この冬は、カリンに恵まれた冬でした。
お友達から立派なカリンを1個。
いい香りにうっとりしていたら、
ご近所から、落ちた傷物のカリンを15個くらい。
そのうち仲良しのYっちゃんからもいただき・・・
家中が芳香に包まれることに^^
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カリン
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カリンは気管支を丈夫にし、
かぜや熱、せき、疲れには、
梅よりも特効があります。
かぜの流行する季節には、
はちみつにつけてジュースをつくり、
うすめて飲むとよいのです。
また、大人ならカリン酒にしてもよく、
そのあとのカリンはジャムにします。
(「薬草の自然療法・東城百合子著」より引用)──────────────────────────
ということで、最初は
「喉のお薬として、ハチミツ漬けにしよう!」
と意気込んでいたのですが、
カリンの数が増えるにつれて意気消沈。
そんなに大量の国産ハチミツ、買えません〜。
カリンの果実に滲みこむ分を考えても、大量には作れません。
そこで、自然療法の本をさらに熟読。
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カリン =薬効=
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◆気管支炎・かぜ・熱・疲労回復・・・・・・
はちみつ漬やジュース・ジャム・カリン酒にして飲むとよく効きます。
◆せき止めに・・・・・・
果実を乾燥しておき、一日5〜10gを
水200ccが半分になるほど煎じて、
一日三回位に分服します。
もちろん、カリンを煮てジャムのようにして
食べても効果があります。
(「薬草の自然療法・東城百合子著」より引用)──────────────────────────
乾燥させておいて煎じる、これだ〜〜!!
ということで、「干しカリン」を作ることにしました。
ザクザク切ってはザルに広げて、ひたすら干す日々。
カリンはそもそも果汁がほぼないので、乾くのも早かったです。
ボリュームが減ってからは、
万能干しネット(四角い三階建てみたいなチャック付ネット)に移動して
しばらく干し、湿度の低い晴れの日に日光と風にあててフィニッシュ!
ジッパー付ポリ袋は気づかぬ穴によってカビることも多いので
最近はビン保存の素晴らしさを再認識しています。
乾燥剤を入れると安心かもしれません。
干しカリンで喉薬を煎じると、とてもいい香りですが
とにかく、すっぱーい!!!
なので、飲むときに好みで少量のはちみつを垂らしました。
(うん、このほうが経済的な気がします^^)
煎じた後の果肉は、甘く煮てジャムにすると
薬効が丸ごといただけるのだとか。
せっかくなので、
ジュースやジャムなどのレシピも転記しておきます。
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カリン =調理法=
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◆ジュース・酒・・・・・・
はちみつに漬けてジュースをつくったり、
焼酎に漬けてカリン酒をつくる方も多いのですが、
漬け込んで早々と飲むのでなく、
少なくとも二〜三ヶ月はゆっくりねかせたほうがよく、
焼酎につけたら半年以上ねかせてから使ったほうがいいのです。
疲れたときやかぜ・熱、その予防のために
薬用として大切に使ってください。
<カリンジュースの作り方>
・カリンを切る(丸ごと種ごとスライス)
・カリン1kgに対しはちみつ1kg
・切ったカリンをビンに入れ、はちみつを入れる
◆カリンジャム・・・・・・
ジュースや酒をつくったあとのカリンは捨ててしまわず、
細かく切って、大豆を煮る要領でことこと煮こむと、
つぶれるほどやわらかくなります。
甘味は、ジュースでしたら、だいぶ残っていますが、適当に足します。
塩も少々足すと酸味と共に生きてきます。
そしてまた、ゆっくりと煮て、
熱いうちによくつぶしますと、おいしいジャムになります。
これも気管支を丈夫にし、かぜにも強くしますので、
大切に召し上がってください。
私の家では、去年のカリンを冬に
ストーブの上でとっぷり煮てジャムにします。
パンの上にのせてペーストにしたり、
ワッフルのあんやホットケーキ等にのせたり、
包んだり、おやつの材料にもなります。
(「薬草の自然療法・東城百合子著」より引用)──────────────────────────
書き写してみると、カリン酒の作り方ははっきりとは載ってないんですね。
ジャムのところの記述を見ると、カリン酒のほうは
お砂糖少なめか、お砂糖なしで作るのかもしれません。
Yっちゃんにいただいたカリンで作ってみます^^
では〜
関連記事:のどの痛みや咳に関する自然療法の記事をまとめました。
風邪の手当て ・・・のどの痛みに梅干し、頭痛に生姜汁&ごま油、頭痛に大根おろしなど。
喉風邪の手当て ・・・かぜのため声がかれたとき、のどが痛むときなど。
のどの痛みにタイムのシロップ ・・・ベニシアさんレシピを、砂糖少なめ、生姜とゆず多めで。
* * * まかない日記 * * *
秋田の祖母のところに遊びにいった際、大根トークになって
「大根の葉を干したら薬効があって、腰湯にいいんだよ〜」と話したのを
ずっと覚えていてくれたようで、先日、大根の干し葉がどーん!と届きました。
とはいえうちの家族はそれほど病気がちではないので
美味しそうなものは、茹でておひたしにして食べることに。
お醤油と白炒りゴマ、焼き海苔、ごま油を垂らして完成。
バリボリといい歯応えで、子どもたちの「噛むおかず」に認定です。
気持ちがぐーっと下向きになったあと、元気の素は台所にある気がします。
洗い物が片付いているとか、野菜が洗ってあるとか、
おかずの作り置きがあるとか、お米が浸水してあるとか、そういうこと。
元気になりたくて、色々と下ごしらえをしたある日の夕方。
・かぼちゃの塩蒸しの準備(塩と混ぜておいて水分を引き出す)
・じゃがいも(洗ってあるだけでいつでも料理できる気軽さが)
・にんじんスライス(水分が乾いたら梅酢に漬ける)
写真にはないけど
・秋田の大根2本の下茹で(ブツ切りと乱切りを昆布と水で煮ておく)
・自家製トマトケチャップ(いただきもののトマトと数々のスパイスで)
なんかも作って、大満足。
しばらくはおかずに悩まない日々を送ることができました。
お庭のワケギが寒さで枯れてきて、お味噌汁が寂しくなりそうです。
最後の1本まで大事にいただこう〜。
ごちそうさまでした!