長女の足の裏に、小さなトゲが刺さったのは、いつだったろう。
焼いた針でほじくり出すことを断固拒否したので
自然に出てくるのを待つことになった。
そして数週間。
足の裏だから毎日踏まれ、トゲは出てくるはずもなく、
トゲが刺さっただけの場所は、次第に大きく膨らんできた。
長女がその治療をも拒否し続けた結果、
その膨らみは不気味な小さなニョキニョキの集団になってしまった。
私にはとても懐かしいニョキニョキ集団。
魚の目をいじくり倒して悪化したときの、あれだ!と記憶が蘇る。
思春期には姉妹そろって魚の目に悩まされ、
魚の目コロリを貼りまくったっけ。
(そして薬で皮膚が溶けた様子がすごく怖かった)
長女のこれはイボなのか魚の目なのか、色々調べてみたが
・押すと痛い(=魚の目らしい)
・表面がざらざらしている(=イボらしい)
・大きくはなるが増殖はしない(=イボではないらしい)
・芯が黒い(=イボらしい)
・芯がくさび状に内部に食い込んでいる(=魚の目らしい)
と、まぁどっちだかわからんけど、
自然療法だと魚の目もイボも似たような治療法だろうから
いっちょ治してみるか!と、親子で腰を上げたのだった。
「痛くないやり方にしてね、ねっ。」と悲愴な顔で懇願する長女。
はいはいと自然療法の本を開いてみると・・・
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【 いぼ 】
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はと麦をおかゆに炊いて毎日すりごまをかけてたべるとよい。
いぼは動物性食品過多からくる事が多い。
いずれにしてもホルモンや体液のアンバランスです。
なるべく植物性の蛋白質をとるようにつとめ、
たりないところを動物性で補うといった考え方にきりかえて、
ごま・納豆・大豆製品・大豆・麩・海草などを
つとめてたべるようにするとよい。
液体酵素(コーボン又はアロニー)に、
はと麦の粉をまぜて水どきし、
一週間で発酵させてからいぼにぬるとよく、
はと麦を煎じてお茶代りに飲んでもよい。
ビワ葉温灸療法をいぼに直接するか、
ビワの生葉を絆創膏で貼っておくととれる。
肝・腎・脾の手当もよい。
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【 魚の目 】
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古伝で秘伝とされているのが、いちょうの葉を黒焼きにして
飯つぶで練って貼っておくととれて治る。
ビワの生葉を絆創膏で貼っておくととれる。
ビワ葉温灸を直接するとよい。砂療法もよい。
(「家庭で出来る自然療法・東城百合子著」より引用)
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【 いぼ 】
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はと麦をおかゆに炊いて毎日すりごまをかけてたべるとよい。
いぼは動物性食品過多からくる事が多い。
いずれにしてもホルモンや体液のアンバランスです。
なるべく植物性の蛋白質をとるようにつとめ、
たりないところを動物性で補うといった考え方にきりかえて、
ごま・納豆・大豆製品・大豆・麩・海草などを
つとめてたべるようにするとよい。
液体酵素(コーボン又はアロニー)に、
はと麦の粉をまぜて水どきし、
一週間で発酵させてからいぼにぬるとよく、
はと麦を煎じてお茶代りに飲んでもよい。
ビワ葉温灸療法をいぼに直接するか、
ビワの生葉を絆創膏で貼っておくととれる。
肝・腎・脾の手当もよい。
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【 魚の目 】
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古伝で秘伝とされているのが、いちょうの葉を黒焼きにして
飯つぶで練って貼っておくととれて治る。
ビワの生葉を絆創膏で貼っておくととれる。
ビワ葉温灸を直接するとよい。砂療法もよい。
(「家庭で出来る自然療法・東城百合子著」より引用)
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えー、とりあえずビワがあれば治るって事かしら。
秘伝のいちょう葉の黒焼きもワクワクするけど。
病院で液体窒素で焼き切るとか、
魚の目コロリやイボコロリみたいに
強烈な薬剤で溶かして剥いで芯を抜くとか、
そういうのしなくていいんだー!!なんてこった!
と思春期の記憶を引きずる私は心の奥で嘆きつつ、
「うちにはビワの葉っぱはないけど、
ビワの葉や種の焼酎漬けはあるから
これを毎晩足に塗ってみようか〜」
と治療方針を伝え、毎晩のビワエキス貼りが始まった。
※ここから足の裏の写真が続きます。ごめんなさい。
【治療の覚え書き】
・足の裏なので、就寝前、本人が布団に入ってから行う。
・1cm×5cmくらいに切ったティッシュペーパーを
患部を覆う程度に折りたたみ、ビワエキスを滲みこませる。
・患部に貼りつけ、上から救急テープ等で押さえる。
・朝、起きたらはがしてOK。
◆6月19日 治療開始の頃
厚く硬く盛り上がっている患部。
横から見ると、周囲の皮膚ごと、ぼっこりと膨らんでいた。
小さなニョキニョキが密集しているのがわかる。
ニョキニョキの先端は常に踏まれて潰れている。
裸足で田んぼに入ったりするもんだから、
真っ黒に泥が染みつくことも多かった。
◆7月18日 治療30日目
周囲の皮膚が、縁取りみたいになってきた。
外側からじわじわと皮膚を再生しているらしい。
足の裏から患部が飛び出した感じが、だいぶ軽減している。
◆7月22日 治療34日目
縁取りの皮膚たち、ますます丈夫に再生を進めている。
中央のニョキニョキ集団は赤黒い石みたいに固まってきた。
皮膚の奥のほうまで芯が続いているのがよくわかる。
ボロッとガリッと引き抜きたくなるのを(私が)こらえる。
治療開始から1ヶ月経ったころから、
目に見えて日々の回復スピードが高くなった。
◆7月28日 治療40日目
おぉぉぉぉぉ そうきたかー!
内部まで続いていたあの芯が!
黒い平たい石みたいになって、ぷりっと押し出されてきた!
長女は言いつけを守って、決して触らなかった。
そして、夜にはどこかにポロッと落ちてしまっていた。
油断は禁物と、それからも皮膚の再生が終わるまで
毎日ビワエキス貼りを続けた。
◆8月16日 治療開始から約2ヶ月
もう完治したと言っていいと思う。あとは薄皮一枚程度の回復だ。
春先のトゲ立ちから、もう夏の後半。
久しぶりの「普通の」足の裏に、長女がエヘヘと笑った。
・・・ということで、魚の目もしくはイボ、
見事、そして穏やかに、無理なく、完治しました〜!
畑や家で長女の足を見て心配してくださったみなさま、
今はすっかり治っております。ご心配をおかけしました。
そしてこんなに長い記事を最後まで読んでくださった方も、
ありがとうございました。
いつか誰かのお役に立てばと、
ひとつの記事にムギューっと収めました。
ビワエキスに限らず、
食事の改善や各種お手当てもきっと効くのでしょう。
困ったとき、ご家庭にあるものを選んで、お試しください。
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台風、雨はありがたいですが
被害がひどくないといいですね〜
ではまた♪