真冬に逆戻りしたかのような、しんしんと迫る寒さ。
朝食後、なんだか次女がぐずぐず泣くなぁと思っていたら
「今日はさっみーなぁー」と言いながら夫が布団に直行して、
そのうち羨ましくなった私も布団にもぐりこみ
息子に授乳しながら二度寝。
長女と次女はリビングで遊んでいると思ったけど
次女は一人でとてとて歩いて寝室に向かい
夫の布団で一緒に眠り始めたらしい。
私は、息子のおむつ替えや授乳で時々起きるものの
あまりの寒さに布団に再びもぐりこんで
ぬくぬくと息子の体温でまどろみ始める始末。
結局この寒い日は、たまたま予定が何もなかったこともあって
長女を除く全員が寝室でこんこんと眠り倒し、
起きたらもう、夕方だった。
どうして、あんなに眠かったんだろうね。
夕闇の気配で花弁を閉じる
春の草花のように。
重さでじっとうつむいた、椿の花のように。
薄暗くて、寒かったから
霜でしおれる新芽のような気分だったな。
起きてみたらもう夕方で、一応は母親らしく
「あーあ、今日なんにもしてない」
とため息をついてみせたけれど、
夫からは
「なんて幸せなんだ!
みんなでずっと寝ていられたんだよ!」
と満面の笑顔が返ってきた。
この寒かった日について、後日いろんな友人が
眠くてたまらなかった、気だるかった、と話していたので
きっと、そんな日だったんじゃないかな。
新月の前日ってことも関係があったのかもしれないけど。
春に向かって弛みはじめていた身体が、
急な寒さに萎れるあの感じ、布団にこもっていたいあの感覚。
ずっと眠っていた我が家は、身体にとても正直だった、ということにしよう。
翌日からは、また春らしい暖かさが戻ってきて
庭のムラサキハナナが、今年も美しいお花畑になりつつある。
一年で最も花の溢れるこの時期。
うちに遊びにきて、ひなたぼっこでもしていらっしゃいな。
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のんびり暮らしの雑草屋とはいえ、
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つくし農園の集合日だった18日土曜日。
娘たちに最後のふきのとうをかき集めてもらい、天ぷらにしました。
奥から、ふきのとう、ごぼう、次女が摘んできた雑草のスイバ。
スイバはアカザ科だっけな、ほうれん草の仲間みたいなもんで、
春先の若芽はとっても食べやすいのです。
翌日は長女に庭のミツバをたっぷり摘んでもらい、
田んぼで集めたセリと、2種類をかき揚げにして、天丼。
他の野菜も具も一切なし。
セリのみ、ミツバのみの天ぷらをごはんにのっけて、
簡単にかえし(みりん+醤油+水+塩少々)を煮立てて天つゆに。
いい具合に発酵が進んだ白菜漬けをつまみつつ、天丼をハフハフ。
小さい子にはハードな内容ですが、さすが我が子たち、大喜びで食べてました。
食べ物に、春の恵みに、感謝感謝。