2019年06月22日

プライベート出産記(4)医療的Q&Aと実践したこと

(1)(2)(3)の続きです。

ちなみに誤解のないように書いておくと、
出産はどんな形でも素晴らしいものだと思います。

今回、プライベート出産をしてみたのは
料理に例えて言うなら、
「ガスコンロじゃなくて焚き火で料理してみたかった」、そんな感じ。

現代の主流となっていることも便利で安心だけど、
昔はどうだったのかな、動物はどうしてるのかな、
そんなことを実感として知りたかった。

なので、いま改めて分娩台のお産や帝王切開にも興味があるし、
産科医療の蓄積した知識があるからこそ、安心して出産できたのです。

「ガスも電気も便利、毎日ありがとう!」


では、Q&Aの話へ。
かなり長文ですので、必要な方だけ、どうぞ〜。

IMG_2858sirotsumekusa.JPG

案外、真面目に受け続けた妊婦健診。

自宅で産まれてしまうことが前提ですから、
出産についての疑問・不安を
妊婦健診で医療従事者の方々に会うたび、
プライベート出産体験者に会うたびにどんどん聞いてきました。

今日は、そうして蓄積してきたQ&Aについてまとめてみます。
(情報の利用は各自の自己責任でお願いします)

IMG_2856sirotsumekusa.JPG

■「妊娠後期のお腹の張り、子宮口の痛みはどうすれば?」

【産科医】
 腹帯やトコちゃんベルトで、下がってる赤ちゃんの位置を上に戻してあげる。
 子宮口を圧迫しなければ張らない。

【経験者】
 動きたくないときは動かないし、動きたければ動く。
 頭で考えすぎずに体に従う。

⇒骨盤高位にしてさらしで骨盤を締めると、確かに張らなくて楽でした!
 普通の産科だと、「お腹が張る=投薬or入院」を強制されやすいのですが。


 今回、検査の先生には
 脅されず、堅実なアドバイスをもらえて、本当にありがたかったです。


 動きたくないときは、自分に正直に、安静にしてました。
 今回はとにかくつわりから出産まで、ずっと動きたくなくて・・・

 自然なお産の本を読むと、「しっかり動いて体を鍛え、つるんと産む!」が王道で、
 自己嫌悪に陥ったり、くよくよ不安になったりもしたのですが。


 妊娠中に遊びに行ったお友達(プライベート出産体験者)が
 一人目のときは全然動きたくなくて、二人目は山に登るほど動きたくて、
 体の声をきいて過ごしたよ〜と言ってくれたので、ホッとしました。

 で、動きたくないし、妙に子宮の上の面(胎盤のあたり)が痛むので
 健診のたびに相談しつつ(「お腹が大きくなるからつっぱって痛い」と言われた)、
 ゆったりまったり〜な妊婦生活でした。

IMG_1415sango_C_cook.JPG
(夫だけでなく長女にもたくさん家事をしてもらった)


■「新生児黄疸を予防・軽減するには?」
(あまりにも強い黄疸が長引くと、入院治療が必要になったりする)

【助産師】
 西洋医療では出てきたら早めにへその緒を結ぶ(産まれた後に臍帯血を流入させないため)。

⇒3分後に結びました。
 ちょっと長くなるので、後でご説明します。

【助産師】
 母親がO型、父親がそれ以外の血液型の組み合わせの赤ちゃんに黄疸が多い。

【助産師】&【産科医】
 とにかく産後は陽に当てる。
 あまり神経質にならなくても1ヶ月陽に当てれば大丈夫。

⇒日々実践。
IMG_1623oudan_nikkouyoku.JPG
寒い時期は、厚くタオルを巻いた湯たんぽで遠くからじんわり温めつつ。
(低温やけどや脱水の心配もあるので、こまめに手を入れたり呼吸の変化を確認して)

表だけでなく裏も。甲羅干し?
IMG_1689oudan_nikkouyoku.JPG
直射日光ってけっこう疲れるので(ひーはー言います)、
こまめにおまる休憩・おっぱい休憩も入れつつの日光浴でした。


<<新生児黄疸対策 我が家の場合>>

新生児黄疸が非常に非常に強い、我が家の子ども達。

次女も長男も苦労したので、
何とか黄疸を軽減できないかと助産師さんたちに聞いたところ、
こうのとり助産院の山田先生から

「だから西洋医学では
 産まれてすぐにへその緒を縛っちゃうんですよ」との答え。

さらに黄疸の仕組みについても(夫が)調べまくった結果、

「へその緒は、赤ちゃんが産まれて3分後くらいに
 消毒した紐で縛る」

と決めました。


実は、「産後の母親は光を見ないほうがよい」という野口整体の考えから
3人目のとき、産後ずっと薄暗い部屋で過ごしていたんですよ。

もしかしたら長男は、
それで黄疸が強まったのかなぁという反省もしていまして。

IMG_1395.JPG

4人目の今回は、
私がアイマスク(というかタオルのせるだけ)をしたり
上から布を垂らすなどして、日光を見ないようにしつつ、

赤ちゃんには産まれた直後から、
しっかり日光をあてていこうと決めました。


シュタイナー的に、産まれたばかりの赤ちゃんの魂に
それがいいかどうかは、、、よくないかも、と思っています。

ほの明るい胎内と違って、やたら眩しいですもんね・・・

また、自然なお産の本では、
「赤ちゃんが胎盤よりも上にいれば黄疸は起きない」と書いてあるんですが。

2人目・3人目の強烈な数値の黄疸を経験してしまっている以上
背に腹は代えられません。


胎盤が出てから切るつもりでいたので、出生3分後に縛ったとはいえ
赤ちゃんと私はへその緒で19時間以上つながったまま。

胎盤が出たらへその緒のもう一箇所も消毒した紐で縛り、
二つの紐の間を消毒したハサミで切りました。

IMG_1571.JPG


■「会陰の傷をトラブルなく治すには?」

【助産師】
 ゆっくり産んで会陰をしっかり伸ばしてあげるに限る。
 ちゃんと伸びていれば割けない。

⇒初産のときに切られた傷がひきつれるので、どうしても割けるということで
 今回も2cmくらい割けました。だいぶうまく産んだと思うんですが・・・

 トイレでの汚れが心配だったので、清浄綿を買っておいて
 産後はトイレでこまめに拭きました。

 傷口の消毒は、アルコールだと絶対に痛いと思い、
 抗菌力の高いティーツリーオイルを塗ってもらっていました。

 香りがよく、スウスウするけど
 オイルだから傷口にしみることもなく、とても良かったです!

IMG_2853flower_mix.JPG

さらに産後に「昔はどうしていたのか」を聞いたところ、より良い情報が!

【助産師】
 本来、血は汚いものではないので(※傷を治してくれるという意味)、
 正座で赤ちゃんの世話をしていれば縫合なしでもきちんとくっつく。
 あぐらがダメ。

【助産師】
 産褥熱は会陰の傷ができた人に起こる。
 昔は清潔でない古布をあてることがあったから、
 ばい菌が入りやすく、産褥熱を起こした。

⇒長女や次女の頃、病院のベッドであぐらをかいて授乳していたことを反省しました。
 そりゃ、会陰の治りが遅かったわけだ!

 今回は直感で、正座で過ごしたくて、
 起きて赤ちゃんのお世話をするときも食事のときも、
 足の裏で守るように会陰の下に空間を作って、正座していたのです。

 産後数日間、夫によると傷口は
 「血が固まってくっつけてくれてる感じ」でした。

 4〜5日経った頃にそれを聞き、
 血のかたまりを取り除いてちゃんと消毒して!と頼んだところ
 乾いた血の下からは、パックリと生生しい、でも血の止まった傷口が現れたそうです。 

 産褥パッドの代わりにきちんと洗濯してある古おむつをあてていたので
 清潔面もクリアしていました。よかった〜。

IMG_2861yukinoshita_dokudami.JPG

■「後期検査のGBS(B群溶血性連鎖球菌)にひっかからないためには?」
(GBS陽性となると、産院では出産前に1週間ほど抗生物質を飲み続けるか、分娩時に抗生物質の点滴をしながらの分娩になる)

【助産師】
 本来は常在菌にすぎないので、
 体温をあげてとにかく抵抗力を高くしておけば大丈夫。

⇒そうだったの!?とビックリ。
 体温高めにキープして、見事に検査をクリアできました^^

【助産師】
 検査自体の拒否をする場合は、
 母子両方の責任を問わない書面を書き、
 医師・助産師双方に提出する。

⇒2人目のときは検査で陽性だったせいで、産院から
 「予定日前から入院して抗生剤投与、促進剤で陣痛を起こして抗生剤の点滴打ちながら出産」
 なんて、極めて人為的な出産プランを強く勧められてしまいました。

 何も知らない初産なら、そのとおりにしていたかもしれません。
 (うまく断われてホッ) 

 3人目のときは、助産院と総合病院の双方に対して
 責任を問わない旨の書面を渡して検査を拒否しましたが、
 肝心の「母子両方」を書いていませんでした。 何事もなくてよかったな〜

 今回は出産時に病院にいない(=抗生剤の点滴を強制されない)ことを
 想定していたので、検査はおとなしく受けました。

IMG_1549sango_sentaku.JPG

■「産後の出血を少なくするには?」

【助産師】
 胎盤のはがれで無数の血管が千切れた状態。
 子宮が収縮すれば傷口が塞がる。
 輪状(りんじょう)マッサージでとにかく子宮を早く収縮させる。

【産科医】
 スピード出産ということは出す勢いがあるから、出血も出やすい。
 骨盤を早く締め、子宮も早く収縮させる。

⇒胎盤が出た後すぐに、骨盤を
 産後ケアベルト(マジックテープつきのさらしみたいなもの)で締めてもらいました。

 子宮も輪状マッサージで収縮させるつもりだったんですが
 あまりにも収縮しきった状態で胎盤が出たため
 出血がかなり少なく、マッサージ不要でした。

IMG_2862nobara.JPG

■「へその緒の処置はどうするか?」

【助産師】
 二箇所を紐で結んで、その間を消毒したハサミで切る。

⇒黄疸のところでも書いたとおり、出生3分後に一箇所だけ縛り、
 胎盤が出てからもう一箇所を縛り、ハサミで切りました。

 赤ちゃんのおへそから垂れるへその緒は
 とりあえず弱めの救急テープでお腹に貼り付けておいたのですが。

 へその緒がカラカラに縮むと、おへそが引っ張られる感じになって怖かったので
 テープはしないほうが自然な縮み方をしたのかもしれません。

 あと、長すぎてお腹に大きなスルメイカ状態だったので(汗)
 一度短く切りました。
IMG_1535heso_no_o.JPG

 何センチくらいの場所で切るか、考えていなかったのが反省点。
 おへそから6〜7センチくらいで充分だったように思います。


【経験者】
 そのままくっついたままで過ごした。
 4〜5日でカリカリになって取れた。

⇒適度な長さにへその緒を切ったあとは
 ひたすらお日様にあててました。
 (だって、何かあったら怖いですもん・・・)

 へその緒の付け根(おへそ)がしっかり乾くように
 こんなポーズで。
IMG_1652heso_no_o.JPG

 へその緒を切ってから5日目、ポロリと取れました。
IMG_1656heso_no_o.JPG

■「おへそのケアはどうするか?」

【経験者】
 自然に乾燥して治った。

⇒長男出産のときのおへそケアキット
 (粉と消毒液)を使うつもりが見つからず、
 おへそを日光にあてて乾かす日々。
IMG_1657heso_kansou.JPG

IMG_1670heso_kansou.JPG
 へその緒は5日で取れ、そのあとのジュクジュクは
 おむつを外すなど、さらに意識して日光にあてると
 (へその緒が取れてから)3日で治りました。

IMG_1701heso_kansou.JPG
(泣いたときに膨らむ範囲まではOKとし、おへそ周辺をちょっと指で引っ張るようにして、中のほうまで乾かした)


念のため、あとで助産師さんに聞いたところ…

【助産師】
 今は、粉も意味がない、治る日数が同じということで、
 おへそケアは消毒液のみになっている。

えぇー!たった2年でそんな変化が!
それに今頃わかったの?意味がない、なんて。。。

IMG_1664heso.JPG

自分の傷ならまだしも、赤ちゃんのおへそのジュクジュクは
ちゃんとしないと怖い!と思う場所でして。

今回、お日様でしっかり完治したのは感動でした。
天気が良くてよかった〜〜

もしもずっと雨のシーズンに産んでいたら・・・
ひたすら「フーフー」息を吹きかけて乾燥させたかもしれません。


何人も産んできたからこそ、
具体的な疑問がどんどん出てきたのですが、

医療従事者のみなさん、さらにプライベート出産の先輩方に
たくさんのアドバイスをもらえたことで、
安心できるレベルまで、知識の蓄積ができたのだと思います。

みなさんに心から感謝しています!
ありがとうございました!!


プライベート出産記:(1)自宅出産難民 (2)お風呂で産んでみた (3)胎盤が19時間以上出てこない

いずれ、行政の手続きのことも書こうと思います。
お付き合いくださりありがとうございました!



* * * お知らせ * * *

脳のメカニズムを理解し、ストレスを見つめてあげて
不快な諸症状を克服していくマインドボディヒーリング(心身治癒法)。

講座に参加された方々のご感想を、
ちょこちょこアップしていますよ〜。ありがとうございます!

参加後の感想9(手荒れ)

参加後の感想10(アトピー)

みんなで医者いらず、お薬いらずになっていくのが楽しいですね♪



* * * まかない日記 * * *

産後数日でアパートの大工事が始まり、友人宅に疎開したのは
今振り返ってもドタバタと大変な日々でした。

夫が作ってくれた、おからハンバーグ的な何か。
IMG_1636sango_gohan.JPG
めちゃめちゃ美味しかった記憶があります。

IMG_1634sango_gohan.JPG
ブロッコリーのパスタと、人参のサラダと一緒に。
半年も食器なしで暮らしていたんだなぁ。。。

黄疸対策やおへその乾燥など、
とにかく日のあたる環境で産後のケアをしたかったので、
日当たりのよい友人宅には心から感謝しています。
IMG_1633sango_gohan.JPG
Cちゃん、半月も仮住まいさせてくれてありがとう!!!
posted by miya at 14:40| Comment(0) | 妊娠・出産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: