2019年06月27日

咳のお薬&煎じ方の基本

6月の初め頃、5歳の次女が咳をして「喉が痛い」との訴え。

まずは梅干しの果肉を潰して手拭いに塗り、
のどに貼って寝てもらいましたが(梅干し湿布)、

症状が軽くなると日中に水遊びなどして
すっかり冷えてしまい、夜に症状のぶり返し。
(体温を高くするほうが免疫力があがり、早く治るのです)

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(私のランドセルで「学校ごっこ」)


結局、数日後にはひどい咳をしていて
夜も大泣き、眠れないほど苦しそうだったので
咳止め薬を作りました。

普段の台所で、これだけは捨てずに薬用に取っておきたいのが
「れんこんの節」と「かぼちゃの種」。

どちらもとてもよく効く、喉のお薬です。

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特にれんこんの節は、切り取るだけでいいので
かぼちゃの種よりも手軽に干せるところがお気に入り。

秋から冬にかけては、日々の台所で、れんこんを使うたびに
せっせと節の部分を(やや大きめに)切っては
よくよく洗って泥を落とし、干してきました。

夫には不思議な顔をされ、
時には生ゴミと間違えて捨てられそうになりながらも
カラカラにして小瓶にためてきたもの・・・

ついに使う日がきたよ!


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●れんこん療法 下痢・風邪・咳
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おろした絞り汁を、何も加えずに、湯のみ一杯位飲むと下痢によい。
同じ絞り汁を盃一杯ずつ一日数回咳のひどい時飲むと薬効がある。

風邪にはれんこん汁30ccに生姜のしぼり汁1、2滴に
くず粉小さじ一杯加え熱湯150ccをさしてよくまぜ、
塩味又はしょうゆ味で飲む。

れんこんの節を煎じて飲むとせき、かぜによい。
ふしはガンの予防にもなります。
(「家庭で出来る自然療法・東城百合子著」より引用)
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干した素材のいいところは、買い物にもいけない状況でも
緊急時、すぐに使えること。

生のれんこんは常備できませんが、
干した節ならずっと保管していられます。


で、「煎じる」っていうのがあまりにも遠い世代なので
念のため本を確認しましたら、
ただ煮出して煮詰めるだけじゃないんですね〜。あらら。

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(気をつけなはれや〜)


コツを忘れないよう、転記しておきます。

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野草、薬草の煎じ方の注意
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採取した野草や薬草を煎じる場合、
金物を使うと化学変化をおこして成分が変わったりしますので、
土ビンか土鍋を用います。
土ビンや土鍋がないときは、ホーロー引きやかんなどを用います。

煎じる場合の目安としては、五合を三合位に、
気長に煎じるというのが普通です。

また、煎じるときの注意として、
ふきこぼれたりするのを防ぐため、ふたをとって煮出したりします。
しかし、これでは気発性の成分が出てしまいます。

ちなみにふたをして煮ると、裏についてくるのは
その成分がふたに当たって下におちながら煮出されて出たものなのです。
ですから、出ないようにふたをすかして煮出すように注意します。

また、煎じたものは、そのままにしておくと、
せっかく出された成分がまた薬草の中に入ってしまうので、
すぐポットのようなものにうつして温服しましょう。
(「薬草の自然療法・東城百合子著」より引用)
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まだ調理道具が全部は揃っていなくて
愛用の土鍋も手元になく。。。

どうかステンレスとれんこん成分が反応しませんようにと願いながら
片手鍋でぐっつぐつ煮詰めていきました。

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5合を3合に煎じてもそんなに飲みきれないし、
そもそもそんな量のれんこんがなかったので
適当に沸かして、最初の量に対して半分強ぐらいまで煮詰めました。

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おちょこに半分くらい入れて飲ませると、
「れんこんの味がしておいしーい♪」
と喜ばれました。さすが粗食育ち・・・。


ちなみに、乳幼児は基本的に鼻呼吸。
口呼吸はほとんど(習慣として)できません。

それが就寝中に鼻呼吸ができなくなったため
次女はちょっとしたパニック状態で、
起きた当初は大号泣、大暴れでした。


赤ちゃんが起きちゃうから
泣かせっぱなしで寝室に置いておけないし、
でも煎じ薬を煮詰めるのには多少の待ち時間が必要だし。

ということで、まずは足湯を用意して入ってもらいました。

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血が頭や上半身に集まっていると気持ちも高ぶりますが
足湯効果でスーッと落ち着き、温かさでほっこりしてくれて、一石二鳥。

温度調節でちょくちょくお風呂場に顔を出しながら
れんこんのお薬を煮詰めていました〜。

体調が悪いとき、お手当ての準備の時間稼ぎに足湯、
かなりいいです^^

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また、「耳の奥が痛くてかゆい」とも訴えるので、
内耳が腫れていたようです。

炎症に効くのは・・・ゆきのしたの青汁
中耳炎のときと同じ要領で、両耳に垂らして栓をして寝かせました。


結局、煮出したれんこんの煎じ汁は
その夜と翌日の朝昼晩、そしてまた翌朝と
計5杯ほどに分けておちょこで飲ませ、完治!

ひと晩ですぅっとせきが治まったのはさすがでした〜。

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症状を「封じ込める」西洋医学と違って、
東洋医学や自然療法では「穏やかに経過させる」ことを大事にします。

咳止め、と書きましたが、咳も大事な症状のひとつなので
私は、日中に咳をしている程度では
咳止めはいらないんじゃないかなと思っています。

今回は、次女が眠れないほど夜間の咳がひどかったので
睡眠を確保するために使った次第です。


これからの季節は、かぼちゃの種をためていきます。

オオバコの種も咳によく効くそうなので、
種が黒く乾燥してきた頃に(もうすぐですね)
摘み取って干しておくと、重宝しますよ〜。

私もやろうと思いまーす^^


「のど」「咳」関連記事:
喉風邪の手当て のどの痛みにタイムのシロップ 風邪の手当て 気管支炎を自然療法で治す 喘息(ぜんそく)の治し方


やたらと成長が早い4番目。
生後100日目のお食い初めを過ぎた頃から、たまーに寝返り・・・(汗)
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* * * お知らせ * * *

5月から地域おこし協力隊としての勤務が始まった夫。

なかなか予定が空きにくくなってしまいましたが、
7月に2つほど、開催できることになりました!!


・7月16日 新月カフェVol.32 in 取手

ひきこもり経験者、生きづらさを抱える人などの静かな居場所です。
申し込みなしでの当日参加も大丈夫です。


・7月17日 出張マインドボディヒーリング講座@東京 いな暮らし
〜腰痛や頭痛や皮膚炎など、心を見つめて身体を整える実践ヒーリング〜

勉強会のあとに、身体にやさしい晩ごはんを食べながらのシェアタイムがあります。
こちらはお食事や資料の用意がありますので事前にお申込みくださいね。


※【重要】メール停止中のお詫び※

雑草屋ドメインが現在使えず、ご迷惑をおかけしております。

数日中に復旧するよう尽力しておりますが、
現在はメールでのお申込みも受けられないため、

お申込みはFBの参加ボタンをクリック、
お問合せもFB内メッセンジャーにてお願いいたします。



* * * まかない日記 * * *

協力隊の事務所は商店街の中にあるそうで、
ごくたまに、小さなお魚を買ってきてくれます。

スーパーのお魚とはちょっと雰囲気が違っていて
切り身も「ぷりっ!」としていて可愛く、おいしいんです〜。

で、生のいわしの切り身を買ってきてくれたので
庭のハーブを何種類も摘んでもらい、ムニエルにしました。
ハーブソテーと言うのかしら。。。
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生ハーブは、オレガノ、セージ、パセリ、イタリアンパセリ。
ぜーんぶ刻んでこうした料理に使うのは、ベニシアさんのお得意レシピです。
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車麩の肉なしジャガ、お味噌汁(大きな具は子ども達にあげちゃって写ってない)、
雑穀ごはんにはよもぎの佃煮ものっけて。
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ごちそうさまでした!
posted by miya at 12:07| Comment(6) | 自然療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月22日

プライベート出産記(4)医療的Q&Aと実践したこと

(1)(2)(3)の続きです。

ちなみに誤解のないように書いておくと、
出産はどんな形でも素晴らしいものだと思います。

今回、プライベート出産をしてみたのは
料理に例えて言うなら、
「ガスコンロじゃなくて焚き火で料理してみたかった」、そんな感じ。

現代の主流となっていることも便利で安心だけど、
昔はどうだったのかな、動物はどうしてるのかな、
そんなことを実感として知りたかった。

なので、いま改めて分娩台のお産や帝王切開にも興味があるし、
産科医療の蓄積した知識があるからこそ、安心して出産できたのです。

「ガスも電気も便利、毎日ありがとう!」


では、Q&Aの話へ。

<目次>
■「妊娠後期のお腹の張り、子宮口の痛みはどうすれば?」
■「新生児黄疸を予防・軽減するには?」
■「会陰の傷をトラブルなく治すには?」
■「後期検査のGBS(B群溶血性連鎖球菌)にひっかからないためには?」
■「産後の出血を少なくするには?」
■「へその緒の処置はどうするか?」
■「おへそのケアはどうするか?」

かなり長文ですので、必要な方だけ、どうぞ〜。

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案外、真面目に受け続けた妊婦健診。

自宅で産まれてしまうことが前提ですから、
出産についての疑問・不安を
妊婦健診で医療従事者の方々に会うたび、
プライベート出産体験者に会うたびにどんどん聞いてきました。

今日は、そうして蓄積してきたQ&Aについてまとめてみます。
(情報の利用は各自の自己責任でお願いします)

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■「妊娠後期のお腹の張り、子宮口の痛みはどうすれば?」

【産科医】
 腹帯やトコちゃんベルトで、下がってる赤ちゃんの位置を上に戻してあげる。
 子宮口を圧迫しなければ張らない。

【経験者】
 動きたくないときは動かないし、動きたければ動く。
 頭で考えすぎずに体に従う。

⇒骨盤高位にしてさらしで骨盤を締めると、確かに張らなくて楽でした!
 普通の産科だと、「お腹が張る=投薬or入院」を強制されやすいのですが。


 今回、検査の先生には
 脅されず、堅実なアドバイスをもらえて、本当にありがたかったです。


 動きたくないときは、自分に正直に、安静にしてました。
 今回はとにかくつわりから出産まで、ずっと動きたくなくて・・・

 自然なお産の本を読むと、「しっかり動いて体を鍛え、つるんと産む!」が王道で、
 自己嫌悪に陥ったり、くよくよ不安になったりもしたのですが。


 妊娠中に遊びに行ったお友達(プライベート出産体験者)が
 一人目のときは全然動きたくなくて、二人目は山に登るほど動きたくて、
 体の声をきいて過ごしたよ〜と言ってくれたので、ホッとしました。

 で、動きたくないし、妙に子宮の上の面(胎盤のあたり)が痛むので
 健診のたびに相談しつつ(「お腹が大きくなるからつっぱって痛い」と言われた)、
 ゆったりまったり〜な妊婦生活でした。

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(夫だけでなく長女にもたくさん家事をしてもらった)


■「新生児黄疸を予防・軽減するには?」
(あまりにも強い黄疸が長引くと、入院治療が必要になったりする)

【助産師】
 西洋医療では出てきたら早めにへその緒を結ぶ(産まれた後に臍帯血を流入させないため)。

⇒3分後に結びました。
 ちょっと長くなるので、後でご説明します。

【助産師】
 母親がO型、父親がそれ以外の血液型の組み合わせの赤ちゃんに黄疸が多い。

【助産師】&【産科医】
 とにかく産後は陽に当てる。
 あまり神経質にならなくても1ヶ月陽に当てれば大丈夫。

⇒日々実践。
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寒い時期は、厚くタオルを巻いた湯たんぽで遠くからじんわり温めつつ。
(低温やけどや脱水の心配もあるので、こまめに手を入れたり呼吸の変化を確認して)

表だけでなく裏も。甲羅干し?
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直射日光ってけっこう疲れるので(ひーはー言います)、
こまめにおまる休憩・おっぱい休憩も入れつつの日光浴でした。


<<新生児黄疸対策 我が家の場合>>

新生児黄疸が非常に非常に強い、我が家の子ども達。

次女も長男も苦労したので、
何とか黄疸を軽減できないかと助産師さんたちに聞いたところ、
こうのとり助産院の山田先生から

「だから西洋医学では
 産まれてすぐにへその緒を縛っちゃうんですよ」との答え。

さらに黄疸の仕組みについても(夫が)調べまくった結果、

「へその緒は、赤ちゃんが産まれて3分後くらいに
 消毒した紐で縛る」

と決めました。


実は、「産後の母親は光を見ないほうがよい」という野口整体の考えから
3人目のとき、産後ずっと薄暗い部屋で過ごしていたんですよ。

もしかしたら長男は、
それで黄疸が強まったのかなぁという反省もしていまして。

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4人目の今回は、
私がアイマスク(というかタオルのせるだけ)をしたり
上から布を垂らすなどして、日光を見ないようにしつつ、

赤ちゃんには産まれた直後から、
しっかり日光をあてていこうと決めました。


シュタイナー的に、産まれたばかりの赤ちゃんの魂に
それがいいかどうかは、、、よくないかも、と思っています。

ほの明るい胎内と違って、やたら眩しいですもんね・・・

また、自然なお産の本では、
「赤ちゃんが胎盤よりも上にいれば黄疸は起きない」と書いてあるんですが。

2人目・3人目の強烈な数値の黄疸を経験してしまっている以上
背に腹は代えられません。


胎盤が出てから切るつもりでいたので、出生3分後に縛ったとはいえ
赤ちゃんと私はへその緒で19時間以上つながったまま。

胎盤が出たらへその緒のもう一箇所も消毒した紐で縛り、
二つの紐の間を消毒したハサミで切りました。

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■「会陰の傷をトラブルなく治すには?」

【助産師】
 ゆっくり産んで会陰をしっかり伸ばしてあげるに限る。
 ちゃんと伸びていれば割けない。

⇒初産のときに切られた傷がひきつれるので、どうしても割けるということで
 今回も2cmくらい割けました。だいぶうまく産んだと思うんですが・・・

 トイレでの汚れが心配だったので、清浄綿を買っておいて
 産後はトイレでこまめに拭きました。

 傷口の消毒は、アルコールだと絶対に痛いと思い、
 抗菌力の高いティーツリーオイルを塗ってもらっていました。

 香りがよく、スウスウするけど
 オイルだから傷口にしみることもなく、とても良かったです!

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さらに産後に「昔はどうしていたのか」を聞いたところ、より良い情報が!

【助産師】
 本来、血は汚いものではないので(※傷を治してくれるという意味)、
 正座で赤ちゃんの世話をしていれば縫合なしでもきちんとくっつく。
 あぐらがダメ。

【助産師】
 産褥熱は会陰の傷ができた人に起こる。
 昔は清潔でない古布をあてることがあったから、
 ばい菌が入りやすく、産褥熱を起こした。

⇒長女や次女の頃、病院のベッドであぐらをかいて授乳していたことを反省しました。
 そりゃ、会陰の治りが遅かったわけだ!

 今回は直感で、正座で過ごしたくて、
 起きて赤ちゃんのお世話をするときも食事のときも、
 足の裏で守るように会陰の下に空間を作って、正座していたのです。

 産後数日間、夫によると傷口は
 「血が固まってくっつけてくれてる感じ」でした。

 4〜5日経った頃にそれを聞き、
 血のかたまりを取り除いてちゃんと消毒して!と頼んだところ
 乾いた血の下からは、パックリと生生しい、でも血の止まった傷口が現れたそうです。 

 産褥パッドの代わりにきちんと洗濯してある古おむつをあてていたので
 清潔面もクリアしていました。よかった〜。

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■「後期検査のGBS(B群溶血性連鎖球菌)にひっかからないためには?」
(GBS陽性となると、産院では出産前に1週間ほど抗生物質を飲み続けるか、分娩時に抗生物質の点滴をしながらの分娩になる)

【助産師】
 本来は常在菌にすぎないので、
 体温をあげてとにかく抵抗力を高くしておけば大丈夫。

⇒そうだったの!?とビックリ。
 体温高めにキープして、見事に検査をクリアできました^^

【助産師】
 検査自体の拒否をする場合は、
 母子両方の責任を問わない書面を書き、
 医師・助産師双方に提出する。

⇒2人目のときは検査で陽性だったせいで、産院から
 「予定日前から入院して抗生剤投与、促進剤で陣痛を起こして抗生剤の点滴打ちながら出産」
 なんて、極めて人為的な出産プランを強く勧められてしまいました。

 何も知らない初産なら、そのとおりにしていたかもしれません。
 (うまく断われてホッ) 

 3人目のときは、助産院と総合病院の双方に対して
 責任を問わない旨の書面を渡して検査を拒否しましたが、
 肝心の「母子両方」を書いていませんでした。 何事もなくてよかったな〜

 今回は出産時に病院にいない(=抗生剤の点滴を強制されない)ことを
 想定していたので、検査はおとなしく受けました。

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■「産後の出血を少なくするには?」

【助産師】
 胎盤のはがれで無数の血管が千切れた状態。
 子宮が収縮すれば傷口が塞がる。
 輪状(りんじょう)マッサージでとにかく子宮を早く収縮させる。

【産科医】
 スピード出産ということは出す勢いがあるから、出血も出やすい。
 骨盤を早く締め、子宮も早く収縮させる。

⇒胎盤が出た後すぐに、骨盤を
 産後ケアベルト(マジックテープつきのさらしみたいなもの)で締めてもらいました。

 子宮も輪状マッサージで収縮させるつもりだったんですが
 あまりにも収縮しきった状態で胎盤が出たため
 出血がかなり少なく、マッサージ不要でした。

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■「へその緒の処置はどうするか?」

【助産師】
 二箇所を紐で結んで、その間を消毒したハサミで切る。

⇒黄疸のところでも書いたとおり、出生3分後に一箇所だけ縛り、
 胎盤が出てからもう一箇所を縛り、ハサミで切りました。

 赤ちゃんのおへそから垂れるへその緒は
 とりあえず弱めの救急テープでお腹に貼り付けておいたのですが。

 へその緒がカラカラに縮むと、おへそが引っ張られる感じになって怖かったので
 テープはしないほうが自然な縮み方をしたのかもしれません。

 あと、長すぎてお腹に大きなスルメイカ状態だったので(汗)
 一度短く切りました。
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 何センチくらいの場所で切るか、考えていなかったのが反省点。
 おへそから6〜7センチくらいで充分だったように思います。


【経験者】
 そのままくっついたままで過ごした。
 4〜5日でカリカリになって取れた。

⇒適度な長さにへその緒を切ったあとは
 ひたすらお日様にあててました。
 (だって、何かあったら怖いですもん・・・)

 へその緒の付け根(おへそ)がしっかり乾くように
 こんなポーズで。
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 へその緒を切ってから5日目、ポロリと取れました。
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■「おへそのケアはどうするか?」

【経験者】
 自然に乾燥して治った。

⇒長男出産のときのおへそケアキット
 (粉と消毒液)を使うつもりが見つからず、
 おへそを日光にあてて乾かす日々。
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 へその緒は5日で取れ、そのあとのジュクジュクは
 おむつを外すなど、さらに意識して日光にあてると
 (へその緒が取れてから)3日で治りました。

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(泣いたときに膨らむ範囲まではOKとし、おへそ周辺をちょっと指で引っ張るようにして、中のほうまで乾かした)


念のため、あとで助産師さんに聞いたところ…

【助産師】
 今は、粉も意味がない、治る日数が同じということで、
 おへそケアは消毒液のみになっている。

えぇー!たった2年でそんな変化が!
それに今頃わかったの?意味がない、なんて。。。

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自分の傷ならまだしも、赤ちゃんのおへそのジュクジュクは
ちゃんとしないと怖い!と思う場所でして。

今回、お日様でしっかり完治したのは感動でした。
天気が良くてよかった〜〜

もしもずっと雨のシーズンに産んでいたら・・・
ひたすら「フーフー」息を吹きかけて乾燥させたかもしれません。


何人も産んできたからこそ、
具体的な疑問がどんどん出てきたのですが、

医療従事者のみなさん、さらにプライベート出産の先輩方に
たくさんのアドバイスをもらえたことで、
安心できるレベルまで、知識の蓄積ができたのだと思います。

みなさんに心から感謝しています!
ありがとうございました!!


シリーズ一覧:続きが書け次第、更新します(行政手続きや胎盤レシピがまだなのです)
 プライベート出産記(1)自宅出産難民
 プライベート出産記(2)お風呂で産んでみた
 プライベート出産記(3)胎盤が19時間以上出てこない
 プライベート出産記(4)医療的Q&Aと実践したこと


いずれ、行政の手続きのことも書こうと思います。
お付き合いくださりありがとうございました!



* * * お知らせ * * *

脳のメカニズムを理解し、ストレスを見つめてあげて
不快な諸症状を克服していくマインドボディヒーリング(心身治癒法)。

講座に参加された方々のご感想を、
ちょこちょこアップしていますよ〜。ありがとうございます!

参加後の感想9(手荒れ)

参加後の感想10(アトピー)

みんなで医者いらず、お薬いらずになっていくのが楽しいですね♪



* * * まかない日記 * * *

産後数日でアパートの大工事が始まり、友人宅に疎開したのは
今振り返ってもドタバタと大変な日々でした。

夫が作ってくれた、おからハンバーグ的な何か。
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めちゃめちゃ美味しかった記憶があります。

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ブロッコリーのパスタと、人参のサラダと一緒に。
半年も食器なしで暮らしていたんだなぁ。。。

黄疸対策やおへその乾燥など、
とにかく日のあたる環境で産後のケアをしたかったので、
日当たりのよい友人宅には心から感謝しています。
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Cちゃん、半月も仮住まいさせてくれてありがとう!!!
posted by miya at 14:40| Comment(0) | 妊娠・出産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月16日

タンポポを食べる2

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雨のおかげか、庭のタンポポから
「わぁい、わぁーい」と声が聞こえてきそうな勢いで
柔らかい葉っぱがどんどん出てきました。

あれ???
もしかしてこれが、サラダにもいけるという状態?

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摘んで食べてみたら、ほとんど苦味なし!!!
わーお!

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さっそくお昼のサラダに採用決定です。

庭の小さなサラダ&ハーブ畑でも
雨に喜んでサラダ菜が葉を広げていたので、あれこれ摘んで。

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タンポポの若葉、サラダ菜3種類とパセリ、パクチー。
赤水菜は、軍兵六農園さんのお野菜セットから。

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このところ、子どもの食べる量が多くなってきたのと、
あまり気軽に買い物に出られないのとで、
パン作りのリハビリをしています。

(高知にいた頃は、おいしいお店が近くになかったので
 パン屋になる勢いであれこれ焼いてたなぁ・・・)

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あと最近、調味料とかおかずの素を作り置きしたほうが
台所仕事がスムーズだなぁと思って、
冷蔵庫なしでもいけそうなものを作り置きしていまして。

新たまねぎソース(米油・酢・塩)に
醤油麹(乾燥麹・醤油)を混ぜたドレッシングをかけました。

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大人は玉ねぎどっさりで^^

前回のたんぽぽ、なんで苦かったんだろう??
と不思議なくらい、普通の菜っ葉として食べられました。

うーん。
茹でると苦味が際立つのかなぁ。

それとも、
葉っぱの状態を見極められていなかったのかなぁ。

今回は摘みながら生で食べて、
「生でもイケるライン」を確認しながら摘んだのが良かったのかも。


タンポポは、株の中央から新しい葉っぱが出てくるので
なるべく中央の小ぶりなものから順に、指先で触りながら選びます。

すべすべ・しっとりと柔らかく、どこも筋張ってなくて、
透明感のある若い葉っぱだと、生でもおいしいようでした。


コツを掴んだのに気を良くして、
夕方も庭に出て、ハーブとタンポポを摘み摘み・・・

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下味をしっかりめにつけたパスタ(玉ねぎ・人参・セロリ・くるみ)に
刻んだイタリアンパセリ、パセリ、そしてタンポポを、どさっ!

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(パスタにちょうどいいお皿がないので、どんぶり一択)


まだ、手で食べる2歳児がいるので
ジェノベーゼソース系は使いたくなくて、
でも青々としたハーブ風味のパスタが食べたくて。

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てんこもりハーブ&タンポポがオイルとくるみに合わさって、
混ぜながら食べるととってもいいお味でした〜。


あんまり苦くない葉っぱを選べば、生でいける!

ということでタンポポ料理、
これからまたバリエーションが増えそうです♪


関連記事:タンポポを食べる(各種野草の記事リンクもまとめています)


長女が留守にしていた6月前半は、
大きい人と、小さい小さい人たちの日々。
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姉同士での赤ちゃんの取り合いもなく(笑)
たっぷりお姉さん仕事をしたねぇ。
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2歳と5歳で、ずーっと外で遊べるようになったし。
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そして今夜から、また4人姉弟。
長旅疲れの夫&長女を労わりつつ、6月後半のスタートです。



* * * お知らせ * * *

体にあらわれる慢性症状のほとんどが、
ストレスを見つめてあげるだけで改善する・・・

日々、そんな実感を深めています。

マインドボディヒーリング(心身治癒法)の感想をアップさせていただきました。

参加後の感想9(手荒れ)-マインドボディヒーリング講座-

土曜日、千葉での講座も好評だったようで良かったです^^

腰痛、頭痛、湿疹、花粉症ほか、
不快な慢性症状をなんとなく引きずっている方、
ワンコインで開催できますのでご相談ください〜。

↓↓↓ 詳しくはこちら ↓↓↓
今後のマインドボディヒーリング(心身治癒法)勉強会について



* * * まかない日記 * * *

今年はつくばで田んぼと畑を少しずつ、
ホームスクール仲間のご家族と一緒にやっています。(写真は6月初旬のつくば)
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えいっ えいえいっ
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次女ががんばって落としているのは・・・?

6月のお楽しみ、桑の実!
こぐまの森では野いちごも摘んだね。
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梅雨前においしい果実をたっぷりつけるだけでなく、
夏は木陰になり、ヤギのエサにもなり、冬は葉を落として土の養分になり。

桑の魅力を知ったので、大子町の住まいにも何本か移植してみました。(夫が。)
数年後が楽しみです^^
ラベル:野草 自然の恵み
posted by miya at 22:42| Comment(2) | 自然をいただく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする