7月の終わりごろ、3歳のお誕生日前日に、
夜中から長男の身体がアッツアツ。急に熱を出しました。
熱以外の症状は特にないので
何か理由はあったかな〜と振り返ると・・・
・昨日、冷たい川でたくさん水遊びをした
・きゅうりを三食とおやつに結構食べた
うん、これだね。
(大子町で出会った自然派のTさんご家族のおうちにて。山から湧き出るMy沢水なんて、贅沢〜!)
発熱したとき、ほかに症状がなく、
熱のしんどさはあるけど機嫌はよい、
というときは、「ただの発熱」であることが多いです。
つくば自然育児の会に入ってから教わった
大事なことのひとつに、
人間は恒常性の動物なので
「冷えすぎると熱を出す」
ということがあります。
乳幼児が急に熱を出す要因をいくつか挙げてみますと・・・
◆冷える食材
・バナナを1本丸ごとあげている
・夏野菜ばっかり食べさせている
・緑茶や冷奴などをよく飲み食いしている
など、熱帯のフルーツや、真夏の食材が多いこと。
◆冷たい食材
・アイスをあげている
・氷入りの飲物や、冷蔵庫から出した冷たい飲物をあげている
・冷蔵庫でよく冷やした食べ物ばかり食べている
など、胃腸を直接冷やし、体温を下げるような飲食をしていること。
◆その他、冷やす要因
・冷房の強い場所で過ごした
・汗をかいた服のまま冷房の効いた場所に行った
・暑くない日のプール遊び、大人でも冷たい川での川遊び
など、外側から冷える過ごし方を長時間していたり、
・夜、暑いというのでアイスノンなどで身体を冷やしてあげている
・熱が出たのでずっと熱さまし(薬)を飲ませている
など、本来の体温調節機能を阻害する習慣や
薬の作用で身体を冷やしすぎてなおさら発熱を促してしまう服用習慣など。
これらの要因のうち、どれかひとつの積み重ねだったり、
複数の組み合わせ、また抵抗力の低下やストレスなども重なって
子どもが「急に」発熱したように見えるのですね。
(次女5歳、長女がいないときは洗い物をやりたがるようになってきました)
以前、妊婦健診のときに産婦人科の受付にいたら
赤ちゃんを抱えたお母さんがやってきました。
「もう一ヶ月も熱が下がらないんです。
小児科で熱さましをもらって飲ませてるんですけど
ぜんぜん下がらないから、ほかの小児科も受けて。
ずっと熱さまし飲ませてるのに、下がらなくて。
念のため産まれた病院でも診てもらおうと思って。」
ひぇー!!
育児の会でも、顧問の伊東先生(母乳育児相談所をされています)が
「こんな人がいるのよ〜」って話してくださったけど・・・
本当に、いましたー!
熱さましを38℃程度の熱で使ってしまうと、
ぐっと体温が下がって34℃くらいの低体温になってしまうんですって。
そうなると身体は必死で熱を上げ、恒常性を保とうとします。
結果、高熱と熱さましのイタチごっこになるわけですね。
◆熱さましと自然療法
熱さましを使う必要があるときは実はとても少なく、
熱が39℃台後半〜40℃台で使えばいいそうです。
自然療法をしているとまず使わないですが・・・
特に初めての子育てなんかだと、
むやみやたらとお医者さんにかかってしまって
お薬は、全部飲まなきゃ!
熱は、下げなきゃ!
症状は、消さなきゃ!
と、逆方向にがんばってしまう場合があります。
でも、症状は原因があって、必要があって出ているもの。
熱も各種症状も、「穏やかに経過させてあげる」という
自然療法や自然育児の知恵さえあれば
病院にもお薬にも、ほとんどお世話にならずに子育てできます。
ちなみに自然育児の会では、発熱時の頭は
・38℃くらいまで ⇒キャベツ湿布
・39〜40℃以上 ⇒豆腐湿布、里芋湿布
で冷やすとよいと教わりました。
豆腐や里芋は冷やす力が強いので、高熱のときだけでいいんですって。
(先日、大子町が38.3度を記録。日本で一番暑かったとか。濡らしおしめでひんやり〜 ※目を離さないでね)
◆バナナなどの熱帯フルーツ
毎日バナナを丸ごと1本、
小さいお子さんのおやつにあげていませんか?
熱帯並みに暑い日はそれでもいいかもしれませんが、
真夏以外はご用心!
「ずっと熱が下がらない」なんてお子さんもいるそうです〜。
ここで育児の会の金言、『果物は体重換算』!
例えば、バナナ1本をお子さんにあげたいなら、
ご自身に体重換算して本数を考えましょう、ということ。
体重10kgの子どもにバナナ1本をあげるのは、
体重50kgのお母さんがバナナ5本を食べるようなもの。
そんなにたくさん、無理〜! ですよね・・・。
大人だって1本で結構ですから、
お子さんは5分の1本でちょうどいい、となります。
この考え方は、体調管理だけでなく、親から見ても手がかかる、
騒いだり泣いたり怒ったりと感情の起伏が激しい子などにも効果的。
過剰な糖分によって
自分でもコントロールできない衝動に振り回されていた子が、
甘いものや果物の量を控えることで
すーっと落ち着き、穏やかに過ごせるようになるのだそう。納得です。
どうしても果物を与えたいという場合、
例えば大好きなおばあちゃんから果物のギフトが届いた〜なんてときは。
まず、体重換算をしたうえで適正量を判断します。
それから薄く切ってお皿に盛り付け、
フォークなどで大切に食べるのがおすすめ。
あるいは献立の一部に組み込んでしまって(例:パンケーキのフルーツ添えなど)
食事のカロリーとして身体が消化できるよう、工夫してあげるのも手ですね。
(解熱後、灼熱の誕生日パーティーにバナナ登場。これを大人2人と子ども3人で分けました)
◆急な発熱の予防法、回避策
これまでに書いたような項目を避けるのが
急な発熱を予防する一番の方法。
特に大事な用事、イベント、旅行などを控えているときは
3〜4日前から気をつけて過ごしていると、体調を崩すことなく
お子さんとお出かけを楽しむことができます。
それでも、
今日は思いがけず冷房のきつい場所で過ごしてしまった〜、
川遊びしてキンキンに冷えたスイカ、カキ氷までいただいちゃった〜、
なんて日もありますよね。
そんなときは、
ここまでの注意点を踏まえたうえでさらに
・帰りの車で膝から下に一枚タオルなどをかけて温める
・帰宅後、足湯でしっかり体温をあげる
(足湯が無理でもせめて就寝時、足裏から足首、ふくらはぎを揉んであげる)
・根菜中心の温かい食事で中から体温をあげる
などで発熱を回避することができますし、
発熱を軽く済ませることもできます。
うちの子供たちがあんまり熱を出さないので
今回はすっかり油断していました〜。
身体が小さい順に冷えていくので、
小さい人から気にかけるのも大事ですね。反省・・・。
一番小さい子から、
早めにあがらせる、先に拭く、着替えさせる等、
人数増えたけど、ちゃんと気配りして遊ぼうと思いました。
この夏は何度か実験を重ねていこうと思います。
川遊びは思い切り楽しんで、帰ったら足湯だね!
以上、風邪でも何の病気でもない「発熱」についてでした〜。
関連記事:もしも熱以外の症状が見られたら、こちらもご参考に^^
風邪に負けない 風邪の手当て ウイルス性胃腸炎 気管支炎
* * * お知らせ * * *
夫の協力隊のお仕事が忙しいため、雑草屋はお休み気味ですが、
自然体研究所、新月カフェのイベントは継続中です。
・8月24日(土)こもれびの会
〜ひきこもり・不登校の子を持つ親の居場所〜 新月カフェ presents
・新月カフェin大子、決定!
9月19日(水)@メンタルサポートステーションきらり
・9月26日(木)〜27日(金) 森の新月カフェ お泊り@筑波山!
生きづらさを抱える方、ひきこもり経験者の方、
新月カフェFBページで詳細がアップされると思いますので
興味がありましたらチェックしてみてくださいね。
* * * まかない日記 * * *
7月の終わり、長男が3歳の誕生日を迎えました。
暑い夜、大雨で密室で、7月終わりにして初めての扇風機出動となった夜。
今回は「巻きまくり」がテーマで、手巻き寿司&クレープ。
少しかために炊いたごはんで
米酢と柚の酢(柚子果汁)、塩で酢飯を作っておき、
ひたすら具を巻いて食べました。具はあっさりと
・茹でいんげんの醤油漬け
・人参の醤油煮
・きゅうり
・かいわれ大根
・アボカド納豆
お醤油が美味しいので、こんな具だけでもとっても味わい深かったですよ^^
SDカードのデータが破損してしまい、
7月の思い出写真はほとんど救出できず(涙)
かろうじて修復した写真から記念日の記録をば。。。
千葉の道場に行ったのが1歳のときで、つまり
長男の赤ちゃん時代は大変すぎてあまり記憶がないのだけど、
もう3歳なんて!!大きくなったなぁ。
この暑いさなかにケーキをもそもそ食べたくなくて、
長男に「クレープでさ、お豆腐クリームとバナナを巻いて食べようよ」と懐柔しました。
みんなにクレープ(地粉、水、アルミフリーBP、塩)を配り、
有機バナナを分配して、豆腐クリーム(絹豆腐、はちみつ、塩)をトロリ。
プレゼントは、軍兵六農園さんで奥様が読んでくださった絵本が素敵だったので
ベスコフ作品と、いわきの詩人・草野心平の絵本などなど。
3歳おめでとうー!!