2020年12月28日

砂糖なし!りんごのクランブルケーキ(+クリスマスの記録)

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これまでも度々作ってきた、
りんごの甘みだけで作る、自然派りんごケーキ」をさらに華やかに!

自然派クランブルを散らし、
りんごの果肉がじゅわっ、クランブルがザクッ、と
バランスが絶妙なケーキに仕上がりました^^

乳製品不使用、お砂糖不使用。

そこまで大きなお皿はないので、カットして出そうと思ったら
子ども達に「もったいないから!そのまんまで出して!!」と言われ、
こんな感じに(笑)背景が渋いなぁー

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◆◇◆ 砂糖なし!りんごのクランブルケーキ ◆◇◆

材料は基本的にオーガニックなものをおすすめします。

◆クランブル

<材料>
・地粉 50g + 有機小麦ふすま 10g
 (合わせて 有機全粒薄力粉 60g でも可)
・アーモンドプードル 60g
・塩 ふたつまみ
・シナモンパウダー 少々
・ハチミツと水を1:1で溶いて 30cc程度
 (メープルシロップ 30cc で代用可)
・菜種油 60cc
 (湯洗い菜種油 or 菜種サラダ油と表示のある、色の薄いもの)

<作り方>
ボウルに粉物を合わせる。
ハチミツ水と油も入れ、手でポロポロにする。
スプーン2つでさくさく切り混ぜても。
※この時点でかたまりになってしまっても、時間が経つとポロポロにほぐせるので大丈夫。
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◆ケーキ本体

<材料> オーブンの天板1枚分
・りんご 3個
 ・・1個は皮をむき、すりおろす(約270g)
 ・・2個は皮をむき、計9切れになるよう4〜5等分しておく
・卵 1個
・菜種油 30g
・香りづけ(ラム酒、コアントロー、バニラオイルなどお好みで) 少々

[粉類] ※あらかじめ泡だて器でよく混ぜておく
・薄力粉190g+有機小麦ふすま20g
 (有機全粒薄力粉 210gで代用可)
・アーモンドプードル 20g
・ベーキングパウダー(アルミフリー) 大1
・塩 小1/2

<作り方>
1.大きめのボウルに卵を割り入れ、泡だて器で溶く。
2.油も加えて乳化するまでよくかき混ぜる。
3.すりりんご1個分を加えてゴムべらでよく混ぜる。
4.粉類を加え、ボウルを回すように動かしながら、ゴムべらで全体を底からしっかり混ぜる。
5.好みで香りづけの材料を少しだけ加え混ぜる。
6.天板にオーブンシートを敷き、生地を流し入れて中央寄りに約20cm×20cmの正方形にならす。
7.切った9切れのりんごは広い面を上にし、生地に対して3×3で配置し、押し込むようにして並べていく。
※最終的に天板いっぱいに膨らみます。生地が多少押されて広がっても大丈夫。心配な場合は対角線から並べるといいです。

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8.クランブルをほぐし、全体にふりかける。りんご表面にもなるべくのせる。
9.180℃に予熱しておいたオーブンで40〜45分焼く。クランブルの焼き色を見て、焦げそうならアルミホイルをかぶせる。
※我が家は古い電気オーブンでやや熱効率が下がっているため、予熱200℃、本番190℃で40〜45分。
10.焼けたらオーブンから出し、シートごと金網に乗せて荒熱を取る。

食べるときはりんごを囲む正方形で切り、
さらに1切れを横断するように斜めに切ると、
1回のティータイムにちょうどいい大きさになります。

あと、卵を使いたくない場合は、
同じ量の山芋をすりおろして使うといいと思います。

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(ケーキの端切れを載せたまま撮っちゃった〜)

この秋冬は、いろんなスイーツの「甘み」を
「りんごのすりおろし」で代用して作っています。

ハチミツほど甘すぎず、好きなんですよ〜。
りんごが箱で届くという方、一緒にいろいろ楽しみましょう^^


「ケーキのレシピ」関連記事:
自然派モンブランタルトのレシピ りんごの甘みだけで作る、自然派りんごケーキ 乳製品なしのフルーツタルトレシピ 完熟渋柿で作る柿ケーキ 子どもと作る、簡単アップルパウンドケーキのレシピ


あとは、子ども達の記録を。

今年は6歳次女&4歳長男のチームが
クリスマスツリー代わりのヒノキに飾りをつけてくれました。
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新聞紙を丸めて、折り紙で包んで、セロテープで麻紐をつけて。
脚立にまで登って、ちっちゃい手で結びつけていました。
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「むじゅかちいからちゃーあー(難しいからさぁ)」とか言いつつしっかり。
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木綿のワタも飾って。
雪の乗っかり方が、本物っぽい。
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手が届くところに、たっぷりと。
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そしてクリスマスの朝は、
プレゼント探しでワイワイ(今年は布団の足元だったよ!)。

1歳次男は初めてのクリスマスプレゼントで、
ラッピングの絵に感動してずーっと見てました^^
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11歳長女と6歳次女はそれぞれ、
図鑑、木のおもちゃ、ポーチ。
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おもちゃは、なかなか頭を使う色遊びのゲームや、
木製の神経衰弱みたいなのでした。
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4歳長男は図鑑と、木の絵合わせパズル。
絵が6種類あって、長く遊べそうです。
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図解モノだと字が読めなくても楽しめていいね。
サンタさん、今年は絵本ではなく図鑑(確かにうちに少ない!)で統一したようです。

1歳次男は、シュタイナーカレンダーと、小さな木のトラック。
色んなものを乗っけて家中を動かしています^^

今年もサンタさん、ありがとう!!



* * * まかない日記 * * *

クリスマスイブに作りたかったのが、ラザニア!

ミートソース、ホワイトソースどちらもAll植物性で、交互に重ねました。
ホワイトソースの上には茹でたほうれん草を散らして。
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表面はチーズではなく、ホワイトソースとパン粉で仕上げ、
胃もたれ知らずの贅沢ラザニアになりました。

いい型が家になくて、ドキドキの直積み!でしたがうまく焼けました。
切るときはハサミで、上から何層かずつ切って下に降りていきました。ふ〜。

まぁね、なんでキリスト教徒でもないのにって話もチラつきはしますが
ターシャ・テューダーの絵本や何やかやで、子ども達の期待もありまして。
作るのは勉強にもなるしね。

珍しくお肉まで登場しました。
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夫が真鱈の卵で手作り明太子を作っていたので、サワークリームと混ぜて大人ディップに。
子ども達は白ねりごまにオリーブオイルやクミン、塩、すりりんごなどで不思議ディップに(笑)。

さつまいもポテサラでほっくり、人参ドレッシングの白菜サラダでサッパリ。
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他にも、紅芯大根のソテーや、菊芋のスープなど、盛りだくさん。
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大変美味しくできました〜。ごちそうさまでした♪
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2020年12月18日

切り干し大根の幸福

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大根はありがたい。

ジューシーで、ボリューミー。
じっくり加熱すると、甘くて旨い。

生だって、おいしい食べ方が何通りもある。
浅漬けにサラダ、漬物、おろし、何でもござれ。

癖がないから味つけに対して寛容で、何にでも染まる。
そもそも、洗いやすいのも忙しいときにはありがたい。
(同じカテゴリに、白菜も属する)

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幸運なことに、移住した茨城県大子町(だいごまち)では
自然派の農家さん2軒から、お野菜を定期購入できる。

この季節はそれぞれに、おいしく美しい大根がどんどん届くので
色合いや形、味わいの違いを楽しみながら、日々いただいている。


以前、春のトウ立ち大根をたくさん譲っていただいて
切り干し大根を作ったのが重宝したので
この冬は、色んな種類の大根を干してみることにした。

目指せ、カラフルな切り干し大根!


紅芯大根に、青長大根。
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紫色のは、紅しぐれ、かな?
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千代紙のようなグラデーション。

晴れが続いている間は、お日様に当ててどんどん干した。
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ところが干し始めて3〜4日した頃、
12月15日に、初雪が舞った。
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洗濯物も切り干し大根も、大慌てで屋内に取り込んだ。
天気が崩れては、薪ストーブの部屋で仕上げ乾燥するしかない。

ちなみに君たち、なんで傘を出すの?と訊いたら、、、
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雪を集めて食べるらしい。ううぅ><; でも楽しいんだろうね。
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こうして、天気はぐずつき気味だったけれど
何とか無事に干しあがった、切り干し大根たち。
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(細いビンも上手に積み上げてるやーん)

種類が色々あると、ビンに詰めて並べるだけでも嬉しくなる。
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これで安心。
もう大丈夫。

切り干し大根の幸福。


自分達の畑では、大きい大根はまだ育たない。
むしろ、他の作物に力を注いでいるから、育ちに無頓着になりがちだ。

とはいえ、夫と子ども達で楽しく
種まき、間引き、収穫まで、過程はたくさん楽しんだと思う。
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一週間の予想最低気温が
−3℃、−6℃、果ては−9℃という数字が並んだ12月半ば。

うちの大根は種まきが遅かったから、まだ小さいのだけど、
冬越しの自信もなく、土に埋められない土壌なのもあって
夫と子ども達に、あらかた収穫してもらった。
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おいしい大根を育ててくださる方々がいるから、
自分のところで本腰入れるときが来るのかは、わからない。

でもこうやって、ちょっと育てて、家族で世話をして、
日々の食卓に並べたり、沢庵を漬けたり、見せていきたいなぁ、と思う。
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※美味しいお野菜を届けていただいているのは
 同じ大子町に暮らす、軍兵六農園さんと、さより農園さん。
 町内・県内のみならず、全国に発送されているそうです♪


「干し野菜」関連記事:
 トウ立ちした大根を食べ尽くす
 カリンを干す 〜お金をかけないカリンの活用法〜

レシピ:
 切干し大根のピクルス(記事末尾の「まかない日記」にあります)

おすすめ本:
 干し野菜のお料理本(記事前半にあります)



* * * お知らせ * * *

ぽつぽつと嫁blogに綴るほうが性に合っているんですが
facebookで「自然農」「ホームスクール&家庭保育」の二軸で投稿を続けています。

よかったらご覧くださいまし〜。
 ⇒ 雑草屋facebookページ

なお、そのうちの自然農の記録は、農作業の備忘録としてこの嫁blogに
「雑草屋の自然農」シリーズ のラベルをつけ、いくらかずつ保管してみました。



* * * まかない日記 * * *

紅芯大根をじっくりソテーすると、なんと!
甘〜いトウモロコシの味わい♪
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毎日、何かしらの大根ソテーが食卓にのぼります。
届けていただいている大根は、どれも美味しくてたまりませーん。
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みなさん上手に育ててらして・・・本当に尊敬します。
ごちそうさまでした!


そうそう、続けておりますよ、1日1ワクワク
こないだはミニツリーを折ってご満悦。
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ささげ豆くらいのサイズで、すぐなくなっちゃいそうだったので
カレンダーに貼っておきました。
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あ〜〜、楽しかった♪
posted by miya at 23:46| Comment(0) | 丁寧に暮らす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月15日

自然農雑記(11月中旬〜12月中旬)笹藪の抑制/トマトの残滓/稲刈り


雑草屋facebookページで綴っている短い投稿を
バックアップと備忘録のため、数回分ずつにまとめて保管しています。

一覧はこちら:雑草屋の自然農シリーズ
※自分が過去の情報を探すときに便利なので、タイトルは項目見出しの羅列にしています。



・・・2020年12/11〜12/15UP分・・・ ・・・
笹藪の抑制/トマトの残滓/稲刈り


【雑草屋の自然農】笹藪の抑制(11/12撮影)
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庭先の斜面はひどい笹藪になっていたのですが、この夏は小豆をびっしり繁茂させることで、笹を抑制することができました。

秋冬に笹藪を地ぎわから刈ることで、翌春の勢いはかなり衰えます。

それでも夏に向けてどんどん笹が茂り始めていた矢先、
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笹を片っ端から刈り敷いては、土留めに篠竹を挿しながら極細の段々畑を作り、ずらりと小豆を植えたのでした。

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みっしりと刈り敷いた枯れ笹による地表の被覆、そして小豆の旺盛な繁殖力により、植え付け後の笹刈りは1回だけで済みました。

ジャングル化した小豆で近寄れないほどでしたが、秋になって葉が枯れてくると少しずつ莢を収穫できるようになり、最終的には見事な収量となりました。
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自然農とパーマカルチャーの融合。

笹のヤブ化を抑え、草刈りの手間を減らし、かつ使いにくい空間の生産性を上げるという観点で、笹藪の斜面における小豆の作付けはとても良かったと思います。
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【雑草屋の自然農】トマトの残滓(11/26撮影)
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種まき後に余った麦を、ちょっとしたスキマにも蒔いていた11月。
枯れオクラを目印に、その足元に種まきをしていたのですが、ちょっと幅が足りない。

そこでミニトマトやマイクロトマトの残滓がお化けのように枯れていたのを根元から刈り、資材として使うことに。
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トマトの支柱にしていた篠竹を短く切っては等間隔に挿し、トマトの残滓を折ってまとめては壁のように詰め込み、周囲の刈り草も詰め、土をならして段々畑の出来上がり。
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もちろん少しずつ朽ちていくので、時々上から押さえながら、必要に応じて壁の素材も足してやります。

枯れオクラを挟むように二列、麦を蒔いて鎮圧したあとは、刈り草をたっぷりかけました。
夏が楽しみです。
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【雑草屋の自然農】稲刈り(12/12撮影)
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ガマの茂る放棄水田を借り、
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7月11日に田植えしたこの田んぼ。
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日当たりが悪いのもあってか、11月末にはまだ青々としていました。
枯れ色が進んできたら、週末は仕事に雨にと次第に遅れ、12月半ばにやっと稲刈りができました。
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湿地での天水田を長くやってきたため、水に浸かりながらの稲刈りがすっかり定番だった私たち。今年の田んぼは水管理のできる場所だったので、事前に水を抜いておけば作業が楽だったなと…終盤で気づきました(笑)。

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種継ぎさえできれば、という思いで最小限の面積に植えた三種類のお米。

日当たりの悪さは想像以上でしたが、なんとか来年の種は確保できました!
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・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
posted by miya at 00:00| Comment(0) | 自然農 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする