二言目には「お嫁に行ったときに恥をかくから」と
暮らしの中のあれやこれやを
厳しくしつこく、ああしろこうしろと叱られた。
今思えば、まっとうな「しつけ」。
書いて字のごとく、身を美しくする躾(しつけ)だったのだけれど
常に怒られていた私には、それが窮屈で仕方がなかった。
小学校低学年のとき、
ふと、テレビドラマに出ている人の手元が目に入った。
お箸の扱いが優雅で、つい見とれた。
流れるように食べ物を運ぶ仕草の、美しいこと。
その瞬間から、
私もお箸を美しく持ちたい、美しく操りたいと
やる気が出てきた。
そうなると上達が早く、箸使いは注意されなくなった。
中高生のとき、
食べ方のうつくしい友達がいた。
とても幸せそうに、美味しそうにいただく。
もぐもぐと、幸せいっぱい、真剣に、食べている。
その姿が見ていて気持ちよく、かわいらしく、
こちらまで美味しくなってしまう。
しかも箸使いが丁寧で、お弁当のときは気づかなかったけれど
お店などで向かい合えばお茶碗を持ってさりげなくおかずを迎えにゆき
見事な三角食べでおかずとお米、汁物を順に味わっていることに気がつく。
ねぇ、卵焼き取りかえっこしよー。
miyaんちの卵焼きは、甘くておいしいねぇ。
ニコニコ、もぐもぐ。
古めかしい校舎の窓際で、
うちの母の卵焼きをほおばる姿を思い出す。
社会人になってから、先輩などに
本当に美味しそうに食べるねぇ。
ホラもっとお食べ。
なんてずいぶん言われたけれど、
あの友達の影響だったように思う。
今の私がどんな食べ方をしているのかは、わからない。
日々必死すぎて、
きっと猫背になっていたり、暗い顔をしていたりするし、
食事を味わうとか丁寧に食べるとかを、忘れてしまっている。
それでも、子ども達を連れてお弁当を持って出かけると
子どもらの食べている様子をほめられることは多い。
丁寧だ、昭和のようだ、
佇まいがいい、所作がいい・・・
そう声をかけてくださる人はやはり、
私がかつて憧れたような、食べ方の美しい人が多い。
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幼児のお箸に思うこと 子どもの偏食(好き嫌い)対応をやめた結果 「やりたがる時」が「やらせ時」
今回は、次男坊のお宮参りの写真でしたー。
生後1ヶ月の頃が、すでに懐かしい・・・
姉二人、あんなに抱っこの取り合いだったのにね。
今ではもう4ヶ月、どぉーんと重くなった次男は
姉のどちらも抱っこしたがらなくなって、寂しそうです〜。
* * * お知らせ * * *
東京の稲城市から、茨城の大子町まで
4時間半の電車に揺られて夫がさきほど帰宅しましたー。
いな暮らしさんでのマインドボディヒーリング出張講座、お陰様で盛況だったそうです。
終了後にさっそく腰痛が消えたとの声も聞かれ、嬉しいですね^^
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* * * まかない日記 * * *
自然派のお友達とお話していて、よく挙がるテーマが「甘いもの」。
小さいうちはなるべく甘いお菓子をあげない人が多いのですが、
果物はどう考えたらいいのか、たくさんいただいた時はどうするか。悩ましいですよね〜〜
うちは、果物は買いません。普段のおやつにも登場しません。
そのぶん、いただきものの果物は超プレミアム(笑)!
大事に大事に、食後のデザート(朝や昼)にしたり、おやつ(普段はおやつなし)にしたり。
果物でハイテンションになると寝つきが悪くなるので、夕方や夜にはあげません。
で、できればカロリーとしては食事に組み込んでしまいたいので
朝や昼にこんな組み合わせで食べることも多いです。
生のまま、あるいは少量の塩と煮詰めてコンフィチュールにして
パンやパンケーキ、スコーンなどに添え、果物込みでひとつの献立にして、いただきます。
ご近所の方にいただいた苺、甘くて美味しかったなぁ〜。
長女か夫が焼いてくれた、ぶ厚いパンケーキと一緒に。
苺は5人分で、このあとめいめいのお皿に配布しました。
ご近所の方々には何かとよくしていただいており、
少しずつご恩返ししていきたいものです。
ごちそうさまでした!!