今年は三人目が夏に生まれて、稲刈りも見物かなぁと思っていた。
実際、生後三ヶ月になるかならないかの頃から
田畑に連れ出してはいるものの、
放っておかれては大変と、アピールが盛んな息子。
つくし農園やこぐま塾の稲刈りも、おんぶでは無理で、
子守の合間に小さい仕事を手伝うくらいしかできなかった。
でも昨日、こぐまの麦コースのあと、
さて市長選に投票に行くか〜ってとき。
最後の最後、もうスズメに半分くらい喰われた区画を
今日刈っちゃおう!ということになり、一家5人で田んぼに移動したら。
ちょうど息子がわんわん泣いたあとで、
少し車で運転したら眠りに入ってくれたので
思いがけず、今年初めて、稲刈りができたのだった。
一緒にやると、すごく楽しい。
気が満ちる感じが、伝わってくる。
毎回田んぼについてきても、
稲刈りはちょろっとしかやらなかった長女でさえ、
夫婦揃って稲刈りしていると、自然とやりたくなったらしい。
気づけばなかなかの手さばきで、
正確に丁寧に、稲を刈っている。
(この区画は草刈りもせず、夫が足で踏むだけでお米を育てた)
次女は両親に放っておかれておもらししてしまったついでに
下半身すっぽんぽんになって田んぼに入ってきた。
わー。
みんなで田んぼ、幸せだねぇ。
最近やっと、日の落ちるスピードと
稲刈り後の作業見積もりが合致してきた、と思ったら
これで稲刈り最後なんだもんなぁ。
どんどん薄くなっていく西日を頼りに、
夫は稲束を縛り、私は見えるうちにと荷物を片付けていく。
秋の日はつるべ落とし、とはよく言ったもので
本当にすぅーっと、夕闇が迫ってくる。
子どもの頃の、井戸にバケツを落とす、あの勢いを思い出す。
「今度の満月はね、お月様がすっごく近くに見えるんだって」
長女が農園のプレーヤーさんに教わった話を興奮ぎみに話す。
確かに、大きいね。
稲がすっかりいなくなった水田は、夕闇の中、
もとの湿地に戻ってひっそりとしていた。
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明日はホームスクーラーのための遠足です♪
直売は長いことお休みしていましたが、
実は先週の日曜につくいちに出店しておりました。
雑草屋本舗、久々に更新しています。
⇒ まつりつくいち(100回記念)のお礼
* * * まかない日記 * * *
お向かいの不良じーちゃん、Mっちゃんが
山で採ってきてくれたヒラタケ。
「うっまいぞぉー!今年初だ!」
最初は、にんにくオリーブオイルでよく炒めて、パスタに。
そして、麦コース・稲刈りファイナル・投票、と頑張った昨日は
温かいものが食べたくなって、ヒラタケと大根のにゅうめん。
キャベツの塩もみ(刻み生姜入り)を添えて。
日本酒が合うのなんの!!
昨夜は市長選の速報にハラハラし、祝杯をあげ、潰れました(笑)
今日はたっぷり作ったヒラタケのめんつゆに
直接乾麺を入れて、煮込みうどん風。
ヒラタケを最後まで堪能しました!ごちそうさまでした〜。
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