2020年05月26日

新聞紙で作る苗ポット 〜作り方とポイント〜

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新聞紙でポット苗 の記事に対して、コメント欄やFBなどで
「作り方を教えて」と言ってくださった方々、ありがとうございました。

作り方を書いてみましたのでご覧いただければ嬉しいです^^
今回特に写真が多くて恐縮です。

1歳児との果て無き攻防(涙)の最中に作りながら撮っているので
ちょっと分かりにくいところもあるかもしれませんが、
そこはテキストで補足していきます><;

手順はわずか6ステップ!! では、いきま〜す^^


(1)新聞紙を縦に4つに裂く
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新聞紙は繊維が縦方向なので、ハサミ不要な「縦ビリビリ裂き」がおすすめ。
重ねても簡単なので、慣れると一日分の新聞紙を15秒で裂き終えます。

(2)細長い帯状に折る
ここ、あまり写真が撮れてないので先ほどの写真を加工して説明します><; 笑わんでねー
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実際に帯状に折ったあとがこちら。
「不揃いな辺を片面にすべて持ってくる」のがポイントで、これを内側にします。
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種まき後、水やりなどしていると「ポットの外側がツルツルしていること」が大事だと感じます。
ビロビロと不揃いな辺や破れが外側にあると、雨や水に弱くなりやすいのです。

(3)型にするコップやガラス瓶を決める
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もらいもののコップがちょうどいいサイズなので使っています。
高さ7cm、直径は底が5cm、上は6.5cmでした。

全然脱プラじゃないじゃーんとかつっこまないで〜
(だって1歳児が瞬殺で奪って放り投げるんですよ・・・)

で、型となるコップや瓶を横に倒して新聞紙にあて、巻きつけていきます。
巻き始めに大事なのが、底面の半径よりやや長くスペースを取ること。
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底を折りこむときにうまくいく・いかないを分けるのはココです。

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苗ポットの背を高くしたいときや、
作ってみて底がうまく折れなかったときなどは、この(3)まで戻って

・型となるコップや瓶を見直す(もうちょっと小さいものを選ぶ)
・帯を幅広に折る(端を揃えずに広めにずらして折る)

などすると、うまく出来ます。
まずは1個作ってみると実感していただけるかと。

(4)型に合わせて巻きつける
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不揃いな辺を片面にすべて持ってきていましたので
そこがポットの底になるよう、内側になるように、巻いていきます。

折り目でツルンとしている「わ」の部分がポットのふちになることで
水への耐久性を強めることができるんです。

そのため、新聞紙の帯の畳み方によっては
コップの向き、巻きつける向きが逆になります。気をつけてください。

少しだけ斜めに巻いていってください。最後、こんな風に耳が残るように。
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巻いただけではどうしても開いてしまいやすいので、
この耳をあとで、ひっかけるようにして使うんです〜。
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巻き終わりました。底はこんな風になっています。
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(5)底を折り込む
写真のように、巻き終わりが手前にくるように持ち、手前を倒します。
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そしてココがポイント!!
巻き終わりのラインから少しだけずれた場所で、また折ります。
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こうすることで巻き終わり箇所が固定され、開かなくなります。

底面にバツ印ができるイメージで、次々としっかり折っていきます。
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最後はむぎゅっと先端を折り込んでもいいし(線が5本できます)、
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中に大きく折りこむようにしてもいいです(線が4本できます)。
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状態を見ながら、臨機応変に。

出来上がった底面をチェックしてみます。
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正面から見て穴がなければOKです。

きちんと排水はできるのでご安心を。
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(6)型から外し、形を整えて完成!
底をしっかりさせるため、上向けに戻して型ごと下へ押しつけます。ぎゅぎゅ〜〜〜
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型のコップを外します。
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耳のところを折り込みます。
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ぎゅっと折ります。こんな仕上がりです。
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戻りにくくするため、耳の周囲もちょっと一緒に折ることが多いです。

はい、完成でーす!! お疲れ様でした!
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新聞紙で作る苗ポット、作り方は以上です^^
あとは土を入れて苗箱に並べ、種まきへと移ります。

土を入れた後にあちこち移動すると底の部分に負荷がかかるのと、
水やりなどで多少の変形や傾きが出てしまうので
土入れ時点で、苗箱にキッチキチに詰めて並べるのがおすすめ。

苗箱が足りないので、ダンボールをポットの高さに切って使っています。
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ただしダンボール箱は雨シーズンになると水の排出が間に合わずプール状態となり、
新聞紙の苗ポットがドロドロに溶ける危険性もあります。去年やらかしました。

雨ざらしにならない場所で管理するか、
箱の底にきちんと開いた穴を複数あける必要があります><;

持ち運びしやすい、小さめのダンボールがいいですね。
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箱を全く動かさないのであれば、大きなダンボールでも。
お世話すると決めた場所に箱を置いて
そこにどんどん、土を入れた苗ポットを詰めていけば大丈夫です。(あぁ、木製の苗箱が欲しい)


さて、新聞紙の苗ポットに話を戻します。

実際に使ってお世話してみて、サイズや強度などがわかってきたら量産も。
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私は帯状に折るだけ折っておいて、隙を見てコップで巻き巻きしています。

底より口が広くなっているコップで型を取ると、重ねて保管できます。
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それでも重ねるのは4つが限度。こんな状態で出番を待ちます。
気づけば6月の豆ラッシュが目前!もっと作っておかねば・・・。

苗を育てて畑に定植するときは、
乾いていれば土ごとパコッと取り出してポットの再利用も可能。
濡れていればくるくるーっと破いて定植し、新聞紙は乾かして焚き付けに使います。
焚き火ができないおうちなら、土に還すのもいいですね。

あと、植える頃には新聞紙が弱くなっているので、
ポットの土ごと優しくしっかり持って動かしてください。


5月は驚くほど暑い日もあり、子ども達は大喜びで草履&半袖半ズボン。
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かと思えば寒くて半纏を着る朝も続き、なかなか侮れません。

梅雨寒を予感させる冷え込みが続いています。
動きやすい気温でもあるので、どんどん苗の定植を進めたいです^^


関連記事:
新聞紙でポット苗 ホームセンターに頼らないキッチンガーデン作り 庭の草刈りに思うこと



* * * お知らせ * * *

コロナで特にイベントも企画できていないので、
この季節にまつわる過去記事をいくつか。

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タンポポを食べる2

これから梅雨になると、雨でふんわり柔らかい葉っぱがたくさん伸びてきます。
お日様が弱い時期だからこそ、しっとりみずみずしいタンポポが楽しめます♪

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カラスノエンドウの豆・莢を食べる

童心に戻ってひたすら摘み取り、豆を取り出すのもいい時間です^^

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にんじんの骨

畑でトウ立ちしたにんじんも、食べてみると発見がありますよ〜
(もちろん種採りも大事!!)



* * * まかない日記 * * *

この春から、夫も天然酵母のパンを焼いてくれるようになり
夫の甘酒酵母と、私のトマト酵母とで賑やかな台所です。

写真がなかったので去年の酵母たちを。
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水分多めの生地が好き、だけど成形でベトベトは困る(小さい子のピンチは急にやってくる)、
というわけで、お鍋にシートを敷いて焼くことが多いです。
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冷蔵庫なし生活での天然酵母との付き合い方も、
だんだん見えてきたような気がします。

酵母さん、夫、おいしいパンを作ってくれてありがとう!
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2020年05月23日

スギナを食べる 〜スギナベーグルやスイーツのレシピ〜

前回のまかない日記でもご紹介したとおり、この春はスギナを食べています。

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◆基本のスギナペースト

乾燥粉末を作り置き、というのも憧れますが
なかなか手が回りそうになく、乾燥不足でカビても悲しいので
今年は「スギナを生のまま使う」ルール。

4人目の乳児のお世話でどうもヘトヘト気味な私、
包丁もまな板も使わず気楽にいっぱい作りたいから、
今までずっと使わなかったミキサーにお世話になることにしました。


【基本のスギナペーストの作り方】

1.春、ぐんぐん生えてくるスギナを摘む。(もちろん除草剤等の心配がない場所で!)
  春先〜梅雨頃まではみずみずしく柔らかいので、そのままミキサーにかけやすい。

  手でつまんでプチッとちぎれる程度の、筋張っていない部分を摘む。
  ボウルにもりっと摘んできたら、大きなゴミ、土の詰まったはかま等を取り除く。

2.スギナをザルに入れ、ボウルに入れて水を張り、振り洗いする。
  数回水を替えて洗い、汚れがなくなったら水気を切る。

 ※ザルに入れることでスギナの葉が流出しにくく、扱いやすいです。
  ザルのふちが水面から出ているよう気をつけてください。

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3.ミキサーにスギナを9分目まで詰め、スギナのかさの半分まで水を注ぐ。
  数回に分けて攪拌し、全体がスムーズに回ってどろどろになったらペーストの完成。

 ※フタの空気穴から少し飛び散るので、軽く手をかぶせて回します。

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上の写真のボウルは、ベーグルに使ったあとの残りのようです。
冷蔵庫があれば、余りを小分け冷凍しても便利ですね。


で、本題のスギナベーグルについて。
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◆「スギナベーグル」のレシピ

このレシピは2ラウンド分です。
初めてのときや多すぎるときは、半分(6個分)にしてください。

【スギナベーグルの材料】(12個分)
・地粉 470g
・小麦ふすま 30g  ※地粉440g+全粒粉60gの配合でも。
・イースト 8g
・スギナペースト 330g
・油 20g ※湯洗いなたね油、太白ごま油などさっぱりしたもので。
・白すりごま 20g〜 お好み量
・塩 8g

【作り方】
1.ボウルに地粉と小麦ふすま、イーストを入れ、スプーンでよく混ぜておく。

2.1の中央を窪ませてスギナペースト、油を量り入れ、同様に素早く混ぜる。

3.粉気がなくなってまとまってきたら手で数回こね、
  均質になったら白すりごまを加え、さらに数回こねる。

4.ボウルにフタをするなど、乾燥しないようにして15分おく。

5.塩を少し高いところからパラパラと加え、全体にゆきわたるよう優しく数回こねる。
  表面がなめらかになったらこね終わり。

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6.生地を取り出してスケッパーで半分にする。
  半分の生地を6分割して丸め直し、手で平たく伸ばす。
  ※残り半分は乾燥しないように保管しておく。

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7.端からきつめに巻いて手のひらで転がしながら太さを均一にし、
  両端を軽くつぶしてからくるりと輪にして端を閉じる。

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8.オーブンシートに並べて室温で約40分〜1時間、
  生地が1.2倍の大きさになるまで発酵させる。

  乾燥が気になるときは触れないようにビニールやラップをかけてください。
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  発酵後はちょっとふっくら。
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9.オーブンを200℃に予熱開始。平たい鍋などに水1リットルを入れ、
  蜂蜜大さじ1(分量外、きび砂糖などでも可)を加えたお湯を沸かす。

10.予熱完了後にベーグルの生地をそっと鍋に入れ、両面を30秒ずつゆでる。
  ゆでるときは静かにゆらぐ程度の火加減で、ぐらぐらさせない。
  穴の空いたフライ返しでそっと返し、オーブンシートをしいた天板に取り出す。

11.200℃のオーブンで約15分焼く。
  焼いている間に、残り半分の生地についても手順6〜11を繰り返す。


ツヤッとパリッと焼けました^^
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この日はこのレシピで3回、つまり6ラウンド(36個)焼きました。
人数多いし、私は授乳中でとにかくお腹が空くので、2日でなくなりました。

むちむちぷりぷり、栄養価満点のスギナベーグル。
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スギナの素晴らしい薬効についてはご紹介しきれないので
ぜひ『家庭でできる 自然療法』(東城百合子 著)をお読みいただければと思います。

むぎゅっと詰まった仕上がりですが、ふんわり食感のベーグルにするなら
こね終わったとき(分割成形の前)に冷蔵庫の野菜室でひと晩寝かせるといいようです。
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この春ずっと生スギナを使ってきた印象では、どうも繊維の保水力がとても高いようで・・・
パンもスイーツも、みっちり・もっちりとした仕上がりになります。
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子ども達3人とも、大喜びで食べてくれました。夫もかなり気に入っております^^
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◆スギナ&ヨモギのパンケーキ各種

ベーグルはさておき、普段のスイーツには
「スギナ&ヨモギ」の組み合わせでペーストを作っています。

ヨモギの良い香りに、スギナの抹茶風味が加わって、お互いを高め合うといいますか、
それぞれがいい部分を引き出し合い、補い合ってくれるんです。

何より、スギナが入ると不思議なことに、ほんのり「甘み」が増すんです!!

生のヨモギだけだと特有の渋さが前面に出るのに、
スギナとヨモギを半々か、スギナを多めにして作ると
お砂糖などの甘み材料ゼロでもほわーんと甘くて、滋味深〜い仕上がりに。

ふだん作っているパンケーキやマフィンなどの生地に
まずは水分の代わりにスギナ&ヨモギペーストを流し込み、
あとは様子を見て水や豆乳を足すだけなんですが、美味しいですよ。

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【野草パンケーキのレシピ】(4〜5人分)

・地粉 400g(1割は全粒粉やふすまでも)
・白すりごま お好み量
・片栗粉 大4
・塩 4つまみ
・ベーキングパウダー 小4
・スギナ&ヨモギペースト ミキサー1回分から適当に

※小麦やごま、野草の旨み・甘みを噛み締める、お砂糖なしのレシピです。
 もっと甘くしたい場合は適宜、お好みの甘いものを足してください^^;


粉類を全てボウルに入れ、泡立て器でよくよくかき混ぜたところに
スギナペーストを適っっ当〜に加える、だけ(汗)。

しかもミキサーのすすぎ掃除も兼ね、使った後のミキサーに水を少量入れてひと回しし、
その洗った水(うすーい野草ジュース状態)も加えています。もったいないですから。

白すりごまはスギナとの相性抜群! コクと香ばしさをプラスしてくれます。


生地の様子を見ながら、水を足したり粉を足したり調整すれば、
抹茶に似た風味の、スギナスイーツの出来上がり〜。

色も、ヨモギだけのときより鮮やかな緑が出て、嬉しい。
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コロナ休校のおかげで、長女はスギナスイーツを研究しまくり・・・
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スギナの生態、おやつ算数、レシピの工夫などなど、自主学習にいっぱい役立てていました。

タコ焼き器で焼くのもお気に入り。
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オーブン、フライパン、たこ焼き器、ホットサンドメーカーなどなど
焼き方ごとにメリット・デメリットまで比較して表にしたようです。

もっっ ち〜り 弾力がたまりません。
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◆スギナのあんこロール

スギナペーストに水を加え、地粉を少しずつふるいながら溶かし、
とろっとしたら塩をひとつまみ。

フライパンでうすくしっとり焼き上げて・・・
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ちょうど炊いてあった我が家の小豆を
甘酒と塩少々と合わせてあんこに仕立て、巻き巻き。
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和菓子風のおやつに歓声があがりました♪ うっふっふ。
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生のスギナはその保水力ゆえに、
もっちり・しっとり系は得意なんですが
ザクザク・ホロホロはちょっと難しいようです。

パン、パンケーキのほかは
マフィン、シフォンケーキ、パウンドケーキ、
もしかしたらフィナンシェもギリギリいけるかな?

スギナを乾燥させて粉末にすると、もっともっと活用範囲が増えると思うので
いつか余裕ができたら、試してみたいなぁ〜。

今日もマニアックな記事にお付き合いくださり、ありがとうございました^^;


「野草」関連記事:
よもぎを食べよう、育てよう
  まだ二人姉妹で余裕があった頃。ミキサーなんか使わずあれこれ作っていたっけな。。。
ギシギシを食べる
  毎年、食べられる野草を1〜2種類ずつ増やしています。覚えられないから、ゆっくり。



* * * お知らせ * * *

前回に続いて嫁ブログの過去記事から、この時期おすすめのテーマをご紹介〜。

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ザリガニとジャンボタニシを食べる


春のザリガニは柔らかいのです♪
自然農や自然栽培の田んぼがある方は、ぜひお試しくださーい。



* * * まかない日記 * * *

5歳&3歳がせっせと摘んできてくれたカラスノエンドウ。
莢が大きくなって、確かに食べごろ。
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豆を食べるのと、莢を食べるのと、選別しまして。
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カブをウォーターソテーして、途中からカラスノエンドウも追加。
塩だけでシンプルに味付けしました。
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甘くて美味しかったです。また採ってきてもらおう♪
ごちそうさまでした!
posted by miya at 23:06| Comment(0) | 自然をいただく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月21日

新聞紙でポット苗

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あちこちで見かけるプラスチック製の農業資材に違和感を覚えつつ
距離をあけてきたものの、苗ポットだけはさくっとプラ資材を使っていた。

苗を買うとまず黒いポットがついてくるから
それを何度も繰り返し使う。

でも、5〜6年もするとだんだん朽ちてきて
破れたり穴があいたりで、結局はゴミになる。

せっかく、自然農でやっているのに。
支柱も竹や雑草の茎で、紐はなるべく麻紐で、やっているのに。

苗ポットに関しては、
プラ資材のサイクルから離れられないのかなぁ・・・。

そんな思いもあって、
一年前の春から試してきたのが「新聞紙で作る苗ポット」。

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新聞紙なら、使ったあともよく乾かしておけば
焚き火のときに焚き付けに使える。

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切って折って巻いて、の一連の作業は
慣れてしまえばあっという間で、楽しかった。
(作り方に興味のある方がもしいたら、続編書きますので言ってください)


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そりゃ、そこまで丈夫じゃないけど、持ち運ぶわけでもないし
苗を育てるにはこれで充分。

引越しでなくしてしまった、木製の苗箱が揃うといいんだけど。
苗箱も今はプラスチックなんだよなぁ。ううむ。

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畑の土と山の腐葉土を混ぜて、焚き火や薪ストーブから灰を取って混ぜて。
新聞紙ポットに土を詰めたら、ずらりと並べて種まき、水やり。

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自然農だとこの上に刈り草をかけて、適度な湿度を保つ。


去年は大子町の山間に引っ越してきて最初の春で、
どれだけ獣害があるかわからなかったから、
全部直播にせず、ある程度の大豆や小豆を苗で育てておいた。

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豆はハトがほじくり返すし、芽はキジが食べてしまうから
ポット苗たちをネットで高めに覆って一括管理できるのは、すごく楽だった。

苗を移植したあとの草管理もしやすかったので、
次の春も新聞紙でポット苗をやろうと決めていた。


去年の畑は結局、イノシシでほぼ全滅してしまったのだけど(涙)、
意外にも空きスペースに植えてあった大豆と小豆が無事で、それなりの収穫があった。

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いつハクビシンやイノシシが来るかわからないから
毎日見て回って、枯れた莢を摘み取って。

いつもなら枝ごと干すのに、近所の人から聞くハクビシンの害が心配で
収穫後すぐに莢をむいて、ザルで干していったっけ。

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柔らかい豆にはシワが寄ってしまうので、
このやり方は自家消費向きだったな・・・><;

本当は莢ごとしっかり干すのがいいや、やっぱり。

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今年の春は、ちょこちょこと苗ポットを作っては種まきをしてきた。

一回に160個前後。
かれこれ500個近く作って、庭のあちこちで活躍中。

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コロナ騒ぎで浮き彫りになった、
生きるのに必要なことと、必要じゃないこと。

どんな仕事をしていても、仕事がなくなっても、
食べること、暮らすことは続いていくから・・・

やっぱり「半農半X」は大事だなぁ。
そして、種を継いでいかないとね。

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★追記★
 新聞紙で作る苗ポット 〜作り方とポイント〜 アップしています^^

関連記事:ホームセンターに頼らないキッチンガーデン作り 油汚れに新聞紙を ほうきでお掃除



* * * お知らせ * * *

いよいよ梅雨が迫ってきて、嫁ブログで赤丸急上昇の人気記事がこちら。

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半纏(はんてん)を家で洗う方法


茨城県大子町は、最近寒いですよ!!
家族全員ではんてん着てます^^;

冬物、半分くらい残しておいてよかった〜。
うちは梅雨寒に備えて、夏本番になってから洗おうと思います。



* * * まかない日記 * * *

二人目からずっと「離乳食しない育児」を実践してきたので
1歳2ヶ月になる四人目も、まだ母乳オンリー。
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こんなに大きくなりましたよ〜。その分、私がガッツリしっかり食べています^^

この春は、栄養価がすごーく高い「スギナ」にはまっています。
洗って生のままミキサーにかけて、粉物に混ぜるのがお気に入り。
なんと、抹茶味です。
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スギナベーグルに、スギナパンケーキなどなど。 ⇒★追記★レシピをアップしました!

スギナは、ヨモギよりも甘みがあって旨みが出やすいので
スギナ&ヨモギのミックスで作ることが一番多いです。
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この頃はツユクサの若芽がたくさん採れます。お味噌汁や、おひたしに。

相変わらずギシギシも美味しいし、
雨でタンポポの葉がふんわり柔らかく茂って、うっしっし。

野草食べ放題、サイコーです!
posted by miya at 15:51| Comment(2) | 暮らしの工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする