あれは10日ほど前だったか。
7歳の長女が、初めての飯盒炊爨(はんごうすいさん)に挑戦した。
まずはお庭で、焚き火の練習からスタート。
ここで焚き火を始めた数年前にくらべて、
忍耐力も集中力もぐっと増してきた小学1年生。
薪や焚き付けをたっぷり集めてきて
長すぎる枝はノコギリでせっせと伐って・・・
あちこちから乾燥した枝を拾い集める根気が(やっと)足りてきたし、
薪を組んで“火の赤ちゃんのおうち”を用意するのも上手になっていた。
家の隣、ヤギを飼っているスペースにて、いざ本番。
風よけの瓦を組んだり、支柱となる枝を地面に深く挿したりと
夫がある程度のインフラ作りをしてあげたものの、
初めてのマッチ擦りに点火など、
全力で頭に叩き込みながらやっている様子。
「えーっと、このあとどうするんだっけ・・・」
秘密の手引書を読み返す。
クリスマスにサンタさんが届けてくれた、この本だ。
大好きな「大草原の小さな家シリーズ」よりも
より具体的で実践的な指南書。
隅々まで夢中で読んでいた娘が
飯盒炊爨に憧れるのは当然だった。
長女の場合、本が介在することで、
親が直接教えるよりも効果的らしい。
つい口を出しそうになる「両親」よりも、
無駄な干渉のない「本」を読み、自分で考え、
どうしてもわからないところだけ親に相談してくる。
2つの飯ごうは、私の祖父が大事に使っていたもの。
秋田に泊まりに行ったとき、
「持って帰れ〜」って祖母が言ってくれた。
この飯ごうでお米をはかり、研ぎ、浸水させる様子も
親の手伝いを言いつけられた時とは大違いで、
「飯ごうで炊くんだ〜♪
冒険図鑑に載ってたの〜♪」
なんて、意気揚々と支度をして、動きに無駄がなかった(笑)。
火の世話をしつつ、妹と遊びつつ、
吹きこぼれそうなときは燃える薪を崩し、
「棒を飯ごうにあててグツグツ」の確かめ方を教わって、
時間はまだ感覚で計れないので、大人に聞いて・・・。
火からおろし、蒸らしも終わって、
フタをあける瞬間は、もうすぐ。
「どうしよう、炊けてなかったらどうしよう〜」
ドキドキしながら、飯ごうを食卓へ。
さぁ、生まれて初めての飯盒炊爨、
結果やいかに!?
どるるるるるるるるるるるるるるる・・・・・・・
じゃじゃーん!
おぉー!炊けてるー!!!
すばらしいぃぃ〜〜♪
長女は喜び最高潮、次女も拍手喝采^^
晴れがましい顔は、ぐっとお姉さんになった感じ。
夫も見事な炊け具合に大興奮。「ほらこれ見てー!」
瞑想&1日1食の10日間を過ごしていた夫だけど、
このときばかりは戒律をちょっと破って
炊きたてごはんに舌鼓を打ってくれた。
(汁物大好きな夫がお味噌汁は用意してくれたしね♪)
何度もおかわりをして、幸せそうにほおばる娘たち。
「また飯ごう炊さん、やりたい!」と張り切る長女には
集めた薪や焚き付けを屋根の下に保管するよう教え、お開きとなった。
親としても意外なくらい、美味しかったなぁー。
やるなぁ、7歳!
これからも楽しみにしてるよ!
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今日の晩ごはんで絶賛されたおかず。
見た目は地味ですが、雑草屋の殿堂入りが決定しました。
切干大根&大根の干し葉(どちらも実家の母作)を昆布だしで煮て
お味噌汁に使えるようにしていたのですが、
夜は具だけを取り出して、ごま和えにしました。
醤油麹をたらーり、白練りごまをたらり、
白いりごまを擂って、た〜っぷり。
おいしゅうございました!乾物万歳!
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