2014年11月13日

母も本を読む

図書館を出たところで、ママ友のT子さんに出くわした。
昨日から彼女のことをやたら思い出していたから、やっぱり、と思った。

次女をおぶって、長女希望のお弁当と水筒一式をぶら下げて
ただの図書館なのに疲労困憊な私の気分が
T子さんのすらっと明るい声で、ふわーっと軽くなった。

たまに外出すると、良いことがあるもんだ。

それに、「早くお弁当食べようよー」という娘の催促に焦って
返却本ワゴンからばばばっと抜き取った割には
良い本と出会えて、夜な夜なホクホク読んでいる。


その1:

「身体にいいことはないか」と視野を狭くしてしまっている人に、
陽の下で野草を摘み、命に触れ、リラックスすれば
自分の心身が幸せになるのです、というメッセージがあり、共感。

私が病院通いを続け、薬と副作用に苦しんで暮らした日々の中で
ぽかぽか陽気の小川のほとりで娘と野草を摘んだとき、
ああ、生きている、生き返ったと、心がゆるんだのを思い出した。

何を食べるとか、何が悪いとかもあるんだろうけど
根本的に、心が命に感謝して、潤っているかどうかが
その人の生命力を左右するんだろう。


その2:
子供を産んで以来、短編集やエッセイ集、レシピ本が
こま切れ生活にちょうど良く、手に取る頻度が増えた。

これは中学の教科書で出会った作家さん。
珍妙なペンネームに子供っぽく反感を抱きながらも
「TSUGUMI」の世界にぐいぐいと惹きこまれたっけ。

エッセイはとっても率直で、ともすれば雑で、気楽だ。
食について気取ったり、すましたりしていないのがありがたい。

私が興味を持ち続ける理由を考えてみた。
どの話も「ひと」を見続けているからかもしれない。

次女をおぶって、抱っこして、寝かしつけて、
たんすの上、冷蔵庫の横、あちこちに置いては少しずつ読んでいる。


はてさて、せっかく図書館で借りたのに、欲しくなってしまう。
うぅむ、図書館に行けばまた読める。増やしたちいかんいかん。


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* * * まかない日記 * * *

先日のDrapeさんでいただいた京芋を使って、煮物。
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ほっこりみしっと味が詰まっていて美味しかった〜!
DrapeのNさん、ごちそうさまでした♪

実はこれも“しりとり料理”の途中なので
最後まで作りきったら、ご紹介しますね。
posted by miya at 21:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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