2017年01月17日

手荒れの季節に「ゆず仕事」

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台所で洗剤もせっけんも使わなくなってから
手荒れはずいぶん減ったと思う。

それでも、お風呂の入りすぎとか、
洗濯の手洗いが続いたとかで、
指先がパックリと切れて出血することがあった。


年末もそうで、忙しいさなかに
カサカサの指先からぶっしゅ〜と血が出始めて、
困ったもんだよと指先を舐めながら過ごしていた。

動物みたいに、ずっと舐めていられたらすぐ直るのだけど
主婦はそうもいかない。

そして、ぱっくりと深く赤く割れてしまった指で
おせち用の紅白なますにとりかかったとき。

お友達からいただいた柚子4つを搾っていて、気がついた。

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傷口が、痛くない。
それどころか、むしろ、ふんわりと包まれるような・・・

なんと翌朝には、傷口はぴったりと閉じて
固いかさぶた状になっていた。
なんという治癒のスピード!

柚子の種は焼酎漬けにして常備薬にしているものの、
柚子果汁そのものがこんなに傷口に効くとは、意外だった。

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お正月の義実家滞在では、滞在が延びたお詫びにと、
娘たちと柚子マーマレード作りをした。

お義父さんが育った昔の家から、私たちのためにと
たくさん採ってきてくれた柚子。

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思い出のあるだろう柚子を、
お義父さんたちの好きなジャムにして
長く楽しんでもらおうと思ったのだった。

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しもやけによるヒビ割れが痛々しい長女に
「お母さん、ゆず仕事で傷口が治っちゃったよ。
 ちーがゆず搾ってくれたら、その傷も治るよ」
と誘って、調理スタート。

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次女も真似っこで参加してくれて、
まぁなんとか2日がかりで作り終えた。
(完成写真を撮り忘れたのは残念!)

ゆず仕事の翌日、長女が嬉しそうに指を見せてくれた。
「本当に治ったよ!もう全然痛くない!」


すごいなぁー。
家に柚子の木がある人は、いいなぁー。

手が荒れてきたら、柚子を搾ればいいんだもの。

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そうそう。
茨城の友達と話していて驚いたことに、
関東では柚子の果汁をあまり搾らないみたい。

高知だと柚子果汁は「柚の酢」と呼んで
家に柚子の大木がある人や、柚子農家の人などから
一升ビンに入った柚子果汁がよく回ってきた。

塩入りのものは一年持つから、お酢の代わりに使えるし、
塩なしの果汁のみだったら、
キューブ状にして冷凍したり、少しだけを小さなビンに入れて、
チューハイ作りや料理に大活躍する。

もっと、柚の酢が流行るといいなぁ。

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今年は長女と次女に完全におまかせして
柚の酢を搾ってもらったので、大事に使おう。

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種は洗わずにそのまま、35度のホワイトリカーに漬けてあるから
恒例の常備薬として、傷口や虫刺され、皮膚のトラブルに。
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(これは超特濃。種はビンの5分の2くらいでいいと思う)


皮の黄色いところはうすく削いで、まとめて冷凍してある。
ふろふき大根なんかにちょこんと乗せるのが楽しみ〜。

3年前に作ったジャムは、お砂糖なしで暮らしたい我が家では
作ったところでいっこうに減らないことがわかったので
当分は誰かに作ってあげるくらいでいいかな。


ああ、脱線してしまったけれど、
手荒れに困っている方はぜひ、柚子を搾って
手を柚子果汁にまみれながらのゆず仕事に没頭してみてください。

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そのあとすぐ就寝できれば、
特に治りがよいと思われますので、お試しあれ〜。


「ゆず」関連記事:
ゆずの種の焼酎漬け 保存食整理とゆず加工 冬休みのゆず仕事 のどの痛みにタイムのシロップ




* * * お知らせ * * *

ひと粒ひと粒、大事にお世話して育てたお米たちも
精米が終わって、あとは麹にする直前♪

大豆はじっくり、みなさんが選別しているところ。
お味噌になるまで、あと1ヶ月を切りました〜!

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こぐま塾アグリコース 〜2017年度 味噌の部〜




* * * まかない日記 * * *

子どもたちの「噛む」おかず。
大根のコリコリ炒めです。
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大人の指くらいに拍子木切りした大根を
鉄鍋に熱したごま油でじゅううう・・・とじっくりいためて、
ほんの少しの塩で火の通りを早めて、おしまい。

大根の辛みがあると子どもが二度と食べてくれなくなるかも?
と思って、辛くない上のほうを、味見しいしい炒めました。
歯ごたえがしっかりあるうちに火をとめるのが大切。

ぼりんごりん、ばりんぼりん。
賑やかで味わい深い仕上がりでした! また作ろう〜。


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2017年01月11日

親愛

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(今回の写真もお正月の風景から…)


成人式のステージ前でポーズをとり、
派手な勝負服に身を包んだ彼ら。

爆音を立てて大通りを日々駆け抜ける、
バイクや改造車の若者たち。


彼らから受け取るメッセージは至ってシンプルだ。

「みてみてー! ぼくをみてよ!
 すごいでしょ、ぼく、すごいんだよー♪」


幼児期に親から、大人たちからもらいたかった

「見てるよ! そうだね! すごいねぇ〜^^」

の言葉、まなざしを取り戻すために、
彼らは今、全力で「みて!」を放つ。

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(雑草屋の元旦は、田畑の神様に会いに行くためこんな恰好)


地域の人がよその子どもと関わらなくなってきて
自治会での子どもの役割や居場所も減った。

親の子育ては、孤立化と多様化の中にある。

迷惑な行いを諭したり、親愛を持って叱ったり
してくれる大人も、今は滅多にいない。

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(田んぼから戻ったら脱走したヤギに食べられてたよ門松!)


「個」が異常なほどに優先された現代では
人間が本来持っていた、「集団」の中で得るべき
まなざし、教え、親愛、居場所、役割、承認、賞賛などが
特に幼い段階で、不足しているんじゃないかな。

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(初詣の人々から浮きまくる長靴一家)


「みてるよ〜」「すごいねぇ!」
小さいうちに必要な量は、ほんの少し。

もらいそこねた子、足りない子は、もうちょっと大きくなって、
たくさん人の目を引こうと、あの手この手を試していく。

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(行列に2時間も並べないから初詣は別の日にね〜)


逆三角形の形、円錐をひっくり返した形をイメージしてみてほしい。

必要な承認や賞賛の量は、年齢が上がるにつれて、
人との関わりの幅と共に増えていく。

もっと、たくさんの人に見てほしい。

もっと、たくさんの人に
「すごいね」「すてきだね」「かっこいいね」「かわいいね」
って言ってほしい。

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(霜で浮いた麦を踏む)


やんちゃな青少年に限った話ではないと思う。

自分も身に覚えがあるので恥ずかしいけれど、
外見にコンプレックスのあった女の子が大人になって
自分の写真をSNSやブログにアップするのも、
思春期のやり残しを取り戻すのに必要な行為だろうし、

仕事ばかりで交友関係が薄かった男の人が
定年間際になってFacebookにはまるのも
友人同士の「いいね!」を取り戻しているのだと思う。

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(新春恒例、もぐら踏み競争)


どんどん手段は複雑化して、
人の迷惑になる行為、ならない行為、さまざまにある中で
今回のつくば市の成人式のような、残念なニュースも出てくる。


敵視や蔑視、締め出しや厳罰化は
すごく簡単な反応で、ついそう思ってしまいがちなんだけど、
根本的には何も良くならない。

だからなるべく、自分の心に余裕があるときは
「親愛」でもって、考える。

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・・・なんて、もともと人間不信な私が
はじめからそんな発想をするはずもなく、

様々な物事について、夫と対話してきた中で
ゆっくりと積み重なってきた何かが
今回の成人式の一件で、ピースがはまった気がしたのだ。


対立すると、相手を排除しない限り終わらないけれど
「親愛の気持ちで見ること」を始めるだけで
できること、やれることが見えてくる。
・・・と、夫はいつも言っている。

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(田んぼの水鏡に夕暮れが迫る)


子どもたちの「みてー!」に、まなざしを。
できてない指摘の前に、できてる承認を。
決めつける前に、あいさつを、対話を。

苦手な人、不遜な人、嫌な人、迷惑な人、
それぞれの人生に背景がある。


思い切り傷つけられることもあるけれど、
知らない間に自分も誰かを傷つけながら生きてきている。

全部が巡り巡って、つながっているのだと思う。


だから、すべてを察することはできなくても、
ネガティブな反応をしそうになっても。

いつもできるとは限らなくても、
まるで綺麗事のようで背中がむず痒くっても。

なるべくひと呼吸おいて、愛を送りたい。


関連記事:
旅先の人々1 旅先の人々2 ご近所さんに見守られ




* * * お知らせ * * *

遅くなりましたが、つくし農園の募集を開始しましたー!
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自然農のある暮らし、始めませんか?
2017年度プレーヤー&聴講生、募集開始!




* * * まかない日記 * * *

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元旦は畑でカブを収穫するのが、ここ数年の恒例。
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霜でダメになっちゃう前にね、と一気に収穫しました。

本当の七草は旧暦でやろうね、と話しながら
七草粥の代わりに「カブ菜粥」。
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お正月のカブと間引き人参がごろんごろん。
さつまいもたっぷり味噌汁で、お腹にほどよい晩ごはんでした。
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ごちそうさまでした!


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2017年01月08日

夫のおせち作り

なかなかパソコンを触る時間がないうちに、
すっかり松の内も明けました。
本年も雑草屋をよろしくお願いいたします。

今年のおせちは、深い訳がありまして
夫がメインで作ってくれました。
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庭の樹木を豪快にあしらって。

事情は後ほどお話するとして、恒例のおせちメモです。

一の重: 自然農さつまいもの茶巾、自然農黒豆、田作り
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さつまいもは大収穫のあと、極寒の我が家で傷まないうちにと
蒸かして潰し、冷凍しておいたものを使いました。
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みりんと塩を足してトロ火で加熱しながら練り上げています。
子どもたちの食べっぷりを思うと、裏ごししても虚しいので
今年から裏ごしはしないことにしました〜。

黒豆はみりんたっぷり、醤油ちょろっと、塩ちょっと。
甘さがクドくない黒豆に仕上げました。

田作りは夫作で、お醤油とみりんだったかな。
折れもせず、綺麗に作ってくれていました。


二の重: 昆布巻き(ブリ)、紅白なます(大根×柿×ゆず)
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夫が一人で作ってくれた昆布巻きは、
味しみしみ、口どけ柔らか。
鉄鍋で数時間かけてじっくり煮てくれたそうです。

早目に作って冷蔵してあった紅白なますは、
近江屋商店さんで買った自然農大根に
自分ちと友人知人からもらった柿、お向かいさんの干し柿、
友達にもらったゆずで作りました。
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大根1本を塩もみしてしぼり、
柿3個、干し柿4個、ゆず4個。それだけです。
ゆずは搾り汁のほか、皮の黄色いところも刻んで入れました。

ゆずの香り高さ、干し柿&柿の甘さだけで美味しくできました!
秋の終わりの柿は、おせち用に冷蔵庫でとっておこう。


三の重: おでん
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夫があえてダシを取らず、野菜とさつまあげの旨みで作ったおでん!
自然農里芋は、煮崩れしにくい親芋を使ってくれました。
自然農のカブもゴローンと入ってて、甘かったなぁ。

去年のお正月は一家で病み上がりだったので、
おでんをお正月に食べようって話になったんです。
毎年恒例でおせち&おでん、が我が家の味になるでしょう。


汁物: 自然農菊芋といろいろ野菜のお味噌汁(自家製味噌)
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大変なときでも、きちんと汁物まで用意してくれるのが夫。
菊芋は甘いしコクがあるし、何にでも使える万能食材です。


さて。
私は今回、紅白なますと茶巾、の簡単2品しか作っていません。

おせちの大半を夫が作ってくれた、
その経緯はですね・・・


我が家では、大人は
「寝込みたいときに風邪をひく」ことにしていて、

今年はクリスマス時期に夫が2日ほど
風邪の名目で寝込みまして。(実際に風邪なんですが。)

風邪をひけるってことは、体がオフを欲しているとき。
そして、心が自分にオフを許したときなんです。

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うらやましい・・・なんて思いながら家事育児をしていたら
年末30日になって、私が発熱の予兆。

「やったー、私も堂々と寝ていられる♪」
と思って丸一日、布団で過ごしたものの、

別室から聞こえてくる小さい子チームの泣き声と
それに対応する大きい子大きい人チームの苛立ち声とで
自分が恨まれてないだろうかと、ハラハラして疲れてきて。


さらには、

 このまま大晦日まで寝込むのは困る!
 大好きなおせち作りができなくなってしまう!
 おでんも手がかかるのに!

なーんて葛藤がはじまり、
熱が高くなるでもなく、ぼやーんと回復して
なんだか中途半端、不完全燃焼のまま大晦日に突入しました。


心と体のデトックス機能として風邪を活用したかったのに
今回はそれもできないまま、
くすぶった思いで年越しそばを食べ。
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(次女のそば反応を確認するまではうどんそうめん系で)

子どもたちを寝かしつけたら、一気におせちを作ろうね!
と固く誓い合った夫が、寝かしつけでまさかの寝落ち。

気持ちがシャンとしていない私は、
おせちも作らずうじうじと夫の登場を待ち、
しつこく夫を起こしに行き・・・


反射で「お、起きる、ダイジョブ」と呟いてはまたまどろむ夫に
一人で子どもみたいに、ぷんすか腹を立てていました。

 おせち、楽しみにしてたのに。
 おせち、作りたかったのに。
 もうなんにも作りたくない。
 悲しいし寂しい。

公私ともに慌ただしかった年末の疲れやストレスが重なって、
休みたかったのに休みきれなかった未練がズシンと乗っかって、
絶望的に不幸な気持ちに自分を追い込んでしまい・・・

年越し直前の23時、もう寝てしまおう!と決めました。


寝る間際に起きてきた夫には
「もう何も作らん。正月は餅焼いて食べるがよろし」
と言い放ち、なだめる夫をふりきって、ふて寝を決行。

 なんて悲しい正月なんだ。
 朝起きた子どもたちはがっかりするだろうな。
 毎年のおせち、長女は楽しみにしてたのにな。

理想が高すぎて自分を追い込むいつものパターンが
とびきり楽しみにしていたおせち作りに直撃し、
暗く重く気疲れして、泥のように眠りました。


明けて、お正月。

台所には、夫がひと晩じゅう作ったおせち料理とおでんが
あちらの鍋、こちらの鍋に出来上がっていました。

「昨日の不幸さを埋めるためならこれくらい♪」

そう笑ってくれる夫のありがたさ。

急ピッチで煮てくれた黒豆の仕上げをやりながら
重箱を出して洗い、おせちを詰めていきました。

娘たちの嬉しそうな顔!!
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品数は多くはないけれど
私のふくれっ面と、夫の包容力が詰まった
忘れられないおせちになりました。

いやはや、主婦業放棄してごめんなさい。
大きな愛と理性でおせちを作ってくれた夫、ありがとう。

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長い、極めて私的な話題を読んでくださった方々、
どうもありがとうございました。

器の小さい私なりに、ちょこちょこときちんと休みつつ、
今年を楽しんでいきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。



* * * お知らせ * * *

種から育てるお米と大豆。
こぐま塾のアグリコース「味噌の部」、募集中です。
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こぐま塾アグリコース 〜2017年度 味噌の部〜



麦をまいて、パンになるまでを一緒に体験しませんか^^
麦踏みのシーズンなら追加申込みが可能です。
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アグリコース小麦の部 〜ひと粒の麦がパンになるまで〜



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