2021年04月04日

火傷(やけど)を自然療法で治す

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久しぶりに薪ストーブをつけたとき、油断したのか、
2歳になったばかりの次男が手をついてしまった。

泣き叫んでパニック状態で、どこが痛いのかわからないから、
とりあえず手の全体を流水で冷やす。


そのあとは小さな小さな指先で、泣きながら指差して教えてくれた
親指の側面が火傷の場所だろうと、オリーブオイルを塗っておいた。

ちょっとした火傷であれば、11歳の長女や、大人の私たちなら
水で冷やす、オリーブオイルを塗る、ぐらいであとは放っておくのだけど。


まだ皮膚の薄い赤ちゃんだからか、とにかく痛くてたまらないらしい。
ずーっと泣いていて本当に可哀想。

自然療法の本を開いて、何をするか検討した。

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火傷
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小さい火傷でも大きい火傷でも
一秒でも早く患部を塩水につけることです。

一番いいのは、すぐビワエキス(ビワ葉の焼酎漬)に漬けると
痛みなく、早く傷も残さず治る。
大火傷もこれでケロイドもなく治るし、
こうすると痛みが消えて炎症はおきません。

空気にあたるとピリピリ痛むので、早く覆うこと。
塩水につけると痛みが止まり水ぶくれができない。

その上に植物性の油をぬりその上に塩をふりかけ
ガーゼに植物油をひたしてあて、
その上に油紙をして包帯をしておく。

熱をもち痛みのある時は、
その上に豆腐パスターを貼ると熱をとり痛みを減ずる。

ビワの生葉をツルツルの表を肌にあて、ほうたいをしておきます。
または生葉をすってガーゼに包んで貼ると痛みもすぐとれます。

アロエのヌルヌルした汁をつけるか、
つわぶきをあぶってつけるか、もんで汁をつけてもよい。

液体酵素(アロニー・コーボン)をすぐ原液のままぬっておく。
そうしてから五・六倍にうすめてガーゼにひたして湿布しておくと
痛みもさり、水ぶくれにもならないで治ってしまいます。

(「家庭で出来る自然療法・東城百合子著」より引用)
※豆腐パスターとは、豆腐湿布のことです。
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火傷してすぐに塩水か〜!浸透圧なのかなぁ。
でも乳幼児だし、すでに大泣きしてるから、無理そう。

乳幼児のケガでは「一番必要な人が傍にいること」が大事。
だから、外に出て葉っぱを取ってすり潰して、も今は無理。

洗面所ですぐにできることは、と見回して、
ビワエキスを染み込ませた小さな布を
低刺激医療用テープで貼り付けてあげた。

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(切った布やテープ。子ども達が自分で手当てできるよう、常に洗面所にある)

 
寝る前になって、
まだ痛いと手を出して訴えてくるのでよくよく見ると、
親指だけじゃなく、人差し指の腹も火傷していたらしかった。

気づかなくてごめんね、痛かったね、、、
と謝りながら、すぐにビワエキスを貼ってやる。

すでに貼ってあった親指にも追加しようと
ちょいとテープをもちあげてビワエキスを垂らしておいた。

火傷のあとの火脹れ(ひぶくれ=火傷でできる水ぶくれ)に
ビワエキスを湿布して、おやすみなさい。

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翌朝、そーっとテープを剥がし、布をとってみると、
なんと!火脹れがぺったんこになってるー!!

火傷の何がイヤって、火脹れの皮が擦れて破けて、
皮がべろーん、患部がヒリヒリずーっと痛む、というのがつらい。

だからこそ、そもそも火脹れがなくなれば一番ラク。
ビワエキスはすごいなぁ〜!


次男にもうちょっと貼っとく?と聞くと
ううん、と首を振るので、手当てはこれで終了。

乾くと次第に薄っぺらいかさぶたになって、
火傷から四日目にはきれいに治っていた。

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次男の火傷の翌日、長女は口の両端を火傷。
(パンケーキを焼きながら熱いフライ返しをなぜかパクッと・・・)

しかもしばらく内緒にしていたので(つまみ食いがバレるから?謎)、
痛みに耐えかねて申告してきたときはすでに遅く。

ぷーっくり、痛々しく、口の両端が腫れ上がっていた。

このときも、次男の学びからビワエキスで湿布したのだけど
学校にいる時間は外してしまうので(マスクで隠れるのに)、
火脹れが治るまでに3日ほどかかってしまった。

やはり初動が肝心のようだった。
でも痕に残らなくて、ひと安心。

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それから数日後、満を持して(?)、
再び長女が、炊事中に指先を火傷。 続くなぁ・・・

ここはやはり!
「塩水」やってみようじゃないの!

湯のみに塩をひとすくい。
水で溶かして長女に渡して「指、浸けときー!」

ここまで5秒足らず。台所万歳です。

戸惑い顔で神妙に湯のみを持ち、
指を浸けたままオロオロする長女。

私「こぼれるから座っとき」
娘「ハイ」

娘「…っていつまで!?」
私「ごはんできるまでずっと」

夕食目前だったので、時間にして10分前後だろうか。
長女は火傷した指先をずーっと塩水に浸して座っていた。

そのあとは普通に食事をし、寝る仕度をして・・・

「お母さんすごいよ!!
 やけどのところ、腫れてないの!!」

指先は確かに、火脹れも何にも、なーい!
ほんのりピンクではあるけど、しかし、すごいなあーーー!

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(編み込みブームで長女が次男にもやってくれた)


自然療法の本はいつも参考にしていたけど、
火傷は身近すぎて、今回の次男の火傷が起きるまで
一度も調べたことがなかった。

火傷は複数の項に記載があって
土壇場では余裕がなく、すべてに目を通せなかったので
ここにまとめて転記しておき、今後の参考にしたいと思う。

※各種お手当ての中から火傷に関する記載のみ転記しています※

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●きゅうり療法 やけど・あせも・しもやけ
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きゅうりの汁をつけると効果がある。
おろし汁は熱をとる作用をもっています。

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●ゆきのした療法
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傷の時はもんで貼ると傷が早くふさがり、痛みを早くとります。
火傷にももんでつけるとよい。

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(三者三様におもしろすぎ)


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ビワ葉療法 その三 ビワ葉の焼酎漬(ビワエキス) ※全文はこちら
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生のビワの葉をザク切りにして35度の焼酎に漬けておきます。
葉の上に焼酎をかぶる位入れます。
三ヵ月位すると茶色の液が出てきます。これがビワエキスです。

これを傷の時、火傷の時つけると、すぐ痛みをとり治ります。
ひどい火傷でも、すぐこのエキスに傷をドップリつけると、
ケロイドも残さずきれいに治ります。
痛むところに湿布してもよく、
この場合は二、三倍に水でうすめて使用します。

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(水戸のだいだらぼう公園(大串貝塚ふれあい公園)でお花見)

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ビワ葉療法 その七 ビワ生葉湿布
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ビワ葉の薬効成分はアミグダリンというB17になる成分です。
これが体温と共に温められると浸透して、細胞の中まで入ってゆき、
炎症やガン細胞も治してしまう力がある。

痛み一切によく、ひどいガンの痛みにもきく。
緑の濃い生葉の表面を患部に乾くまであてておく。

若葉の場合は、二枚一緒にして使うとよい。
この方がやわらかいので小児などによい。

腹痛・リウマチ・神経痛・腰痛・内臓の痛み一切によくききます。
葉は乾いたら取り替えます。
生葉がたくさんない場合は、乾かないよう裏に油紙又はラップをはって、
三角布や腹巻等で動かないようにしておくと、長時間乾きません。

慢性病の人は患部の外に肝臓、腎臓にはっておくとらくになります。
皮膚の弱い人は馬油かオリーブ油のような良質の油を肌にぬってからはるとよいです。

傷、火傷でも、生葉をはっておくと一晩で痛みをとる程よくきくのには驚きます。
やはり上から油紙をして包帯をしておく。

かぜなどで頭痛、熱などの時、頭と後頭部にはっておくとすぐよくなりますし、
のどの痛みにものどに巻いておきます。せきには胸と背中にはります。

その効果はすばらしく手軽にできますから、実際にしてみて下さい。
自然療法は体験して体で覚えるのですから、
考えてばかりいて実際にしないと身についてゆきません。

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皮膚病の特効薬 つわぶき ※全文はこちら
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つわぶきの葉をあぶってやわらかくして、
冷たくなったものを
疔(ちょう:腫れ物)や瘍(よう:でき物)に貼りますと
化膿をとり膿を吸い出す事妙です。

つわぶきは火傷・湿疹・肩こり・乳のはれ・
ひょうそ・打ち身などの特効薬。
火にあぶってさましてから貼ると
一夜で腫れがひき、口があいてしまいます
(痛みにもよい)

(「家庭で出来る自然療法・東城百合子著」より引用)
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自然療法のありがたいところは、
手当ての方法が何種類もあって、
状況や段階、程度に応じて、手当てを選べること。

それが家にあるもの、家の周りにあるものでまかなえ、
きちんとしっかりと効くのだから、これからも大事にしたい。

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なお、夫だけは、人から教わった、
火傷した瞬間に治す方法を実践していて、その効果は抜群。

自分でできる人はこちらもぜひ。
 ⇒ 感想の文中で教えてくださっています


関連記事:そろそろ症状別一覧のページにまとめたほうが良さそうなリンク集。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) 気管支炎  中耳炎 ぜんそく 副鼻腔炎(蓄膿症) 風邪の考察手当て ウイルス性胃腸炎
蜂刺され 魚の目・イボ ものもらい・口内炎 便秘 あせも 
おむつかぶれ おむつかぶれの種類と手当て 乳腺炎 乳頭亀裂・乳口炎
一番簡単な「手当て」の話 煎じ方の基本 子どもの急な発熱
これだけはまだ経験してないけどまとめたもの⇒子宮筋腫、子宮ガン



* * * お知らせ * * *

生きづらさを抱える方、ひきこもりの方のための企画、
4月7日(水)、水戸にて開催です。

午前:森のセラピー FB HP
森林公園をゆったり散策しながらの、癒しの時間です。

午後:マインドボディヒーリング講座 FB HP
気になる慢性症状を、病院や薬局などに行かずに解消してみませんか。

ひきこもりの方限定の企画なので、
普段よりも気軽にご参加いただけるかと〜^^



* * * まかない日記 * * *

子ども達がつくしをたくさん摘んでくるので、佃煮に。
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手入れしている古民家で摘んだ菜の花はさっとお浸しに。
うちの里芋もそろそろ食べ終わりかな、、、素揚げにしました。
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菊芋ご飯と、キムチ炒飯のハーフ&ハーフに、お味噌汁。

お友達に教わったベジキムチが美味しくて、
中身を継ぎ足しながらずーっと食べています。

ありがとう!ごちそうさまでした!
posted by miya at 23:58| Comment(0) | 自然療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする