次女が私のお腹にやってきた夜のことは、
よく覚えている。
眠っていたら、私の枕元に
小さい子どもがたたたっと駆け寄ってきて
左上のあたりからしゃがんで私をのぞきこんだ。
と思った次の瞬間に、その影は
プールサイドから飛び込むみたいに
勢いよく、びゅん!と私のほうへ駆け込んだ。
ぶつかる!
と、思わず目をぎゅっとつぶったら、
自分の中にしゅーんと入ってきた。
ああ、もしかしたら、
赤ちゃんが来たのかも。
そう考えたら安心して、また深い眠りに落ちた。
3人の子どもたちのうち、
こんな体験をしたのは次女のときだけ。
しかも、駆けてきた勢いが甥っ子にそっくりで
産むまでずっと、男の子だと信じて疑わなかったっけな。
それから、現在。
2歳半になった次女が昨日、
起き抜けに布団の中で「お空のこと」を話し始めた。
お空の上からね、ゆいーちゃんが、
おめめで、わわわあぁ〜〜〜!って、見てね〜。
おたーちゃんのところに、びゅうーん!
って、きたの〜。きたんだ〜♪
眠りとの境界にいるとき、
こういうことを話すとは聞いていたけど
まさか自分の娘から聞けるなんて。
知り合いに、お腹の中にいたときの記憶を話す子がいたから
いつか子どもを産むようなことがあれば、
胎内記憶なんかを3歳までに聞き出そうと思っていたけど。
長女は残念ながら「ぜーんぜん!おぼえてない!」と答えたから
それっきり、すっかり忘れていた。
それから、ちょっと脱線するけれど。
甥っ子(兄)は3歳のとき、
新幹線から沈む夕日を眺めてうとうとしかけたタイミングで
いきなり「前の話」をしたそうな。
おかあさんのところに来る前はな、
おにいちゃんがおってん。
てっぽうで、みんな、バンバンバン!ってやるねん。
おとうさんもおかあさんも、
家にきた人に、バンバンバン!って、殺されてん。
あの沈んでくおひさまみたいにな、
大きい川に、おかあさんの体が
ゆっくり、ゆっくり、沈んでいってん。
川はな、ずうっと向こうまで、
みんな死んでてん。
でも、おにいちゃんがおったから、平気やってん。
てっぽうもってな、おにいちゃんと逃げて、戦ってん。
今はな、おかあさんがおるから、うれしいねん。
姉からすぐに連絡をもらって、
その内容を聞いた私は、涙が出た。
憶測でしかないけど、
内戦の激しいような場所にいた子が、
ゆっくりお母さんと生きるために、
姉のところに来たんやろうなとか、
だから甘えん坊で泣き虫なのかなとか。
前のその子と、今のその子を思って、泣いた。
でも、この話はこのとき1回きりで、
本人が大きくなってからは「ぜんぜん覚えてない!」という。
さて。
ポエマー調スピリチュアル系は好きじゃないし、
綺麗事は書きたくないので、さっくり終わろう。
語る子も、語らない子も、
どこかからわざわざ来てくれたんだと思うと
大切に一緒に生きていかねば、と気持ちが改まる。
毎日ドタバタで、すぐ忘れちゃうんだけど。
来てくれて、ありがとう。
* * * お知らせ * * *
2月スタートなのに全然宣伝してなかった・・・!という、
のんびり告知のつくし農園。 畑で待ってまーす^^

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こちらは親子で楽しめるお米と大豆作り。
作物が決まっていて、作業しやすいのでハードル低めです♪

こぐま塾アグリコース 〜2017年度 味噌の部〜
* * * まかない日記 * * *
夫が無添加の竹輪を買って、「木の葉丼」を作ってくれました。
車麩も入っててジューシー、豪華!
毎朝の霜にもめげずに、庭ではミツバが少しずつ成長してきました。
少しもらって、散らしてみたら、おいしい〜。
「え!ちくわに車麩に、卵まで!ぜいたくぅー!!」
と娘たちに喜ばれました^^ 作ってくれて、ありがとう。
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ラベル:インナーチャイルド