2016年09月08日

出産顛末 〜お産前編〜

※急に記事が消えてしまったので、再度アップしています※

さて、前置きが長くなりましたが、
いざお産本番!となったときのお話です。

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【深夜、いきなり4分間隔の陣痛開始】

出産予定日を2日過ぎての大満足の外出から帰宅して、
夜は心地よい疲労感と共に眠りに落ちました。

深夜01:25
トイレに起きたら、久々に猛烈な痛み。
腰のあたりがぎゅ〜〜〜っと痛い、痛いぜ。

うーん。
とりあえず水でも飲もうか〜、と台所へ。

01:29
痛い!座った椅子から動けない。
これは前駆陣痛なのか?本当の陣痛か?
さっきから数えたら4分間隔ってことになる。

うー、短いし、これは本物かも。
もう1回これが4分後にきたら、寝てる学さんを起こそう。

01:33
声が出せないくらい痛い〜〜!これはホンモノだ!
震える声で寝室の夫を呼ぶ。頼むから起きてくれーー

01:37
今回はリビングのソファにつかまって産むつもりで
お産グッズを用意してあったので、
ひーひー言いながら台所からリビングへと移動。

01:41
隣の寝室にいる夫に声が届いたようで、ガバッ!と起きてきた。
私の下半身の衣類を脱がせた後、バタバタとお産の準備をしてくれる。

助産院から預かっていた出産セットは
敷物から産褥パッド、消毒液までひととおり揃っていて
夫は練習した通り、広い防水布と消毒済みのシートを敷いてくれた。

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(大豆畑は、今再び草に埋もれているらしい)



【産婆さん、まさかのダブルブッキング】

出産を扱う助産師さんが極端に少ないのは、以前も書いたとおり。

夫が助産院の先生の携帯にかけたら、あらら、出ない。
なんとこのとき、先生は別のお産に向かっている最中だった。

陣痛真っ最中のお宅から先生が電話をかけてくれ
「結城市から別の助産師さんが向かうから!」
と助っ人さんに連絡をしてくださったそう。

このお二人は、守谷市と結城市とでお互いにサポートし合って
自宅分娩を叶え続けていらっしゃるのだった。

ちなみに、数年前までは水海道市の84歳の先生がいらして
その先生をこのお二人がサポートしていたらしい。
ああ、どうして未来都市つくばには産婆さんがおらなんだ。


でも実のところ、家族だけでのお産をして
そのあとで先生が駆け付けてくださればOK、と思っていたし、
どうせ間に合わないだろうと全員共通で認識していたので
特に困ったり混乱したりすることもなく、

ハイ、学さんよろしくねっ! という気持ちだった。

(そもそも、先生に連絡がつかなかった時点で、連絡先を教わっていた結城市の助産師さんにこちらから連絡していないところからも、我が家のマイペースぶりが窺える)

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(田んぼにガマの穂が登場すると、夏も後半)



すでに陣痛は2分間隔。

今回は時間をかけて産みたいと思って、
痛みに対して力をなるべく入れず、
キャンプで先輩から教わった呼吸法(ヒプノ)を意識して実践。

痛みを細く長くの絶叫で紛らわせながら、
「痛いのが苦手なのになんでお産してるんだろう」とか
「ちょっと待った!一時停止!なんてできたらなぁー」とか、
毎度のことながら、痛みから逃れる妄想ばかりしていた。

陣痛を和らげるために腰を強くさすってもらうのだけど
どうしても助産師さん以外はポイントがわからないようで、
汗水たらして渾身の力で腰をさする夫に
「違う!」「もっと下!」「上!」「ずれてる!」など言い続けてしまった。

ごめんね。ものすごく痛かったのよ陣痛が。


この頃、先生から再び電話が入り
「こっちが終わりましたんで、今から向かいます」とのこと。

先生が訪問していたお宅では、どうも前駆陣痛だったらしく、
今日は産まれないと判断して切り上げたのだそうだ。

こうして、二人の先生(助産師さん)が我が家を目指すこととなった。

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(自家採種で数年続いてきたきゅうり。お見事!)



これが最後のお産かもしれないと思うと
ついつい長くなってしまって、すみません。
後編に続きます。


そうそう、「やっぱり!」と思ったことがひとつ。

夫の蜂に刺された腕が治ってから産まれてくるんじゃないかな、
と思っていたら、やはり、完治したあとにお産となりました。

家族思いだなぁ。


お産の考察: お産にじっくり向き合う お産について思うこと
今回の出産顛末シリーズ: 出産顛末 〜助走〜 出産顛末 〜自宅出産のために準備したこと〜 出産顛末 〜お産前編〜 出産顛末 〜お産後編〜 出産顛末 〜産後〜 胎盤を食べる 〜レシピと感想〜 産後の余談 〜後腹(アトバラ)の苦しみ〜




* * * お知らせ * * *

週末はつくし農園&こぐま塾の集合日です^^
私が赤ん坊を連れて参戦できるのはもう少し先かな・・・

・つくし農園
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9月共同作業日【白露】のお知らせ


・こぐま塾
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9月10日(土)集合日のご案内




* * * まかない日記 * * *

産後に夫が繰り返し炊いてくれた、小豆ご飯。
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自然療法の本を参考に、昨年収穫した自然農の小豆と、炒った有機玄米や白米で。たっぷり黒ごまをすってかけています。

産後は色々な理由から便秘になりやすく、そうなるとより壮絶な苦しみが待っているので(あちこち裂ける)玄米小豆パワーで便秘を回避したのでした。大成功!

奥に見えるのはゴーヤのGOちゃん漬け。
私が出産直前に作ってあって、重宝しました。

夫の作ってくれた養生食で、産後はずいぶん助けられました。
ありがとう!


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posted by miya at 21:40| Comment(0) | 妊娠・出産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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