先月は娘たちに、空前の「おやきブーム」が到来。
生地をこね、寝かせ、切り分け、伸ばし、包む。
その一連の作業にまるまる4日間、夢中になった。
動機は単純。
蒸かしたさつまいもが、たっぷり食べられるから^^
7歳と2歳の姉妹だと、
お願いしたい仕事がレベルに応じて違ってくる。
でも、お互いに相手のやっている仕事が羨ましくなって
どうしてもギャーギャーと喧嘩になるので
あんまり料理のお手伝いを頼みたくない・・・
という理由で、このところお疲れ気味の母としては
おやきを彼女たちに任せるつもりは毛頭なかったんだけど、
私の「おやき食べたいなぁ」のつぶやきに即座に反応して
「おやきー♪ 作ってみたーい♪」とウキウキする姉妹をむげにもできず、
段階を踏んで教えてみるか〜、と腰を上げたのだった。
初日、私が捏ね上げた生地を切り分けて渡すと
長女がいい具合に伸ばしてくれ、包むのも何とかできて、
(次女が粘土遊び状態になっている隙に仕上げる、という戦略で)
昼までかかって、やっとおやきが完成した。
具は、蒸かしたさつまいもと、最後の茄子で作った味噌炒めの2種類。
とても感動したらしく、夜ごはんもおやきを作ると言って聞かなかった。
2日目は、生地の材料をざっと混ぜた状態で二人に渡してみた。
まだまとまっていないから、硬いだの、べとつくだの、
二人してわーわーギャーギャーの大騒ぎ。
時間がかかりすぎたからか、混ぜムラだらけの
つぶつぶ生地が出来上がった。
そこで3日目は、生地がまとまる手前の状態まで混ぜてあげて
「しっかり捏ねてね!」と二人に分配してみた。
おぉー。
昨日苦労した甲斐あって、生地の扱いがなかなか良いじゃないの。
みてみてー♪ いっぱいあながあいたよー♪
うん、君は粘土遊び担当ね。
とアテにしてなかったものの、よく見たらしっかり捏ね上げてあった。
ちなみに、おやき作りの間、息子はずーっとおんぶ。
姉二人がわいわい騒ぎながら作るので、
息子一人では落ち着いて眠れないし、
かといって「静かにしてよ〜」って何度も注意してもしょうがないので
おやき作りに没頭させてあげるため、おんぶで寝かす作戦。
おやきの具の半分は、さつまいも。
塩をまぶしてごくわずかな水で蒸しあげた「塩蒸しさつまいも」だ。
残り半分は、しょっぱいおかずと決めていて
畑でとれた最後の茄子、最後のピーマン、
それにいただきものの白菜や大根などを
日々、順に味噌炒めにして包んでいった。
(このあと、もっとクタクタになるまで炒める)
でも、3日連続でおやきって、どうよ。
さすがに朝起きた時にごはんが炊いてあったら、そっち食べるやろ。
そう思ってお米を炊いておいて子どもたちを起こしたら・・・
「おこめ、たべないの〜!
おだんご(=おやき)つくるーのー!」
食いしん坊の2歳までもが、こんなことを言う。
いつも起きた瞬間から「ごはん〜」ってぐずる次女が!
娘たちのおやき作りは非常に時間がかかり、
朝起きたら一度に生地を捏ねて、
半分を昼、半分を夜、おやきにして食べる日々。
「おやきができるまで食べないの!」
と、朝ご飯はまさかのスルー。
え?一日二食でいいんだ?
まぁ、普段が異常だからね君たち。。。
(二人とも大人と同じだけ食べる)
11月24日の初雪は、観測史上初という早い積雪。
この日はおやき生活4日目だったな。
今年も順調に、暖房なし生活を営んでいるので
蒸したてのおやきのあったかさは格別。
畑の生姜と間引きカブ、お庭のニラで、あったか味噌汁も添えました。
5日目のお昼くらいまでおやき作りの生活はずーっと続いたけど
出張で留守にしていた夫が帰ってきたのをきっかけに
毎食おやきだと申し訳ないかな・・・と、いったん終了。
でも、来る日も来る日も
生地を捏ね、寝かし、切り分け、伸ばして包んだ、
あの熱狂的なおやきの日々は、素晴らしい体験だったなと思う。
時間割やカリキュラムで区切られないホームスクール、万歳!
生地とは存分にお近づきになったから、
今度は「材料を量って混ぜる」、「おやきを焼く」「蒸す」
といった工程も、焦らず順番に、教えていこうかな。
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こぐま塾アグリコース【小麦の部】、種まきの様子をアップしました〜。
パンを目指して…小麦の種まきの様子
今週末に予定していた麦踏みは、
芽の様子によっては、もうちょっと先になりそうです。
参加者の方々には、また個別にご案内させていただきます。
まだまだお申込み、お待ちしてます〜^^
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