにちゃんと分けてあって、洗いやすい〜
天ぷらにしました。うーん最高!!!
この春は野草の図鑑にあったレシピを参考に、
小麦粉3:くず粉(or片栗粉)1、そこへ塩と酢を少々加えて水で溶いて。
今までで一番のサクッと具合に感動!お酢ってすごいなぁ〜!
でも、気を抜くとどんどん野草を摘んできて
揚げ物が続いてしまうので「週に1回だけね!」と言い渡してます^^;
そして、雑草屋イチ推しのノンアルビールがこれ!
日本ビールの龍馬1865(右:国内用)とNINJA LAGER(左:輸出用?)。どっちも同じ中身かな。添加物なし、材料はビールと全く同じ。美味しいですよ〜〜♪
そうそう、天ぷらは、ちょっと余った衣も揚げておいて、翌朝「たぬきうどん」に。
ごちそうさまでした!