私はじっとりと暑さを楽しんでおります。
ここ数日、夏の水分補給について考えてきたので書いてみます。
東洋医学や自然療法の本を見れば
「水やお茶をやたらに飲まないこと」
「水分は少なく、よく動くこと」
「食事中の水分は味噌汁でよい」
などの表現が多く、まめな水分補給は呼び掛けていません。
「水毒」という言葉があるように、体内に余分な水分がたまって
排出されないことは、身体に様々な悪影響があるようです。
我が家では夫婦それぞれが半断食を経験して
日中に水分を少なめにとり、よく動くことで
どんなに身体が引き締まり、軽く長く動けるかを実感しました。
また、私や娘の胃腸が弱いことから色々調べた結果
水分の取り過ぎは、胃酸を薄めてしまい
胃腸の負担を増やすことも学びました。
4歳の長女が1日に摂る水分は、三食のお味噌汁を中心に
食後に子ども用コップに深さ1cmのお茶。それだけです。
家にいる限り、食事以外の時間に飲むことはほぼゼロ。
畑に行く時のみ、小さい水筒を持っていきます。
夫も半断食を経て、摂る水分を減らしてから
かく汗の量や質が変わってきたと言います。
我が家は風の抜けるタイプの雨戸で、
南側の雨戸を全部閉めれば、さほど暑くはなりません。
エアコンや扇風機を使わないで過ごしているので
家族みんなが、暑さへの耐性があるのも確かです。
このところの暑さを通して、
また小学生たちとの3日間のサマーキャンプを通して
「夏の水分補給について」ずいぶん考えました。
「脱水症状は危険」「熱中症予防のために水分補給を!」
よく聞く言葉です。サマーキャンプに備えて、
私も熱中症について改めて勉強しました。
とはいえ、子ども達は水やお茶を飲み過ぎるのです。
小学校には水筒を持って登下校するためか
何かあるごとにガブガブ、ゴクゴクと飲む姿が見られました。
そしてすごい量の汗をかきます。
明らかに体調を崩したのは、うちの長女でした。
お兄ちゃんたちと一緒にグビグビとお茶を飲んで過ごして
迎えたサマーキャンプ3日目。畑まで歩いて向かったときのこと。
お日様サンサンと照らす中を、わずか数分歩いただけで
長女は「頭が痛い」と言い出し、顔は真っ赤に膨張していたそうです。
それ以上歩き続けるのは困難と判断し、夫が連れ帰ってきました。
いつも、畑まで歩いたり走ったりで往復している長女が
どうして熱中症の症状を出したのか?
答えは明白、「水分の摂り過ぎ」でした。
「脱水症状は危険」「だから水分をとりましょう」
は、決してイコールでつながってはいないと思うのです。
脱水症状の仕組みを調べれば、
体内の水分と電解質が不足したときに起こる、とのこと。
たくさん水分をとり、たくさん汗をかくのは
胃酸を薄めて消化吸収力を低下させつつ
電解質を体外へ流出させていることだと思うのです。
汗は体温調節のために必要と思われがちですが
電解質も流れ出してしまうため、
必要以上に汗をかくのは身体にとって負担となります。
その水分がスポーツ飲料や経口補水液であっても
必要な量を超えて摂取すれば、身体が疲弊するはずなのです。
消化器官への負担や、体液の量が増え濃度が薄まることなど。
夏の水分補給すべてを疑問視しているわけではありません。
ただ「水分補給は大切だ」「熱中症が怖いから」を合言葉に、
やみくもにガブガブ飲まないほうがよいと思うのです。
喉が渇いたときには、熱いお茶を飲む。
冷たい飲み物はひと口ふた口だけ、口に含んで噛むように飲む。
お味噌汁でしっかりミネラルと水分を満たす。
夏野菜を丁寧にいただいて身体を冷やす。
そして、質のよい汗を、必要な量だけかく。
そんな試みを、ご家庭でいかがでしょうか。
夏の暑さ対策について、我が家の試みは他にもありますので
また記事にできればと思います。
★追記★ あたらしい熱中症対策 にまとめました!!
(参考)
・自然療法カテゴリの記事(手当て法、常備薬など)
・東洋医学カテゴリの記事(半断食について)
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