ずっと、洗濯槽のカビに悩まされてきた。
洗濯槽の裏側はどうしてもカビができやすい。
乾かせないから仕方ない。
洗濯槽の洗浄剤も何度となく試してみた。
絶対に環境に悪いよね、うぅ、と何度も悩んで、
洗濯機を新しくすることに決めた。
でも、洗濯槽のカビ対策を散々調べて出た
私なりの結論といえば、
「洗濯板とタライで洗うのが、一番のカビ対策!」
だった。
でも、毎日やるの?
野良着も子ども服も布おむつも?
一日最低2回は洗濯してるのに、全部洗濯板で?
無理無理。洗濯だけで日が暮れまっせ。
結局、文明の利器にお世話になる覚悟を決めた。
夫の親戚一同から、次女の出産祝いの名目で、
新しい洗濯機を贈っていただいた。
機種はもちろんこちらが指定したもの。
洗濯槽に穴のないタイプで、
銀イオンなんとかって機能までついている。
これでひと安心〜♪と思ったのも束の間、
すぐにカビができたのにはガックリした。
カビの破片は、脱水後の衣類に黒くペットリ付いてくる。
衣類とともによく乾いてからじゃないと、うまく剥がせない。
強烈な洗浄剤で洗濯槽の裏のカビまで落とす!
でもすぐに再発するけどね!!というのに
すっかり疲れ果てた私たちは、カビを敵視しない、と諦めた。
ところで、それとはまったく関係なしに、
次女の布おむつ洗濯は3月に漂白剤を卒業し、
粉せっけんだけで洗っていた。
それがあんまり順調で気持ちいいものだから、
4月には粉せっけんも使わずに洗ってみようか!と考えた。
大人の衣類はまだ勇気が出なくって、
まずは次女の布おむつだけを「洗剤(石鹸も)なし」にした。
赤ちゃんのおむつって、大人の汗が染みた衣類よりも
可愛くって、抵抗がなかったから。
お日様にあてると、スッキリ乾いて何の問題もない。
うーん。粉せっけんを水に溶かす手間もいらないし、
粉せっけん独特の溶け残り感もないし、いいじゃん!これ。
そうして5月には、
全部の洗濯が「洗剤なし」に切り替わった。
もちろん、泥汚れや布おむつ・布ナプキン、食事エプロンなど
明確な汚れがあるものは別途、お風呂場で手洗いをする。
泥・うんち・経血は9割方まで水で汚れを落とした後、
仕上げに石鹸をこすりつけて少量の水に漬け置きし、
最後に洗濯板で洗って下洗い完了。
後は、普通の洗濯物と共に、水だけで洗濯する。
洗濯機にお世話になるのは変わりないが、
6月に入ってふと、カビが出ないことに気がついた。
「カビって、洗剤を栄養に増えてたんじゃねーかなー」
「洗濯槽の裏にこびりつきそうだもんね〜」
夫婦で洗濯物を干しながら、感嘆していた。
余計なことをやめたら、環境への負担が減り、
おまけにカビの悩みまで減ったのだから。
ちなみに、雨が続いて生乾き臭がするのは、
洗剤を使っても使わなくても同じってことも分かった。
だからなるべく雨の続く時期は洗濯物を出さないよう
家族にお願いするし、なるべく洗濯しない。
どうしてもの布おむつなどは、洗濯して
布団乾燥機(結婚祝いの品)に付いていた
洗濯物乾燥用の袋をすっぽりかぶせて、乾燥させる。
梅雨どきは家族の衣類も合わせて2〜3回、
コインランドリーの大型乾燥機のお世話にもなった。
(でも布地が傷みやすいから、年に数回にとどめたい)
残り数十年の人生、洗剤を使うことはないと思う。
なんて身軽で、経済的で、エコなんだ!
いずれは電力を自家発電したり、洗濯板でテキパキ洗ったり、
そんなフェーズに達することもあるかもしれない。
でもまずは、洗剤にサヨウナラできたことに、乾杯!
* * * まかない日記 * * *
お世話になっている伊沢正名さんちで晩ごはん。
泊る時は料理を担当するのがお約束で、持参したのは
菊芋のジャーマン風、菊芋と豆乳のカレー、赤カブの漬け物、
自然農のお豆は前日から浸しておいた水ごと、炊飯器へ。
カブもたくさん持参して、
カブの煮つけと、カブ炒め(かつお節風味)も作りました。
白菜は刻んで軽く塩をして、茹で卵とサラダに。
練りごまと梅酢、味噌、水で作ったドレッシングを添えました。
伊沢さんはまだお若いけど、おじいちゃんがもう一人増えた感じ^^
家族ぐるみでお付き合いできて楽しいです。
そして、ごちそうさまでした!