2013年12月08日

読み聞かせと国語

我が子が「本の虫」になるといいと思う。
図書室の本を片っ端から貪り読むような。
自分がそうだったからだけど。

とはいえ、いざ成長してからの無理強いはできないから
本人が喜ぶうちには読み聞かせに時間を割いてあげたい。

ということで、絵本の読み聞かせは毎日なのですが
これには参りました。


子供のころ、涙をこらえて耳を傾けた本・・・
読むのがどれだけ大変か!!! あー参った参った。



読み聞かせをたっぷりしてあげて、
本が大好きになると、
自分でどんどん本の世界に没入していきます。

そこから語句や表現を覚え、人生の機微を感じ、
行間を読み、自分の人生に大なり小なり反響させながら
ついでに国語(や古文・漢文)は勉強いらずになって楽ができて。

読書好きになるといいことずくめだと思うのです。



高校生の頃、字幕翻訳の大御所・戸田奈津子さんが
高知を訪れて、高校生向けの講演で仰いました。

「英語より日本語を勉強なさい」

母語を深く理解してこそ、外国語を的確に翻訳できるのだと。



簡単な日本語だけで会話をする子供が
英語で奥行きのある表現をすることはないのではないでしょうか。



もちろん語学というのは相乗効果があります。
国語と英語が相互に高めあうような用い方は必ずあります。

私も中高生のころは、英語のときだけ堂々とスピーチできたのです。
その体験が、日本語で表現する際の勇気につながったと思います。

子供のころに日本の図書を読み込んで、読解力が培われていないと
高校生になって英語の長文読解がさっぱり解けない。
ここにも確かに因果関係が見られます。



要は、大人が、どこまで意識して導くか。



小学校で英語の時間ができて、道徳の時間が必須になって。
でも国語を、読書を、おろそかにはしないで欲しいなぁと願います。

ラベル:子育て 絵本
posted by miya at 22:19| Comment(0) | 子育てと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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