2017年12月07日

天水田での稲刈り

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夫は変わった田んぼをやっています。

水路のない、水の管理を行わない、
雨水と湧き水だけの天任せ、
「天水田(てんすいでん)」という田んぼです。
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今年は私、本当に子育てで手一杯で
ろくに田植えも手伝えませんでしたが。

自然農の田んぼは、苗を大きく育てて「一本植え」。
平均して20〜23本くらいまで茎が増えます。
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これって、慣行農からしたら信じられない数だそうで
農水省勤めの先輩&生協勤めの友人が田んぼに来て、びっくりしてました。

1粒のお米がお茶碗1杯にまで育つのだから、感動します。
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なんとか11月中に、全部の稲刈りが終わりました。
長女も最後の最後くらい、やりたくなったようで、参戦。
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昔なら「稲刈りしないの?」「手伝ったら?」なんて
つい口から出てしまっていたと思うんですが
私たちも無言の行がずいぶん板につき、じーっと観察すること数週間。

チガヤの綿毛で遊んだり、
他にも楽しいことはいっぱいあったもんね。

で、稲刈りも今日で最後というときに、
自分から「やる〜」と寄ってきました。
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1才3ヶ月の息子はトテトテと、
崩れかけた畦道を渡っていたのですが・・・
(天水田のため、台風や秋雨で畦道が冠水しやすく、崩れやすいのです)
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この直後、ジャボン! 頭も身体も、右半身が泥人形に(笑)。

冒険心溢れる次女を育てたおかげで、私もずいぶん大雑把になれました。
(2年前の稲刈りで泥人形と化した次女⇒ マイペース

結局、家族で田んぼに来ても
私は息子を洗って拭いて、着替えさせて授乳して
寝かしつけて・・・っていう時間が多くなるんですが
夫がすごい勢いで稲刈りを完了させてくれました。
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今年は、つくし農園・こぐま塾・雑草屋それぞれが例年よりも豊作で、
稲の天日干し場が足りなくなってしまいました。

夕焼け空に急かされながら、夫は稲束を作っては干し、
私は拡張エリアの鳥よけネットを補修していきます。
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(買えば数千円のネットですが、石油資源なので、使い捨てるわけにもいきません)


全身ずぶ濡れになったプレーヤーHさんも、助っ人M谷さんと共に
大量の、実に大量のお米をなんとか干し終え、みんなひと安心。
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夕闇に包まれた田んぼを後にして帰宅しました。

今や、湿地を利用した天水田で手植えの田んぼ、
しかも自然農で、となると、全国的にもかなり希少な風景なんだなぁ、
と気がついて、記録のつもりで写真を残しました。

田んぼとお天道様、そして夫に。
ありがとう!


関連記事:
天水田および自然農の田んぼの様子について、つくし農園Blogで過去に詳しく触れています。
興味のある方のためにまとめておきます↓
田植え1 田植え2 真夏の状態(記事後半です) 台風対策 スズメ対策 稲刈り準備 稲刈り



* * * お知らせ * * *

霜月祭にお越しいただいた皆様、ありがとうございました!

もう直売はほとんどしていないのに、
「去年の唐辛子に衝撃を受けて・・・」
「前にここで買った菊芋が忘れられなくって」
など嬉しいお言葉をいただき、嬉しかったです。

ONABAKE97さんも、ありがとうございました!

そして。
最近このブログのコメント欄を見れておらずすみませんでした〜

ゆいゆいマシコ様はかせ様
遅くなりましたが、お返事書きました♪ (上記リンクより飛べます^^)



* * * まかない日記 * * *

筑波山麓で養鶏を営む素敵なご夫婦、
みたらい農園さんの人参。

近所のパン屋さん、ベッカライ・ブロートツァイトさんで買ってきて
葉っぱは、夫お得意の「にんじんの葉っぱごはん」を炊いてもらいました。
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刻んだ人参の茎・葉とお塩を入れて炊くだけ。もはや殿堂入り!
食感が気になる人は茎をことさら細かく刻めば大丈夫です。

放っておいた畑で青トマトを収穫してきて
醤油・酢などで玉ねぎと炒め煮にするレシピが大ヒット。
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納豆だのピーマンだの、夫が少しずつ具を変えながら作ってくれ、
トマトの終わりの季節を楽しんでいます。

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夫御膳、美味しかったな〜。
ご馳走様でした!



posted by miya at 15:14| Comment(0) | 自然農 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする