つわりと言えない妊娠初期は、つらいことだらけだったな。
今6歳の次女がお腹にやってきたばかりのころ、
すでにそれまでに流産を2回経験していたから、
気軽に「つわりなんです」とは言えなかった。
だって、こないだは妊娠三ヶ月で死んじゃったから。
今回も、何ヶ月で流産するかわかったもんじゃないから。
なんでつわりってだけで、
おめでとう!ってすぐ言うのがマナーみたいになってるんだろう。
恨めしく思うことも多かった。
小学校や中学校からの性教育で、
妊娠初期の流産はとっても多いこと、
つわりの苦しみは妊娠初期、
誰にも言えないからこそ辛いってこと、
つわりって聞いたら「おめでとう」より
「休んでね」ってそっとしといてほしいこと、
もっと教えておいてくれたらいいのに、
社会的にも広まったらいいのに、って思っていた。
自然農の畑にお客さんが来た。
知ってる家族と、知らない家族と、団体さんで。
でも、とにかく気持ち悪くて、四六時中吐きそうで、
夫はまだつわりの妻というものに慣れていなくて、
当然、家族みんなで迎えなきゃってプレッシャーが強くて、
ごはんの炊けるニオイもだめ。
温かいおかずから漂うニオイもだめ。
台所そのものが気持ち悪くてだめ。
そんな時期だったから、お昼は畑の近くのローソンで、
冷たくてニオイのしないサンドイッチを買って食べたんだ。
でもお客さんたちは自然農の畑を見にくるぐらいだから
朝から親子の分のお弁当を
出発準備でドタバタしつつも
手づくりでちゃんと持ってきていて、
お昼ごはんにゾンビ顔でガサゴソとコンビニの袋を探る私は、
娘にコンビニのパンを無言で渡す私は、
白けた空気をひたひたと横顔で感じながら
会話が弾むでもなく、よそよそしさをどうすればいいかわからないまま
心で号泣しながらお昼の時間を過ごしたんだった。
何度も脳内で再生されては
どう振る舞えば誰も傷つかなかったのか
誰とも気まずくならなかったのか・・・
今でもわからないあの日、あのお昼ごはん。
(悲しくなったことをそのまま書きなぐってごめんね
誰か悲しい気持ちになったらごめんね
吐き出させてもらいました)
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朝はお日様のあたる縁側で食べるようになりました。
狭いんだけどね。
小学校に行く長女以外はお寝坊気味。
寒さに応じて起床時間が遅くなるのは、自然なことだと思っています。
人参を梅干しで丁寧に、弱火でじっくり煮たのがお気に入り。
ごぼうで作ってもいいんだけど、なんでこんなに甘く美味しくなるんだろう。
お日様、ありがとうございます。