2016年09月20日

出産顛末 〜産後〜

日が経てば経つほど忘れていきます・・・(汗)
自宅出産の直後はどんな風だったかも記録しておきます。

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【産後の処置】

「子宮内に何か残っていたら、手でかき出す必要があるから」
と事前に聞いていて、前回のお産で死ぬ思いをした処置だから
それが本当に恐ろしかった。


妊娠中なるべくよく働いて、健康に、余計なものを食べすぎず・・・
という、理想的な自然派妊婦だったらツルンと綺麗に産みきって、
何か子宮に半端に残るってこともないんだろうな〜、と思っていたのに。

実際の妊娠生活はといえば、
毎日雑巾がけをするでもなく、畑仕事に出るでもなく
動物失格級の運動不足だったから、
お産もツルンといけないかも、と心配していた。


実際の産後は、先生がパパパッとあちこち確認して
「うん、何も残ってないわね!大丈夫!」と言ってくれたので
「あぁ、痛い処置がなくてよかったーー!!」と心底安堵したのだった。

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【会陰の傷】

ちなみに、会陰が裂けないようにゆっくり産んだ結果は・・・
やっぱり少し裂けた(涙)。

私は一人目のときに総合病院でスッパリとハサミで切られている。

そうすると厚みのある傷跡になるのでどうしても引き攣れてしまい
二人目以降を自然なお産にしても、裂けやすいのだそう。
(これはに書いてあったことで、本当に納得。無念〜)

傷口は縫合かなー、前回は麻酔して縫われたんだよなー
と思っていたら、なんと先生、縫わずにクリップでとめた!!

「傷が浅いから縫わなくていいわよ^^」 へぇぇー
じゃあ、ゆっくり産む作戦も無駄ではなかったということか。


自分の股間なので全く見えなかったけど、
先端にギザギザがついた小さめのクリップ2個で
傷口をガブリ!とくわえているらしかった。
(お世話してくれた夫が「ひぃぃ」と言うほど痛そうな見た目らしい)

しかし、動くと産褥パットにクリップが時々ひっかかって痛い。
縫われるのとどっちがいいのか、産後の日々で悶々と考えることになる。

※後日追記:4人目の出産時に専門家に聞きました!
あぐらをかかない、正座で過ごす、血で治す。
などなど詳しくメモしています〜
⇒ プライベート出産記(4)医療的Q&Aと実践したこと


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【産まれた赤ちゃんへの処置】

私は主に横たわっていたので直接は見ていないけれど、
産まれた当日の息子に対しては

・沐浴なし (羊水をよく拭いて服を着せてくれた)
・K2シロップの即日投与なし (確か3日目に1回だけ投与)
・体重以外の測定なし (翌日落ち着いた頃に計測)

で、母子のペースを尊重してくれるスケジュール感覚が
とっても助産師さんらしくって、嬉しかった。

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私たちはもともと、まだ母乳も飲んでない赤ちゃんに
お砂糖と添加物たっぷりのK2シロップをいきなり投与されるのには
どうしても抵抗があったし、疑問視もしていた。

だから、生後3日目で、しかも1回だけ、という投与は
非常にありがたかった。
(次女のときは入院中に数回、さらに退院後に家庭で8回飲ませるよう
 箱ごとK2シロップを渡されたのだった。飲ませなかったけど)

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また、産婆さんは昔から、出生直後の赤ちゃんを
しばらくそのままにしておくという。
すると一度に胎便(カニババ)をどっさり出すのだそうだ。

逆に、沐浴だの身長だの頭位だのと赤ちゃんをいじくり回すと
赤ちゃんのペースが乱され、胎便はちょびちょびと長く出るはめになる。

今回は初めて、我が子が大量の胎便を出したのを見れた。
おぉーこれが“ カニババどっさり ”ってやつか! と感慨深かった。
息子もさぞ気持ち良かったことだろう。

(そして即座にホーローおまるで気持ちよく放尿。
 詳しくは ⇒ おむつなし育児(新生児〜生後1ヶ月)


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【主治医と患者の関係】

長女のお産なんて、総合病院で担当の先生がいなくて、
別の初対面の先生が出産を担当することになったのだけど
会陰をハサミで切るときと、産後に会陰を縫うときの
たった2回しか登場しなかったから(他はほぼ助産師さんの仕事)、
顔も名前も性別もサッパリ思い出せない。 なんじゃそりゃ。


今回、助産院の先生の熟練の技、豊富な知識には
妊婦健診のたびに感心させられっぱなしだったし、
家族ぐるみでお産に向けて先生と交流を深め、
子ども達もたいそう可愛がっていただいた。

主治医の先生が患者の子どもたちを膝に抱いたり、
診察道具に触らせてくれたり、頭を洗ってくれたり、
ちびっこに合わせてひとしきりお喋りしたりするなんて。

今の日本のお産において、
こんなに先生と信頼関係で結ばれるなんて、感激だ。

特に仲良しになった次女は、いつか助産師になるかもしれない。
先生が100歳まで長生きしてくれたら、弟子入りしよう。
(白井先生、長生きしてくださいね!)

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茨城に、もっと、お産を扱う助産所が増えますように。
つくば市には1つくらい、できますように。

頼むよ、未来都市つくば!
医療のベクトルは1つじゃない!


自宅出産という素晴らしい体験ができたこと、
そして愛情溢れる先生に出会えたこと。
心から感謝しています。ありがとうございました!

そして、第二子・第三子と、
自宅で男一人で取り上げてくれた夫。
何から何まで、ありがとう〜!お疲れ様でした!


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長くなった出産顛末シリーズは、これでおしまい!
お付き合いくださり、ありがとうございました^^

黄疸のこと、胎盤のこと、産後の生活のことなどは
またぼちぼち、折を見て書いていこうと思います。
では〜


お産の考察: お産にじっくり向き合う お産について思うこと
今回の出産顛末シリーズ: 出産顛末 〜助走〜 出産顛末 〜自宅出産のために準備したこと〜 出産顛末 〜お産前編〜 出産顛末 〜お産後編〜 出産顛末 〜産後〜

その後、いろいろ書きました!! ⇒
胎盤を食べる 〜レシピと感想〜 産後の余談 〜後腹(アトバラ)の苦しみ〜




* * * お知らせ * * *

身体を思いっきり動かしたいなぁ、という方、
自然と触れ合ってないなぁ、という方。

自然農の田畑にいらしてください。
日帰りでも泊まりでも。お待ちしております^^

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自然農の農作業体験 「LONOF(ロノフ)」やってます。
いつでも大歓迎!




* * * まかない日記 * * *

産後は入院するわけでもないので、
出産直後から夫の完全看護状態・・・

1ヶ月間、おかずを届けてくれた
育児の会のお友達には本当に感謝です。
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・アジの干物春巻(アジの干物、もやし、ニラ)
・茄子のめんつゆ煮
・南瓜のオーブン焼き

ナスの煮たのはみんな大好きだし、
南瓜は2歳の次女がやみつきになるし、
揚げ物なんて、しかも春巻きなんて、
まさに疲労困憊の夫へのご褒美メニュー!!

春巻きは干物のアクセントが新鮮で、感動。
このあとリピートしました^^ Aちゃん、ありがとう〜!


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posted by miya at 22:45| Comment(0) | 妊娠・出産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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