「はぁ〜重たいな」「用事があるのに」「早くおりてくれーぃ」
と感じている時間が結構多い。
重いから。疲れてるから。忙しいから。
そんな毎日。
そんな「お母さん」をやってきた。
話は変わって・・・
ときどき、夫が私を(!)おんぶしてくれる。
抱っこもできる。
普通なら「やめてーおろしてー(恥)」と言うところ。
感覚が180度変わったのは、
雪山疲れで全身が鉛のように重く筋肉痛で
「もう一歩も歩けない、起き上がれない、おんぶして」
という時だった。
夫の背中に、力の抜けた全身を預けていると
ゆーらゆーら、ちゃぷーんちゃぷーん、
おなかの中にいるみたいにあったかくて、気持ちがいい。
これがもし、おんぶする側が「重い」「早く終われ」と思っていたら
この温かい安心な背中は、もっと強張っているかもしれない。
ゆらゆらも生まれないかもしれない。
おんぶされる私だって、そんな気配を感じたら申し訳なくて
身体はもっと緊張していたかもしれない。
夫はおんぶで次女を寝かしつけるのがすごく上手で、
昨夜も見事に背中で寝かし、布団におろして戻ってきた。
それから、私をもおんぶしてくれて
次女にするのと全く同じように、ゆっくり暗い部屋を歩き回って
私の力がどんどん抜けていって、しばらくしてから
布団にそぅっとおろしてくれた。
布団もかけてくれる。この幸福感。
長女に「早く寝なさいよー」「もう静かにしてー」と言いながら
ばっさばっさと布団をかけていたけれど
その子の眠りが穏やかであるように、幸せな夢が見れるように、
願いながら布団をかけるのは、子どもにとってどんなに幸せなことか。
かけてくれる布団にふわぁ〜っと笑みがこぼれて
すっかり子どもの頃の幸福を思い出し、
また、自分の母親らしからぬ振舞いを反省する。
「おんぶとか、抱っことか、
(大人になって)されてみたらわかるけど
すっごい幸せだよー」と呟くと
「そうか、俺はおんぶも抱っこもされたことねーや」
と笑っていた。
してあげられないのが、ちょっと切なかった。
ゆらゆらおんぶ、あったか抱っこ。
せめて子どもたちには、大切にやってあげよう、と思った。
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遊びに(?)きてくださいね〜^^
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ベッカライ・ブロートツァイトさんのチャバタに
自家製アンチョビ、さっと茹でたほうれんそうを挟んで。
大好きな柿の木の下で、のんびりランチタイム。
夫がひそかにクリームパン(これがまた絶品!)も買ってくれていて
うふふふーっと笑いが止まらない母子なのでした。
いつもありがとう。