近年の熱中症を取り巻く報道が
ちょっと異常にも感じられる今日この頃。
その違和感を整理しつつ、
個人的なおすすめの方法を書いてみようと思います。
◆熱中症に関する4つの疑問
・子ども達に水筒を持たせるようになって、
熱中症は減ったのか?
・学校に冷房を完備して、
暑い日にしっかり冷房のもとで過ごして、
熱中症は減ったのか?
・熱中症対策がメディアで謳われるようになって、
熱中症は減ったのか?
・熱中症で搬送された人たちは、
普段から冷房を使っていなかったのか?
水分をとっていなかったのか?
白熱する熱中症の報道を耳にするたび、
また熱中症対策を聞くたびに、
不思議でなりません。
◆熱中症の不思議を検証してみる
情報と思考のパラドックスに陥りやすい私。
ざっと5分以内と決め、調べてみました。
あくまでもリサーチは浅め、
さほど最新ではない情報ですが、、、
・いつから熱中症が急増したのか?
1994年以降、急増しているとのこと。
エアコンの普及率が80%近くになった頃です。
・暑いから熱中症になるのか?
「同じ日最高気温に対する1日当たりの患者数を見ると、
25℃あたりから患者が発生し、
31℃を超えると急激に増加します。」とのこと。
25℃から熱中症になっていたら大変!
春も秋も、暖かい日には要注意、なんてことに。
31℃って、私たちが子どもの頃も
普通に達していた気温なのに・・・。
・そんなに日本の夏は暑くなっているの?
「日本の夏(6〜8月)の平均気温は、
上昇傾向が続いており、
長期的には100年あたり
約1.09℃の割合で上昇しています。」
100年で、1.09℃。
哺乳類は恒温動物ですが、
耐え切れない変化だったのでしょうか?
温泉やサウナのほうが
よほど温度変化が大きいのに・・・。
このわずかな気温の変化について
もうちょっとグローバルに考えてみました。
・世界と比べてみたら?
フィリピンやマレーシアでは、常に25℃〜30℃が平均気温。
お友達の出身地、ニジェールでは
毎月の最高気温が一年中33℃以上です。(彼は、素手でBBQのお肉をひっくり返しながら
平気!暑いときは50℃いくからねーと笑っていましたが・・・)
・・・ということは?
人間という生き物は本来、
これくらいの気温の下でも
十分に生きていられるはずでは?
うーん。
ここからはあくまでも我が家の実体験に基づく
個人的な熱中症対策をご紹介しようと思います。
※実践においてはくれぐれも自己責任でお願いします。
※急激な変化は体の負担になります。
段階的に計画することをおすすめします。
◆◇◆ あたらしい熱中症対策 ◆◇◆
(1)水分をとりすぎない
・食事(ごはんや味噌汁)からも水分はとれている
・ガブ飲みは胃液を薄めて抵抗力を下げる
・入った水分を排出するべく臓器が余分に働くはめに
・汗もおしっこも体内の電解質を排出することになる
我が家で子ども達が食事(ごはん・味噌汁)以外から水分をとるのは
8歳児でコップに5cm、4歳児で3cm、2歳児(授乳中)で1cm程度。
これが1日に1〜2回以内で、
三食すべて汁物つきのときはほぼゼロ。
猛暑日でも1日に3回以内だと思います。
これは長女が熱中症になった、強烈な学びからきています。
⇒(参考)水分補給への疑問
暑い日は水シャワーなり、おうちプールなり、
ざっぷり浴びればスッキリして、喉の渇きも消えます。
濡らし手ぬぐいもオススメ♪
(2)冷房をなるべく使わない
・外気との差を5℃以内におさえる(可能なら3℃以内)
・しっかり汗をかき、しっかり拭き、着替える
・赤ちゃん時代に冷房下で育てると
汗腺の数が少なく、
汗で体温調節できない体になってしまうので
汗をかく機会を大切にする
冷房機器をはじめ、巨大な熱中症マーケットに
操作されている気までしてくる昨今の状態。
冷房でしっかり冷やして暮らしていると、
暑い場所で過ごさなければならないとき、
どうしても身体には大きな負担が生じるはずです。
我が家の場合はここ数年、変わらず冷房なし生活なので
汗腺はバッチリ発達していますし、
体温を調節する細かな工夫も
子ども達それぞれに、身についていると思います。
⇒(参考)暑さ対策あれこれ
⇒(参考)濡らし手拭い、はじめました
(3)食べ過ぎない
食欲が落ちる夏。
どうやら、
食欲を落として、暑さに備えているようです。
「食べないと夏バテしちゃうよ!」
「しっかり食べて夏を乗り切ろう!」なんて大間違い。
食欲がないときは、体のサインに耳を傾けてあげて
ちょっとのお味噌汁とごはん、梅干しにすりゴマを
よくよく噛んで食べれば、十分だと思うのです。
ただし、清涼飲料水や経口補水液だけ飲んでいるのはNG。
水分(と糖分)には要注意です。
我が家は、飛脚や車夫が粗食であったことから
たくさんの実践と気づきを得ました。
(特に大人の真夏の畑仕事で実感!)
日本人の体力 アグリコ日記 を参照
(4)イメージに操作されない
暑い陽射しの中、フラフラと倒れる・・・
蒸し暑さに耐えかねて、気分が悪くなる・・・
そんなイメージが日本中に浸透しています。
でも、気をつけないと
「脳がイメージどおりに症状を進行させてしまう」場合があります。
(5)我慢しすぎない
これは(4)ともリンクするのですが、
我慢しすぎて、「我慢している自分」「辛い自分」という自覚が
なおさら症状を進めてしまうからです。
また、「動物なら本来どうするか?」を考えれば
暑すぎるときは日陰へ水辺へ、
息苦しいときは休息を、
といった行動をとるはず。
学校で、職場で、我慢が美徳とされるようなシーンでも
さっさと自分を労わってあげる勇気は大切です。
◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆
ちょっと乱雑になってしまいましたが
ここ数年、ひっそりと実践してきたことをまとめました。
とはいえ、あくまでも各自の自己責任でご判断ください。
急激な変化も心身の負担になりますから、
まずは冷房の設定温度をあげてみるとか、
冷たい飲み物のガブ飲みをやめて温かいお茶を飲むとか、
氷やアイスの量を減らすなど、
ゆるやかな変化を重ねて
観察してみることをおすすめしまーす。
関連記事:暑さ対策タグ一覧
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夫と次女の二人だけで急遽、
今日の夜からつくば入りしています。
それに伴い、ホームスクール企画はまたの機会に。
明日は予定通り、森の新月カフェだそうです!
* * * まかない日記 * * *
パーマカルチャーと平和道場に、
小さなmiyaガーデンを作っていまして。
ちょっと前までは空芯菜がたくさん収穫できました。
空芯菜の炒め物と、
冷やし中華のイメージで作ったお素麺。
夏の初めの頃はまだ食欲があったな・・・
今は体調が低空飛行中、食事も半分くらいになっていますが
エコモードで充電します!
ではまた♪