2015年05月09日

おんぶ

次女をおんぶする時、長女を抱っこする時、
「はぁ〜重たいな」「用事があるのに」「早くおりてくれーぃ」
と感じている時間が結構多い。

重いから。疲れてるから。忙しいから。

そんな毎日。
そんな「お母さん」をやってきた。

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話は変わって・・・


ときどき、夫が私を(!)おんぶしてくれる。
抱っこもできる。

普通なら「やめてーおろしてー(恥)」と言うところ。

感覚が180度変わったのは、
雪山疲れで全身が鉛のように重く筋肉痛で
「もう一歩も歩けない、起き上がれない、おんぶして」
という時だった。

夫の背中に、力の抜けた全身を預けていると
ゆーらゆーら、ちゃぷーんちゃぷーん、
おなかの中にいるみたいにあったかくて、気持ちがいい。


これがもし、おんぶする側が「重い」「早く終われ」と思っていたら
この温かい安心な背中は、もっと強張っているかもしれない。
ゆらゆらも生まれないかもしれない。

おんぶされる私だって、そんな気配を感じたら申し訳なくて
身体はもっと緊張していたかもしれない。

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夫はおんぶで次女を寝かしつけるのがすごく上手で、
昨夜も見事に背中で寝かし、布団におろして戻ってきた。

それから、私をもおんぶしてくれて
次女にするのと全く同じように、ゆっくり暗い部屋を歩き回って
私の力がどんどん抜けていって、しばらくしてから
布団にそぅっとおろしてくれた。

布団もかけてくれる。この幸福感。

長女に「早く寝なさいよー」「もう静かにしてー」と言いながら
ばっさばっさと布団をかけていたけれど
その子の眠りが穏やかであるように、幸せな夢が見れるように、
願いながら布団をかけるのは、子どもにとってどんなに幸せなことか。

かけてくれる布団にふわぁ〜っと笑みがこぼれて
すっかり子どもの頃の幸福を思い出し、
また、自分の母親らしからぬ振舞いを反省する。



「おんぶとか、抱っことか、
(大人になって)されてみたらわかるけど
 すっごい幸せだよー」と呟くと

「そうか、俺はおんぶも抱っこもされたことねーや」
と笑っていた。
してあげられないのが、ちょっと切なかった。


ゆらゆらおんぶ、あったか抱っこ。

せめて子どもたちには、大切にやってあげよう、と思った。


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遊びに(?)きてくださいね〜^^


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ベッカライ・ブロートツァイトさんのチャバタに
自家製アンチョビ、さっと茹でたほうれんそうを挟んで。
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大好きな柿の木の下で、のんびりランチタイム。
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夫がひそかにクリームパン(これがまた絶品!)も買ってくれていて
うふふふーっと笑いが止まらない母子なのでした。

いつもありがとう。
posted by miya at 07:31| Comment(0) | 子育てと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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