千葉のアパートに暮らしていた2年前、8月のとある週末。
夫が(当時暮らしていた)千葉のいすみから、
茨城のつくばまで行っていくつか用事をすることになりました。
地主さんの一人が畑を返却してほしいということで
つくばの農地を整地しなければならなかったのと、
新月カフェのお仲間で集まって筑波山を整備するのと。
休憩なしでも車で片道3時間の道のり。
まともに休憩を挟むと、片道3時間半〜4時間はかかる距離です。
つくばの畑で一泊するとのことで、いつもどおり、
一人で行って帰ってくるかと思いきや・・・
(当時)4歳の次女を、連れていくと言うのです!
「畑でテントで寝るんでしょ!?怖がらない?
なんで連れてくの?
学さんがビール飲んで寝ちゃったら
夜中のトイレ対応できないじゃん!」
えぇ、いろいろ反対しちゃいました。
私は田舎育ちですけど怖い思いも多かったので
世界をそれほど信用してませんからね。
野宿とか絶対嫌、キャンプ場だって嫌なんです。
お酒飲む夫のこともそれほど信用できませんし。
(毎晩夜通し2時間おき授乳のお母さん方ならわかってくれるかと)
それを、4歳の女の子連れて野宿だとーぅ!?
もってのほかです。
「でも、連れて行ってやりたいんだよ!
引っ越したらずっとアパートで狭くて、
まだどこにも自分で行けないしさ。
ちょっとは楽しい体験させてあげようよ!」
この時期はつわりで本当にずっと臥せっていたので
夫の言葉がグサリと刺さりました。
過保護でインドア、
できれば何もしたくなーい。
という無気力な私の代わりに、
子ども達にいろいろな体験をさせてくれる夫。
長女は当時ホームスクールだけど
いすみの近所の子たちも夏休みなので勝手気ままに遊びに行っちゃう。
一方、長男はまだ2歳、私といるのが一番いい時期。
置いてけぼりになって泣いてばかりの真ん中っ子の次女、
興味が外へ外へと向かっている4歳の次女に
キャンプ気分を味わってもらうのも、いいかもしれない。
話は決まり、次女の荷物をまとめ、母子で確認。
マンガみたいな豪快な探し方(全部引っ張り出すとかぶちまけるとか)が得意な夫よりも
次女本人に覚えてもらうほうがいいので
「泊まりの荷物は?」「ピンクのリュックー!」
「畑仕事するときの服は?」「きいろのリュックー!」
「困ったときの着替えは?」「りんごのリュックー♪」
何度も確認して覚えてもらいました。
片道4時間のドライブを経てつくばに着き、
夕食は学生時代に行きつけだった懐かしいお店に
次女を連れて行ってあげたようです。
そして小雨の予報があるなか、畑でテント泊。
防水でもなーんでもない、(私の祖父の)昔のテントなので
ぜっっったいにタープ貼ってね!とお願いすると、証拠写真を送ってくれました。
案ずるより産むが安し。
信じられないほどスムーズに、
父と娘で野宿(テント泊)できたようです。
翌朝はブルーベリー畑でおいしい朝ごはんを収穫したそうで。
筑波山の整備ボランティアでは
次女、ちゃっかりカメラマンになっていました。
展望台からつくばを見下ろすみなさん。
突然の珍客、お邪魔しました〜><;
今となっては筑波山も懐かしい・・・
関東平野だったなぁー。(と、大子町の山間を眺めながら振り返る)
自然農の雑草屋ではまず使わないトラクターは、
慣行農の地主さんに土地を返すため、
知人づてにお借りして使ったそうです。
用事のついでに、畑でテント泊。
だからキャンプってほどの準備もいらず、
テントとタープ、タオルケットぐらい。
しかもタオルケット忘れて、つくばで買ったらしいです。
さらーっと出かけて子連れで野営できる夫、すっごいなー!
まーなんでも楽しみながら、がいいよね。
ブレーキばっかりの私と、
軽快にアクセル踏んじゃう夫。
いい綱引きをしながら、
これからも家庭保育を楽しんでいこうと思います。
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大なり小なり、
いろんなことが私たちを襲うかのように
見える、ときもあるんですが。
自然の中に身を置くと、
緩やかに霧散していくのを感じます。
夫が久しぶりにブログを更新しています^^
完全なる自由 -毎日が「自然農」-
そうそう、新たにメスの子ヤギもやってきたんですよ〜。
またゆっくりご紹介できればと思います。
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お豆腐は身体を冷やすのであまり食べないけれど、
たまーに、夫に買ってきてもらいます。
国産大豆のお豆腐が激減していて、買うのもひと苦労。
で、一丁のお豆腐を5人で食べるために麻婆豆腐にしました。
お肉ではなく大豆ミートで。ばっちり美味しくできました〜。
「環境負荷が少ない」と「美味しい」の両立^^
ごちそうさまでした!