「朝から餃子100個焼いて食って
庭で流しそうめんして昼間っからビール飲みたい」
夫の誕生日、希望はこんな過ごし方だった。
このところ夜明けから畑に出て草刈りし続けている夫は
誕生日当日も、日の出から9時すぎまで畑。
戻れば自分で(!)流しそうめんの準備。
竹を割り、長女と一緒にカンカンコンコンと加工していく。
これが完成品。
長女は生まれて初めての流しそうめんに大興奮。
私はひたすら野菜を刻み、ひたすら餃子を包む。
150個作るつもりで、レシピ2種類を用意してあった。
混ぜたり包んだりしている間に、
夫は実に三ヵ月ぶりのBlog更新をしていてビックリ。
(誕生日を迎えての新たな宣言はこちら⇒ 自然体宣言)
じゅうじゅうと焼きあげて、どんどん盛り付ける。
長女は竹加工に目覚めたらしく、竹を割ったり切ったりして
逞しい竹箸を3人分こしらえてくれた。
途中で「できない〜」「難しい〜」が出たのに
パーティーのテンションなのか、見事、泣かずに完成させた。
流しそうめんを始めたら、食べるのが何よりも大好きな長女が
「流す人」に強く惹かれたらしく、張り切って流してくれた。
めんつゆは前夜からだし醤油を仕込んでおいて、
当日ひと煮立ちさせたものを水で割るだけ。
昆布、干し椎茸、圧削り節。だしの旨みがたまらない。
薬味のみょうがは畑から夫が、
青じそは庭から長女が、それぞれ収穫してくれたもの。
自然農の薬味は、味と香りのパンチがすごい。
次女は特等席でゆったりと。
食事がはじまるまでは、みんなが庭でバタバタ準備していたので
次女には後ろに写っているプールに入っていてもらった。
水を1cmだけ張っておいたら、のんびり遊んでくれて大助かり。
柿の木が今年はゆったりとしだれてくれて
(正確には、ヤギをここに配備しないよう気をつけたからだけど)
天然のタープのように快適な木陰を提供してくれている。
流しそうめんを堪能し、餃子を食べまくり、
ビール(夫)とノンアルコールビール(私)で昼間っからご機嫌になり
午後はリビングでごろごろ昼寝した。
夕方はシャワーを浴びて、昼に残ったそうめんとトマトで軽く夕食。
それからお誕生日ケーキのお出まし。
朝起きたら急に作りたくなって、
いただきものの桃を使ったケーキを焼いた。
よぉーく冷やして、ひんやり食感で楽しんだ。
子ども達が眠ったあとは、〆の餃子&ビールで大人の時間。
誕生日を締めくくる最後のひと口。
夫がとっても幸せそうで、良かった良かった。
誰かが外に勤めていたり、子供が保育園に通っていたりしたら
平日の誕生日当日、昼間っからこんな過ごし方は
なかなかできなかったかもしれない。
現に2年前はまだ私が研究所のパートに出ていて、
長女も保育園に入っていて、まずそうした“外部ありき”だった。
家族のイベントが隙間(夜や休日)に押し込まれる、あの感じは
完全に自営業、完全に家庭保育の暮らしに舵を切ってから
すっかり遠いものとなっている。
暮らしを変える勇気や、「当たり前」を疑う勇気、
「普通」をやめる勇気なんかを、夫はずっと注ぎ続けてくれている。
ありがとう。
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今回は試みとして参加費を設定せず、
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