2015年08月24日

短冊がグサリ

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毎日複雑に成長する長女と、なかなか変われない私。
下りエスカレーターを必死で上に歩くような
そんでもって時々すっ転んで大失敗するような、そんな日々。

「母親向いてないんだからしょうがないよー!」とか
「母性がないわりには良くやってると思うよー!」とか、
夫の励ましの言葉は面白い方向からやってくるのだけど。


母が育児ノイローゼだったこともあって
自分の脳内にある母親像というのは
神経質で、いつも怒っていて、笑わなくて、必死で・・・

そうならないように気をつけて気をつけて生きているのに
ふと気づけば、あの頃の母そっくりに鬼の形相で怒っている。


こういうのは、誰のせいとかではなく、
自分でゆっくり溶かしていくべき課題のようなものじゃないかと、
最近は思うようになった。

母だって必死で「よき母」をやろうとしてストレスだったろうし、
「よい子」を育てなければと苦しんだに違いない。

絵本に出てくるような朗らかなお母さんは
架空の存在、別世界の人、無理して演じるしかない役柄、
そんなふうに感じることもよくある。

そのまんまの本人が、本人らしく生きていなかったから、辛いのだ。
(その点、義母はありのままスキルがとても高い)



さて、夫と結婚して以来、旧暦で七夕をやっている。
長女もすっかり、8月の七夕に慣れてきた。

先週の七夕で、長女が書きあげた短冊は・・・

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「いつもおこられませんように」


あーあーあーあーあーあー

ついにこの短冊がお出ましやー!
この絵本の通りにー!!



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おこだでませんように

くすのき しげのり (著), 石井 聖岳 (イラスト)



つまり、お母さん、叱り過ぎ。
いつも叱るモードで長女を見ているから。


はぁぁぁ。

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お母さん、おくちにチャックしよう。
じーっと、いいとこ、頑張ってるとこ、見つめよう。

おくちを開いたら、褒めてあげよう。労おう。
何か指摘したくても、3つのうち1つ程度でいいじゃない。


長女、もうすぐ6歳。

薄い層が重なっておいしいミルフィーユになるみたいに、
小さい「できること」「がんばり」が積み重なって
数年前にくらべたら、立派なお姉さんになってる。

全身全霊かけて修羅場くぐって、必死で育ててきたじゃない。
大前提の愛を、もっと伝えたらいいだけでしょうに。


三歩進んで二歩下がって、転んで滑って起き上がって。
母親として、そのままの自分として、愛を伝えながら暮らそう。

胸にグサリの短冊に感謝。

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* * * お知らせ * * *

・ ひっそりと夫のBlog名が変わっています。
 そして先日の「逃げてと言ったところで」の結末、
 夫が詳しく書きつづっております。 ⇒ 殺戮

 ひとつの恋が終わったよー・・・


・ つくし農園、8月集合日の様子をアップしました。
  写真満載ですみません。写真好きなんです。


* * * まかない日記 * * *

畑は今、オクラ祭り。
生で食べ比べしたり、スパイシーに炒めたり。
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高野豆腐の煮物には自家製だし麹を乗せて。
あとは茄子とみょうがの揚げ浸しをちびっと。
甘い・辛い・酸っぱいがバランスよく揃うと嬉しい。

ごちそうさまでした!
posted by miya at 19:42| Comment(0) | 子育てと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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