小さい頃は、地域のみんなに育ててもらった。
親は共働きだったし、
祖父母もまだ働いていたから、
谷あいの小さな集落の中、
みんなが子どもの保護者だった。
(大地の再生講座を道場で。ブラウンズフィールドのキッズも来て大賑わい)
近所のおばあさんの家で
箒作りをずーっと見ていたり、
おじいさんに隠れて
田んぼの畦に穴をあけたり(で、𠮟られる)。
生きたカニを杵と臼で搗く(!)ところから、
カニ汁の一部始終を見物し、
橋から小川に鶏を吊るして絞める(!)のを、
近寄ったり逃げたりしながらこわごわ眺め。
(穂高養生園ゆかりのメンバーも参加。憧れのスポットにまつわる人々が続々現れる毎日)
小さなたけのこ工場で、
大勢のおんちゃんおばちゃんが働く合間をうろちょろ。
田んぼに干してある藁の山にもぐって遊び
(で、向こうの山からおばちゃんに大声で𠮟られる)。
知らない人が入ってきたら、
それとなく大人が寄ってきて
「あんた誰ぞね」「おまん誰ぜよ」
「どこから来たがかね」と確認。
見慣れない野良犬、
イノシシが出たこと、
倒木、落石、崖崩れ。
地域のいろんな危険は、
みんなが教えてくれたし、
声を掛け合って解決していく。
(いすみの薪ネットに参加。チェンソーの手入れまで詳しく教わる)
小さな小さな夏祭りでは、
青年会の儀式があった。
中学にあがって青年団に入ったお兄さんたちを眩しく眺め、
いつか自分もと憧れる私たち小学生。
大人たちが地域のために、
仕事以外のたくさんの活動をしていることを
肌で感じながら育つ。
4月から、
いきなり小さな村になっている
「パーマカルチャーと平和道場」。
大きなお兄さんお姉さんに囲まれて、
かまってもらって、
子ども達は幸せいっぱい。
とはいえ、
ベッタリ甘えてくるとき、
ワガママなとき、
食べすぎなとき、
邪魔されるとき・・・。
困らされるときに、
我が家の子ども達にどう接すればいいのか?は、
ずっと、他の住人みんなの懸念ポイントだった。
子どもなんて連れてくるんじゃなかった・・・
きっとみんなすごくストレスがたまってる・・・
どうして子連れで申し込んじゃったんだろう・・・
みんなの顔を見るのが怖くて
どんどん悪いほうへ
考えが膨らむこともしばしば。
(小松ファミリーの小屋建設予定地)
だけど、ここからが道場のすごいところ。
もうダメー!限界!!というタイミングで、
必ず誰かが個人的に寄り添って対話していたり、
全員で無防備さをさらけ出して気持ちを共有したり、
共感のワークをしたりする。
(私が苦手な女子的ヘアアレンジ。道場のお姉さんがやってくれる)
それだけで、
対話したり、共感し合うだけで、
あれほど絶体絶命と思えた状況は、
するするする〜っとほどけ、
あっという間に解決していく。
それは、
具体的な解決策を議論するとかではなく、
もっと根本的な、
心の叫びに寄り添うということ。
怖がらず、信頼して、共有するということ。
(ギフトエコノミーの鉄板、ポットラック。双方に無理のない持ち寄りパーティーは、イベント時のお約束)
「小松家の子ども」じゃなくて、
「みんなの子ども」でいいんじゃない?
そんな言葉が出た。
(背中はgreenzのなおさん。つみき設計のみなさんと障子貼り)
子連れですみません
うちの子がすみません
迷惑かけてすみません
大きな声出してすみません
私だけじゃなく、
都会で子育てしているお母さんたちは、
心でも言葉でも、謝ってばっかりだと思う。
昔ながらの子育て、コミュニティでの子育ては
きっと、「みんなの子ども」だから、育てやすい。
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* * * お知らせ * * *
今年度より“自然農サークル”となったつくし農園、
明日は5月の集合日です♪
(つくしBlog、まだ整理できていなくてすみません〜)
一家で早起きして、千葉からつくばに向かいます!
明日、畑でお会いできる方はよろしくお願いします^^
* * * まかない日記 * * *
大好きなスパイスカレーを作りました!
偶然パクチーのおみやげが登場して、満足度アップ。
道場の畑も(夫が)スタートしたことだし、
パクチーの苗を植えたいなぁ。
今日はこれから、
次女のお誕生日パーティーに向け、
準備開始でございまーす。
ではまた〜^^