それはずっと考えてきたことでした。
かまど、囲炉裏、ロケットストーブに薪ストーブ。
あれこれと検討して、賃貸のこの家に悶々として・・・。
でも、せっかくの人生ですから。
一年以上、ほわーんと脳裏にあった妄想を
今年は片っ端から楽しんでいくことにしました。
そういえば私、いつも夫に任せてばっかりで
自分で焚き火も、焚き火調理も、してないなぁ。
火や炭とお近づきになりたいなぁ。
「週1回は焚き火調理がしたい」
と夫に申し出てみると、翌日には庭がざざーっと整理され
台所の隣に、簡易かまど(?)が鎮座しておりました。
これは!!
今日やりたい!!
興奮して台所に向かいます。
貧血対策で買ってきたばかりの鶏レバーに
塩麹をたっぷりかけ、生姜をすりおろして下味をつけておきました。
ニラは刻み、もやしと一緒にスタンバイ。お味噌と菜箸も。
すき焼き用の鍋を持ち出して、いざ、焚き火調理へ!
幼少の頃は、庭で紙のゴミを燃やす担当だった私。
昔取った杵柄で、薪を(意外にも)順調に燃やしてゆきます。
お鍋にレバーが浸かる程度の水を入れ、まずはお湯を沸かします。
燃えやすい枯れ葉やら細い材やらをぼんぼん入れて強火に。
沸いたところへレバーを入れてグツグツ。
しばらくして、お味噌を加え、また煮込みます。
八割がた煮えたところへ、もやしとニラをどばばー。
フタをして煮込んで、はい完成!
レバニラ味噌煮込み〜
長女が「焼きおにぎりしようよ!」と張り切るので
夫が今朝炊いてくれたごはんの残りを渡しました。
あら?あらら?
何も口出ししないほうが、スムーズじゃない!?
職人の横顔。頼もしいです。
私も初めての野外焼きおにぎり。ちょっと緊張します。
熾火(おきび)を手前にかき出して
グリルから持ってきた焼き網をのせます。
高さが足りないので、そのへんの瓦で高さを出します。
長女の握ったおにぎりが、じわじわと焼かれてゆきます。
私がおにぎりをひっくり返したり火力を調節したりしている間に、
夫と長女は、陽の当たる場所へ食卓をセッティングしてくれました。
出来上がった料理(レバニラ味噌煮込み、焼きおにぎり)を運んで
いっただっきまーす♪
まだ5時前。なんて贅沢な夕食!
炭火で焼いたおにぎりは格別。
夫が育てた自然農のお米も格別。
私が初めて焚き火で料理した味噌煮込みも格別。
満開の梅の花を見上げながら、青空と雲を眺めながら、
今日の幸せに頭の先まで浸ります。
夫、幸せすぎて次女をぎゅむー。
(こんな記事を書いてくれていました⇒ 幸せとは)
他の形のかまども夫が用意してくれているので
また、天気のいい日はあれこれと焚き火調理を試していこうと思います。
燃焼効率や、空間的な問題も含めて、色々挑戦したい。
目標は、日常の食事を、焚き火で。
わくわくするー!
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おとといの夕食ですが・・・
長女が土鍋で炊いたごはん、
夫が大豆の茹で汁をアレンジした切干大根のお味噌汁、
私が作った豆腐と白菜のガッツリ系ソテー。
豆腐は切って、テフロン加工のフライパンで両面を焼いて取り出します。
刻んだにんにく&生姜をゆっくり米油で炒め、豆腐を戻し入れ、
刻んだ白菜と共にじっくり、裏返しながら火を通します。
バター醤油味のイメージだったので、
醤油を回しかけて少し煮詰め、胡椒をふりました。
白菜が甘くて、豆腐はなめらか、でもガツンとしたボリュームおかずに。
ごちそうさまでした!