新聞紙でポット苗 の記事に対して、コメント欄やFBなどで
「作り方を教えて」と言ってくださった方々、ありがとうございました。
作り方を書いてみましたのでご覧いただければ嬉しいです^^
今回特に写真が多くて恐縮です。
1歳児との果て無き攻防(涙)の最中に作りながら撮っているので
ちょっと分かりにくいところもあるかもしれませんが、
そこはテキストで補足していきます><;
手順はわずか6ステップ!! では、いきま〜す^^
(1)新聞紙を縦に4つに裂く
新聞紙は繊維が縦方向なので、ハサミ不要な「縦ビリビリ裂き」がおすすめ。
重ねても簡単なので、慣れると一日分の新聞紙を15秒で裂き終えます。
(2)細長い帯状に折る
ここ、あまり写真が撮れてないので先ほどの写真を加工して説明します><; 笑わんでねー
実際に帯状に折ったあとがこちら。
「不揃いな辺を片面にすべて持ってくる」のがポイントで、これを内側にします。
種まき後、水やりなどしていると「ポットの外側がツルツルしていること」が大事だと感じます。
ビロビロと不揃いな辺や破れが外側にあると、雨や水に弱くなりやすいのです。
(3)型にするコップやガラス瓶を決める
もらいもののコップがちょうどいいサイズなので使っています。
高さ7cm、直径は底が5cm、上は6.5cmでした。
全然脱プラじゃないじゃーんとかつっこまないで〜
(だって1歳児が瞬殺で奪って放り投げるんですよ・・・)
で、型となるコップや瓶を横に倒して新聞紙にあて、巻きつけていきます。
巻き始めに大事なのが、底面の半径よりやや長くスペースを取ること。
底を折りこむときにうまくいく・いかないを分けるのはココです。
苗ポットの背を高くしたいときや、
作ってみて底がうまく折れなかったときなどは、この(3)まで戻って
・型となるコップや瓶を見直す(もうちょっと小さいものを選ぶ)
・帯を幅広に折る(端を揃えずに広めにずらして折る)
などすると、うまく出来ます。
まずは1個作ってみると実感していただけるかと。
(4)型に合わせて巻きつける
不揃いな辺を片面にすべて持ってきていましたので
そこがポットの底になるよう、内側になるように、巻いていきます。
折り目でツルンとしている「わ」の部分がポットのふちになることで
水への耐久性を強めることができるんです。
そのため、新聞紙の帯の畳み方によっては
コップの向き、巻きつける向きが逆になります。気をつけてください。
少しだけ斜めに巻いていってください。最後、こんな風に耳が残るように。
巻いただけではどうしても開いてしまいやすいので、
この耳をあとで、ひっかけるようにして使うんです〜。
巻き終わりました。底はこんな風になっています。
(5)底を折り込む
写真のように、巻き終わりが手前にくるように持ち、手前を倒します。
そしてココがポイント!!
巻き終わりのラインから少しだけずれた場所で、また折ります。
こうすることで巻き終わり箇所が固定され、開かなくなります。
底面にバツ印ができるイメージで、次々としっかり折っていきます。
最後はむぎゅっと先端を折り込んでもいいし(線が5本できます)、
中に大きく折りこむようにしてもいいです(線が4本できます)。
状態を見ながら、臨機応変に。
出来上がった底面をチェックしてみます。
正面から見て穴がなければOKです。
きちんと排水はできるのでご安心を。
(6)型から外し、形を整えて完成!
底をしっかりさせるため、上向けに戻して型ごと下へ押しつけます。ぎゅぎゅ〜〜〜
型のコップを外します。
耳のところを折り込みます。
ぎゅっと折ります。こんな仕上がりです。
戻りにくくするため、耳の周囲もちょっと一緒に折ることが多いです。
はい、完成でーす!! お疲れ様でした!
新聞紙で作る苗ポット、作り方は以上です^^
あとは土を入れて苗箱に並べ、種まきへと移ります。
土を入れた後にあちこち移動すると底の部分に負荷がかかるのと、
水やりなどで多少の変形や傾きが出てしまうので
土入れ時点で、苗箱にキッチキチに詰めて並べるのがおすすめ。
苗箱が足りないので、ダンボールをポットの高さに切って使っています。
ただしダンボール箱は雨シーズンになると水の排出が間に合わずプール状態となり、
新聞紙の苗ポットがドロドロに溶ける危険性もあります。去年やらかしました。
雨ざらしにならない場所で管理するか、
箱の底にきちんと開いた穴を複数あける必要があります><;
持ち運びしやすい、小さめのダンボールがいいですね。
箱を全く動かさないのであれば、大きなダンボールでも。
お世話すると決めた場所に箱を置いて
そこにどんどん、土を入れた苗ポットを詰めていけば大丈夫です。(あぁ、木製の苗箱が欲しい)
さて、新聞紙の苗ポットに話を戻します。
実際に使ってお世話してみて、サイズや強度などがわかってきたら量産も。
私は帯状に折るだけ折っておいて、隙を見てコップで巻き巻きしています。
底より口が広くなっているコップで型を取ると、重ねて保管できます。
それでも重ねるのは4つが限度。こんな状態で出番を待ちます。
気づけば6月の豆ラッシュが目前!もっと作っておかねば・・・。
苗を育てて畑に定植するときは、
乾いていれば土ごとパコッと取り出してポットの再利用も可能。
濡れていればくるくるーっと破いて定植し、新聞紙は乾かして焚き付けに使います。
焚き火ができないおうちなら、土に還すのもいいですね。
あと、植える頃には新聞紙が弱くなっているので、
ポットの土ごと優しくしっかり持って動かしてください。
5月は驚くほど暑い日もあり、子ども達は大喜びで草履&半袖半ズボン。
かと思えば寒くて半纏を着る朝も続き、なかなか侮れません。
梅雨寒を予感させる冷え込みが続いています。
動きやすい気温でもあるので、どんどん苗の定植を進めたいです^^
関連記事:
新聞紙でポット苗 ホームセンターに頼らないキッチンガーデン作り 庭の草刈りに思うこと
* * * お知らせ * * *
コロナで特にイベントも企画できていないので、
この季節にまつわる過去記事をいくつか。
タンポポを食べる2
これから梅雨になると、雨でふんわり柔らかい葉っぱがたくさん伸びてきます。
お日様が弱い時期だからこそ、しっとりみずみずしいタンポポが楽しめます♪
カラスノエンドウの豆・莢を食べる
童心に戻ってひたすら摘み取り、豆を取り出すのもいい時間です^^
にんじんの骨
畑でトウ立ちしたにんじんも、食べてみると発見がありますよ〜
(もちろん種採りも大事!!)
* * * まかない日記 * * *
この春から、夫も天然酵母のパンを焼いてくれるようになり
夫の甘酒酵母と、私のトマト酵母とで賑やかな台所です。
写真がなかったので去年の酵母たちを。
水分多めの生地が好き、だけど成形でベトベトは困る(小さい子のピンチは急にやってくる)、
というわけで、お鍋にシートを敷いて焼くことが多いです。
冷蔵庫なし生活での天然酵母との付き合い方も、
だんだん見えてきたような気がします。
酵母さん、夫、おいしいパンを作ってくれてありがとう!