台所で洗剤もせっけんも使わなくなってから
手荒れはずいぶん減ったと思う。
それでも、お風呂の入りすぎとか、
洗濯の手洗いが続いたとかで、
指先がパックリと切れて出血することがあった。
年末もそうで、忙しいさなかに
カサカサの指先からぶっしゅ〜と血が出始めて、
困ったもんだよと指先を舐めながら過ごしていた。
動物みたいに、ずっと舐めていられたらすぐ直るのだけど
主婦はそうもいかない。
そして、ぱっくりと深く赤く割れてしまった指で
おせち用の紅白なますにとりかかったとき。
お友達からいただいた柚子4つを搾っていて、気がついた。
傷口が、痛くない。
それどころか、むしろ、ふんわりと包まれるような・・・
なんと翌朝には、傷口はぴったりと閉じて
固いかさぶた状になっていた。
なんという治癒のスピード!
柚子の種は焼酎漬けにして常備薬にしているものの、
柚子果汁そのものがこんなに傷口に効くとは、意外だった。
お正月の義実家滞在では、滞在が延びたお詫びにと、
娘たちと柚子マーマレード作りをした。
お義父さんが育った昔の家から、私たちのためにと
たくさん採ってきてくれた柚子。
思い出のあるだろう柚子を、
お義父さんたちの好きなジャムにして
長く楽しんでもらおうと思ったのだった。
しもやけによるヒビ割れが痛々しい長女に
「お母さん、ゆず仕事で傷口が治っちゃったよ。
ちーがゆず搾ってくれたら、その傷も治るよ」
と誘って、調理スタート。
次女も真似っこで参加してくれて、
まぁなんとか2日がかりで作り終えた。
(完成写真を撮り忘れたのは残念!)
ゆず仕事の翌日、長女が嬉しそうに指を見せてくれた。
「本当に治ったよ!もう全然痛くない!」
すごいなぁー。
家に柚子の木がある人は、いいなぁー。
手が荒れてきたら、柚子を搾ればいいんだもの。
そうそう。
茨城の友達と話していて驚いたことに、
関東では柚子の果汁をあまり搾らないみたい。
高知だと柚子果汁は「柚の酢」と呼んで
家に柚子の大木がある人や、柚子農家の人などから
一升ビンに入った柚子果汁がよく回ってきた。
塩入りのものは一年持つから、お酢の代わりに使えるし、
塩なしの果汁のみだったら、
キューブ状にして冷凍したり、少しだけを小さなビンに入れて、
チューハイ作りや料理に大活躍する。
もっと、柚の酢が流行るといいなぁ。
今年は長女と次女に完全におまかせして
柚の酢を搾ってもらったので、大事に使おう。
種は洗わずにそのまま、35度のホワイトリカーに漬けてあるから
恒例の常備薬として、傷口や虫刺され、皮膚のトラブルに。
(これは超特濃。種はビンの5分の2くらいでいいと思う)
皮の黄色いところはうすく削いで、まとめて冷凍してある。
ふろふき大根なんかにちょこんと乗せるのが楽しみ〜。
3年前に作ったジャムは、お砂糖なしで暮らしたい我が家では
作ったところでいっこうに減らないことがわかったので
当分は誰かに作ってあげるくらいでいいかな。
ああ、脱線してしまったけれど、
手荒れに困っている方はぜひ、柚子を搾って
手を柚子果汁にまみれながらのゆず仕事に没頭してみてください。
そのあとすぐ就寝できれば、
特に治りがよいと思われますので、お試しあれ〜。
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お味噌になるまで、あと1ヶ月を切りました〜!
こぐま塾アグリコース 〜2017年度 味噌の部〜
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子どもたちの「噛む」おかず。
大根のコリコリ炒めです。
大人の指くらいに拍子木切りした大根を
鉄鍋に熱したごま油でじゅううう・・・とじっくりいためて、
ほんの少しの塩で火の通りを早めて、おしまい。
大根の辛みがあると子どもが二度と食べてくれなくなるかも?
と思って、辛くない上のほうを、味見しいしい炒めました。
歯ごたえがしっかりあるうちに火をとめるのが大切。
ぼりんごりん、ばりんぼりん。
賑やかで味わい深い仕上がりでした! また作ろう〜。
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