この秋は恒例の「
さつまいもの茎」のみならず、
「さつまいもの葉っぱ」も食べてみました!
普段から野草をあれこれ食べるくらいですから、
自然農で育てた「野菜の葉っぱ」なんて楽勝なんじゃないかと、
チャレンジしたのです〜。
今年はもう時期を過ぎてしまいましたが、
来年のため、まとめておこうと思います^^
──INDEX───────────
■採る時期
■採り方
■さつまいもの葉っぱのレシピ
■さつまいもの茎は、皮をむく?むかない?
■さつまいもの茎のレシピ (1)皮をむく場合
■さつまいもの茎のレシピ (2)皮をむかない場合
■芋づくし
────────────────
■採る時期
採り頃は、さつまいも(芋)の収穫期。
北関東だと10月下旬ですね。
一度にお芋の収穫作業をしてしまうと、茎や葉を活用しきれないので
10月中旬くらいから少しずつ収穫して楽しむのがいいのかもしれません。
私の実家では、茂っている元気なさつまいものツルから
ちょこちょこと茎や葉を失敬して食べていたように思います。
お芋の成長にダメージのない程度に、数株からちょっとずつ採ったのでは?
と思いますが、我が家で試していないので、来年やってみます(多分大丈夫)。
■採り方
さつまいも畑で芋の収穫をする時に、
広がっている芋のツルをたぐって揃えます。
食べるのは長〜い太〜いツルではなく、
ツルから立ち上がって葉っぱを出している、葉柄(ようへい)の部分。
ツルを寝かせ、太い茎だけを選んで
ツルとの分かれ目からプチっと折り取ります。
太い茎、というのは主婦目線で作業のコスト対効果を狙っただけであって、
茎が細くても美味しく食べられますので、そこは現場判断で!
片手にどんどん葉つきの茎を束ねていき、
葉っぱを食べる場合は、枯れていない緑の葉っぱだけを選びながら
葉の付け根でちぎって集めます。
食べない場合は葉をすべてちぎって畑に還し、茎だけお持ち帰り。
このバケツの状態でフタをして、玄関の土間に置いておいたところ
3日ほどはピンピンしてきれいなまま保てました。
■さつまいもの葉っぱのレシピ
さつまいもの葉っぱは、なるべく早めに洗います。
沸騰したお湯でさっと茹で、
色が深緑色になり始めた頃にザルに取り、そのまま冷まします。
味見をしてみると意外に柔らかく、ちょっとだけぬめりのある食感。
お味はツルムラサキとモロヘイヤを足したような風味で、
最後にミツバやセリのような独特のスゥーッとした香り・えぐみが多少残ります。
刻むのが面倒なときは、そのまんまお醤油と鰹節でいただきます。
自家製の万能ダレに漬けておいて、2日ほど食べ続けたこともありました。
焼肉のタレや照り焼きのタレなど、こってり系が合う気がします。
うちの幼児は猛者揃いなので、皆モリモリ食べましたが
ベーシックな味が好きな人には向いてないのかもしれません。
でも、鰹節やごまで旨みを増強すれば、刻んでおひたしにしても美味しいし、
たーっぷり炒めてカレーの具にしても、栄養満点で良かったです。
卵やお肉との相性もいいと思うので、炒め合わせると美味しいのでは。
色々と試してみたいです^^
■さつまいもの茎は、皮をむく?むかない?
さつまいもの茎の味わいを分解すると、このとおり。
・茎の皮
⇒葉っぱと同じ、ミツバやセリのような後味
・茎の中身
⇒根っこと同じ、お芋の甘み
ですから作りたい料理や食べる人の好みに応じて、
皮をむく・むかないを決めるのがいいです。
皮は硬さがあって口に残りそうな印象なんですが、
調理で加熱し続けているうちにふっと柔らかくなるので
年配の方が召し上がる場合も大丈夫です。
■さつまいもの茎のレシピ (1)皮をむく場合
<下ごしらえ>
さつまいもの茎の端から少しずつ包丁で皮をめくっておき、
あとは手でツーッと、静かに引っ張ってむきます。
あまり完璧を目指さなくても大丈夫ですが
どうしても全部きれいにむきたい場合は、途中で折って再スタートすればOK。
私は茎の細いほう(葉のほう)は皮が薄いから、まぁ残ってもいいかな〜と思って、
茎の太いほう(ツルについていたほう)からむき始めることが多いです。
めくった状態で小さい子たちに渡すと、喜んで引っ張ってくれます。
この不思議、この達成感。
全部むき終わったらザッと洗い、調理に移ります。
<調理>
皮をむいたさつまいもの茎は、じんわり甘いのが特徴。
優しい味の煮物にするのがおすすめです。
お鍋にお出汁を作っている間に
(※うちは昆布と鰹節と水を入れて静かに火にかけるだけ)ボウルの上で茎を大雑把に掴んでは、キッチンバサミでチョキチョキ。
もちろんまな板&包丁で丁寧に切ってもいいですが、洗い物を減らしたいので。。。
お出汁ができたらみりん、酒、醤油、塩で好みの味にしてから
再び沸いたところへ茎を入れます。
厚揚げや油揚げ、さつま揚げと一緒に煮ると更にコク旨に♪
全体を混ぜてフタをし、静かに煮て、柔らかくなってきたら火を止めます。
フキの煮物に近い食感になっています。
冷める間にじっくり味が滲み込むので、
味付けは「ちょーっと薄いかも?」くらいで様子を見ます。
冷めたころにもう一度味見をして、美味しければ完成!
足りなければ味を足し、もう一度火にかけます。
他にも、きんぴらや天ぷらも美味しいのでは?
でも私は断然、煮物です。(冷蔵庫なし生活でも煮返せて長持ちするから^^;)
■さつまいもの茎のレシピ (2)皮をむかない場合
皮つきのさつまいもの茎は、ミツバやセリに似た、スゥーッとした香気と後味が特徴。
ちょっと濃いめに味付けして炒めたり、佃煮にしちゃっても美味しいです。
洗ったさつまいもの茎を鍋の上でハサミで切ってゆき
ごま油を垂らし、混ぜてから火にかけます。
表面が炒まったら、醤油・みりんを足し、唐辛子と水少々を加えて煮詰めてゆきます。
もちろん唐辛子はなくてもいいし、刻んで辛さをもっと出しても。
クタクタになる頃には皮もとろけて、存在感ゼロ。
皮の歯応えがほしい場合はもっと手前でやめるといいです。
最初に全体をきんぴらにして二日ほど食べ、残りに水と調味料を足して煮詰めて佃煮に!
というのも、一石二鳥でいいですね〜。
■芋づくし
さつまいもの収穫後の食卓は、芋づくし。
特に茎と葉っぱに、思い切り偏っております。
ごはんから時計回りに、
・お芋ごはん
・さつまいもの葉のお浸し
・さつまいもの茎の佃煮(皮あり)
・さつまいもの茎の煮物(皮なし)
子ども達が盛り付けてくれるので、盛り付けもご愛嬌。
間引き菜のお味噌汁と一緒にいただきました。
4歳長男は茎取りも皮むきも、一番頑張ってくれたっけ。
(恐らく苦労を)噛み締めながら食べてくれました。
さつまいもの茎と葉っぱ、どちらも美味しく食べられたので
来年は夏からちょっとずつ食べちゃおうかな〜と思っています!
以上、長文にお付き合いくださりありがとうございました^^
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霜でニラがダメになる前に、思いっきり食べようキャンペーン。
三日連続でニラ餃子祭り、しました! (集中すると口がとんがる親子)
駅前の直売所に、いい餃子の皮が売ってるんですよ〜^^
皮作りに手が回らないときの頼みの綱であります。
餃子のタネは、戻した干しタケノコ、塩味のキノコ炒めを
実家からもらったフードプロセッサー様に刻んでいただき(悔しいけど助かるわ〜><;)
刻んだニラ、生姜と合わせてごま油、醤油、塩、片栗粉。
ひたすら包んで焼いて〜の2ラウンド、日によっては3ラウンド。
ごちそうさまでした!