雑草屋facebookページで綴っている短い投稿を
バックアップと備忘録のため、数回分ずつにまとめて保管しています。
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※自分が過去の情報を探すときに便利なので、タイトルは項目見出しの羅列にしています。
・・・2021年04/19〜04/28UP分・・・ ・・・
笹ヤブの解消/春の草と畑/重機の影響/ネギの苗床
【雑草屋の自然農】笹ヤブの解消(4/7撮影)
今借りている家の前の斜面は、越してきた当初はひどい笹藪に覆われていました。
去年は笹の地上部を刈り敷いてごく狭い段々畑を作り、笹の根っこの隙間に種を落とすように小豆をまいてみました。
すると、ジャングル化した小豆の見事な収穫と、笹の抑制と、両方を叶えることができました。(青じそでも同様の結果が出ました)
そして迎えた春。何もしなくとも笹は生えてこず、柔らかな春の草花が一面に茂ってきました!感動の光景です!!
ここから縦に連なる空き地も、砂利で固めてコケの生えたような荒れ気味の土地だったのですが、昨年は色々な豆やオクラ、カボチャ、紫蘇、麦などを育ててずいぶん豊かになっています。
隣はヤギのお庭にしていて、草を食べさせたり、糞を枯れ草と共に積んであったりします。また、木陰として茂らせた桑の葉が落ちて土を豊かにしてくれます。
ヤブになるのは土中環境が悪化しているからと言います。
笹藪そのものへの働きかけと同時に、周囲の環境も良くなってこその、良い変化なのだろうなと感じています。
【雑草屋の自然農】春の草と畑(4/16撮影)
一昨日は霜が降り、
ご近所さんは「じゃがいもの芽が真っ黒だー」と。
我が家も確認すると、
かけ草の帽子をかぶって伸びてきたじゃがいもの芽は
青々と元気でひと安心。
うっかりケガが重なり、しばらく畑を手伝えない間に
春の草がこんもりと背を伸ばしていました。
子ども達は自分の畑をチェック&手入れ。
土が露出しているところは周囲の草を刈って
かけ草にして、地面の保湿をキープします。
カラスノエンドウは美味しくて、
花もきれいで、大好きな雑草のひとつ。
でも麦を倒してしまうので、
麦にまきついている分は低いところで刈ります。
冬の余韻と、夏の予感。
ゆらゆら揺らぎながら、着実に春が進んでいきます。
【雑草屋の自然農】重機の影響(4/11撮影)
過去に重機が入った土地は、
土の様子や生えてくる草の種類でわかります。
家の近くで借りた畑に
シーズン最後のじゃがいもを植えようとしたときのこと。
硬い、とにかく硬い。シャベルも歯が立たない。
土の断面は半分近くがチガヤやススキの根っこ。
昔はお茶畑だったところを、重機で抜根し、平らに戻し、
年に数回は草刈りをしているような場所でした。
農薬や除草剤のダメージを受け、
さらに重機で硬く踏み締められた土は、
本来であれば長い年月をかけて、
さまざまな植物が緩やかに交代しながら
地中深くまで根を張って
柔らかく豊かな土へと戻っていきます。
しかし、定期的に草刈りをしていたため
それも叶わなかった。
「つくばの頃の畑ってこんなだったよねぇ・・・」
「チガヤの根っこで串刺し芋になる予感しかない!」
ということで、全体にじゃがいもを植えるのは諦め、
後半は別のものを植えることにしました。
【雑草屋の自然農】ネギの苗床(4/26撮影)
長ネギ・玉ネギの自然農は、何年も試行錯誤。
苗を買えば簡単なのですが、
種まきから育てるといつも不思議なことになってしまいます。
のんびり構えているとすっかり草に埋もれていたり、
ネギの苗だけ虫に全部食べられていたり、
諦めていたら、半年ズレて育ち始めたり。
それも含めて面白いので、数年のスパンで、
忘れた頃に誰かが種をまく。
そして草に埋もれた頃に
ちまちまと草だけをハサミで切って、苗の救出作業。
苗床から畑に移植できるくらいまで
もうちょっと育つといいな。
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