あちこちで見かけるプラスチック製の農業資材に違和感を覚えつつ
距離をあけてきたものの、苗ポットだけはさくっとプラ資材を使っていた。
苗を買うとまず黒いポットがついてくるから
それを何度も繰り返し使う。
でも、5〜6年もするとだんだん朽ちてきて
破れたり穴があいたりで、結局はゴミになる。
せっかく、自然農でやっているのに。
支柱も竹や雑草の茎で、紐はなるべく麻紐で、やっているのに。
苗ポットに関しては、
プラ資材のサイクルから離れられないのかなぁ・・・。
そんな思いもあって、
一年前の春から試してきたのが「新聞紙で作る苗ポット」。
新聞紙なら、使ったあともよく乾かしておけば
焚き火のときに焚き付けに使える。
切って折って巻いて、の一連の作業は
慣れてしまえばあっという間で、楽しかった。
(作り方に興味のある方がもしいたら、続編書きますので言ってください)
⇒★追記★新聞紙で作る苗ポット 〜作り方とポイント〜UPしました!
そりゃ、そこまで丈夫じゃないけど、持ち運ぶわけでもないし
苗を育てるにはこれで充分。
引越しでなくしてしまった、木製の苗箱が揃うといいんだけど。
苗箱も今はプラスチックなんだよなぁ。ううむ。
畑の土と山の腐葉土を混ぜて、焚き火や薪ストーブから灰を取って混ぜて。
新聞紙ポットに土を詰めたら、ずらりと並べて種まき、水やり。
自然農だとこの上に刈り草をかけて、適度な湿度を保つ。
去年は大子町の山間に引っ越してきて最初の春で、
どれだけ獣害があるかわからなかったから、
全部直播にせず、ある程度の大豆や小豆を苗で育てておいた。
豆はハトがほじくり返すし、芽はキジが食べてしまうから
ポット苗たちをネットで高めに覆って一括管理できるのは、すごく楽だった。
苗を移植したあとの草管理もしやすかったので、
次の春も新聞紙でポット苗をやろうと決めていた。
去年の畑は結局、イノシシでほぼ全滅してしまったのだけど(涙)、
意外にも空きスペースに植えてあった大豆と小豆が無事で、それなりの収穫があった。
いつハクビシンやイノシシが来るかわからないから
毎日見て回って、枯れた莢を摘み取って。
いつもなら枝ごと干すのに、近所の人から聞くハクビシンの害が心配で
収穫後すぐに莢をむいて、ザルで干していったっけ。
柔らかい豆にはシワが寄ってしまうので、
このやり方は自家消費向きだったな・・・><;
本当は莢ごとしっかり干すのがいいや、やっぱり。
今年の春は、ちょこちょこと苗ポットを作っては種まきをしてきた。
一回に160個前後。
かれこれ500個近く作って、庭のあちこちで活躍中。
コロナ騒ぎで浮き彫りになった、
生きるのに必要なことと、必要じゃないこと。
どんな仕事をしていても、仕事がなくなっても、
食べること、暮らすことは続いていくから・・・
やっぱり「半農半X」は大事だなぁ。
そして、種を継いでいかないとね。
★追記★
新聞紙で作る苗ポット 〜作り方とポイント〜 アップしています^^
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いよいよ梅雨が迫ってきて、嫁ブログで赤丸急上昇の人気記事がこちら。
半纏(はんてん)を家で洗う方法
茨城県大子町は、最近寒いですよ!!
家族全員ではんてん着てます^^;
冬物、半分くらい残しておいてよかった〜。
うちは梅雨寒に備えて、夏本番になってから洗おうと思います。
* * * まかない日記 * * *
二人目からずっと「離乳食しない育児」を実践してきたので
1歳2ヶ月になる四人目も、まだ母乳オンリー。
こんなに大きくなりましたよ〜。その分、私がガッツリしっかり食べています^^
この春は、栄養価がすごーく高い「スギナ」にはまっています。
洗って生のままミキサーにかけて、粉物に混ぜるのがお気に入り。
なんと、抹茶味です。
スギナベーグルに、スギナパンケーキなどなど。 ⇒★追記★レシピをアップしました!
スギナは、ヨモギよりも甘みがあって旨みが出やすいので
スギナ&ヨモギのミックスで作ることが一番多いです。
この頃はツユクサの若芽がたくさん採れます。お味噌汁や、おひたしに。
相変わらずギシギシも美味しいし、
雨でタンポポの葉がふんわり柔らかく茂って、うっしっし。
野草食べ放題、サイコーです!