2019年04月23日

洗濯機なし生活の記録

大子町の空き家に入居して
20日ほどが経過しました。

生後1ヶ月と10日の次男坊のお世話にかかりきりな上に、
屋内外の汚れを落としたり
残されたままの荷物と格闘したりで、
落ち着くまではまだちょっとかかりそうです。

家の周りは夫が猛烈な勢いで整えてくれていて、
庭・畑・裏山に至るまで
放置されていた藪を切り開き、
風と光が気持ちよく流れるようになってきました。
⇒夫も書いてます スタートダッシュ


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さて、前の住人や
もっと前の代々の住人たちが残したらしき荷物の数々。

なんと冷蔵庫と洗濯機も、そのまんま置いてありました。


冷蔵庫はまだ全然使う気がしないのですが
洗濯機は、入居後1週間ほど経ったころに
そろりそろりと使い始めました。

逆に言うと、
『洗濯機なし生活』で1年も過ごしてきたため
洗濯機も最初は使う気がしなかったんです。

あーハイハイ、
電気と水をやたら使うわりに汚れが落ちないアレね、
みたいな白い目で見てしまって(笑)。

しかし、住まいの掃除や片付けを
いくらやっても荷物が片付かず。

だんだん時間が足りなくなって、
こりゃ洗濯の時間だけでも短縮するか〜、となりました。


とはいえ、
せっかく1年間も楽しんだ
『洗濯機なし生活』。

忘れないうちに、
そしていつでも誰でもチャレンジできるように、
覚えていることをまとめようと思います。

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(今回の写真は、アパート工事のときの疎開先、Cちゃんちでの日々より。ここも洗濯機なし)


● 手洗いの方法

・基本の水洗い

夏場は、洗面器や大きなタライを使って
お風呂場でがっしょんがっしょん、
足裏で踏んでは混ぜ返し、水を変えては足で踏み絞り・・・
というのを、涼しく楽しくやっていました。

洗う量は、容器の大きさに応じて、数枚ずつ。

バケツだと容量が多いため
大人の衣類でも洗いやすかったです。

今ならお風呂場でぬるま湯でやるか、
(洗面所がないので)台所のシンクをピカピカに洗って
洗面器で数枚ずつ手洗いをして、干しています。

ほぼ毎日シンクを磨き上げる結果になって
ちょっとラッキーでした^^

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・汚れが気になるときの「石鹸部分洗い」「お湯洗い」

洗剤なし方針の我が家ですが、
泥んこの服、2歳児のお食事用エプロンや、
布おむつの特にニオイが気になるものだけは
固形の無添加石鹸を使って下洗いしています。

あと、石鹸をそんなに使いたくないときや
部分的な汚れでなく全体が気になるときは
お湯を使った下洗いをしていました。

対象の洗濯物を入れた洗面器やバケツに
熱めのお湯(40〜60℃、給湯の設定次第でOK)を入れ
数分置いておくと・・・

案外、汚れが溶け出してくるんです。
お湯を減らして両手でもみこすりすると、
お湯が汚れで濁って一目瞭然。

そのあと何度か
水(汚れ度合いによってはお湯)を替えながら
もみ洗いをして、おしまい。
⇒湯洗いの関連記事:半纏(はんてん)を家で洗う方法


バケツでも洗面器でも、色が白に近いほど
汚れがはっきり見えて洗いやすかったです。

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● 手洗いのジレンマ

でも、手絞りって
力いっぱいやっちゃうと服が傷むんですよね。

お日様と相談しながら、
デリケートものや古い衣類は
気をつけて手絞りしていました。

その一方で、手絞りを弱くすると
生乾き臭との板ばさみにもなります。

 朝イチで干せるように
 前夜から洗って水に浸けておき、
 朝あらためて絞って干したり。

 頻繁に洗うものや薄いものは
 前夜から干しておいたり
(夜風と朝日で乾いていることが多かった)。

色々と工夫してみるのも
案外楽しかったです。

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● コインランドリーの使い方

雨が続いたときやイベント続きのときは
すごい量が溜まってしまって
全然洗えない・乾かないを経験したので、

なるべくストイックになりすぎず、割り切って
近くのコインランドリーのお世話になっていました。

秋によく使い、冬は使わない月のほうが多かったから、
秋冬を平均して月に1〜2回ほどでしょうか。


洗剤なし生活を数年続けてきたため、
洗剤が自動投入されてしまうのが嫌だったのですが。

ひいきにしていたコインランドリーでは
そこまで香りの特徴的な洗剤は使わないらしく、
月に数回だし、割り切って使おうと決めました。


洗濯で400円、乾燥で大抵300円以上。

両方やるとなかなか痛い出費ですので
雨でない限りはなるべく
アパートの駐車スペースで干していました。


コインランドリーの印象としては

 洗濯機
 :脱水がかなり甘い(乾燥機で儲かるから?)

 乾燥機
 :きっかり乾くまでやると、生地が傷む
  まあまあの乾き具合でやめると、家で追加干しが必要

 規模の経済が働くので、いっぱいためてから持っていくのが良い
 コインランドリーへの往復のガソリンのことも意識が必要


洗濯物がたくさん溜まってしまったときの
コインランドリー利用の落としどころは

 確実にカラリと晴れの日 ⇒ 早朝から洗濯機だけお世話になって家で干す
 (脱水が甘いのでなるべく早くコインランドリーに行くのが大事でした)

 確実に雨の日々 ⇒ 家で手洗いしまくったものを乾燥機だけかける

でした〜。

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● 洗濯機なし生活をはじめてわかったこと

前は、なんでも洗濯機にお任せして
きれいになったつもりでいましたが。

 汚れって案外、落ちてない!!

 そりゃ、
 化学物質盛りだくさんの合成洗剤が必要になるわけだ!


汚れの落ち具合をしっかり、
目と手で確かめながら洗う「手洗い」は
汚れを落とすという点では一番だなと納得しました。

逆に、そこまで汚れてないものは
まだ洗わなくていいんじゃない?
と、大らかにもなれましたし、

洗濯機のある家に越してきた今では、
ひどい汚れじゃないから洗濯機でいっか〜
という意味での大らかさも出てきました。

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● 洗濯機のある生活を再開してみて

・いろいろ洗いたくなる問題発生?

現在、洗濯機にお願いしておいて
その間に別の家事をできる点は
とっても助かっています。

その反面、洗うハードルが下がって
そこまで汚れてないものも
じゃんじゃん洗いたくなり・・・

もともとは潔癖で神経質なので
(そして特に今は産後なので)
洗濯機があると思うと
やたら洗いたくなってしまうのです。

結果として、もしかしたら
水と電気の無駄遣いをしているかもしれません。

でも、洗濯籠に山盛りの洗濯物がある、
という光景が私にはストレスなので
カゴがいつも空っぽになるのは
精神衛生上、とても良いなと感じています。


・うまい使い分けをしたい

手洗いを1年やり続けたおかげで、
ほんの数枚のおしめや衣類は、
ちゃちゃっと洗面所で洗って
さっさと干すようになりました。

手洗いのハードルが下がって、
手洗いのレベルが上がったみたいです。

洗濯機は、あればありがたく使うけれど
なくても大丈夫!と言えます。


時間や余裕がないときは、洗濯機で。

時間があるときや、汚れ物が多いときは、
手洗いして、脱水だけを洗濯機にお願いする、
というのも便利な使い方だと思います。


・もっと理想を言えば・・・

できれば電力を使わない方法で
シンプルな道具があれば一番いいんですが。

いくら大学を出ていても、残念無念、
モーター系の工作はからっきし。

自転車を漕いで回す自作洗濯機とか
足踏み脱穀機を改良して作る足踏み脱水機とか、
イメージはあるんですが、作れるのかは怪しいもんです。

どうやら手動式の洗濯機が日本に上陸したらしいので
いつか試してみるかもしれません〜。

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産前に書き溜めてあったものに加筆修正していたら
長くなってしまいました。

読んで下さりありがとうございました!
お産の話も、ちょっとずつ書いていきたいです。


関連記事:冷蔵庫なし&洗濯機なし生活の電気代



* * * まかない日記 * * *

いすみでの疎開先、Cちゃんちの周りは商店街でした。

産後の養生に専念する私と赤ちゃんを残して、
夫と子ども達でお散歩に出た日、4歳の次女からのお土産がこちら。
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「お母さんが好きなむらさき色のお花だよー♪」
ちゃんと毎日お水を替えて、お花のことを気にかけて飾り続けてくれました。
(そういえば冒頭のオオイヌノフグリも、次女が摘んできてくれたものでした)

で、そんな日々の晩ごはん。
IMG_1678gohan.JPG
大豆ミートとパプリカ、戻した干しタケノコで、酢豚風。
玄米ごはんと、茹でブロッコリー、お味噌汁の献立でした。

産後は三度の食事に掃除洗濯に子育てにと、夫がフル稼働で頑張ってくれました。
ありがとう!ごちそうさまでした!
posted by miya at 22:13| Comment(0) | 暮らしの工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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