2016年09月03日

出産顛末 〜自宅出産のために準備したこと〜

“子どもが三人になると手が足りなくなる”、を実感しています。
なかなかパソコンに向かえません・・・

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さて、前回(次女出産時)は、一応病院で産む予定にはしていて
偶然ではありますが、自宅で出産してから病院に向かいました。
※病院を選んだ経緯はこちら ⇒お産にじっくり向き合う


【前回の良かった点】
・自宅で家族が揃っているときに出産できた
・身体をよく動かした翌日に産まれてきた
・自前のお産セット(古バスタオル、洗面器、ビニール袋など)を用意してあったのが大いに役に立った
・つかまるもの(子どもの踏み台)が近くにあり、四つん這いで産みやすかった
※前回の自宅出産の様子 ⇒自宅編


大前提として、夫がヤギ牧場で働いたことがあるため
お産の扱いに慣れている(血が怖くない)というのも大きかったです。
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そして今回、自宅でのお産を取り扱う助産院に巡り合い、
専門家のバックアップという安心のもと、自宅出産を選択します。

とはいえ、何か問題があると総合病院へ搬送されてしまうので、
前回のお産でのトラブルを振り返って
できる範囲で予防していこうと考えていました。


【前回(次女出産時)の反省点】
・出血が多く、後で脳貧血を起こした
・お腹に内膜などが残り、病院ですごく痛い処置を受けた
・出生後、赤ちゃんが低体温になってしまった
・数日後、赤ちゃんが黄疸になった
※産後大変だった様子 ⇒病院編

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(産後の入院中、低体温と黄疸のために次女には1日半しか会えなかった)


【今回の希望】
・出血の少ないお産をする
・産後の痛い処置を最小限に
・胎盤を食べる(産後の母体回復のため)
・赤子を低体温にしない(産んだら素肌で抱く)
※黄疸のことはすっかり忘れていて、考えてなかったです・・・

それぞれについて、詳しく補足します。


・出血の少ないお産をする

助産院の先生に聞いたところ、出血については、
後産(胎盤が身体から出る)のあとに
どれだけ早く子宮を収縮させられるかが鍵だそうです。

胎盤は子宮の内側と無数の血管でつながっており
胎盤を外に出すとき、当然それが剥がされるわけで。

子宮の壁からはジャアジャアと血が出るのだけれど、
早く子宮が小さくなれば、血管がキュッと縮こめられて血が止まる。
という理屈なのだそうです。

そこで、お腹(子宮底)を包むように、丸めるように(?)
ぎゅうぎゅうさすって刺激し、子宮の収縮を促す
“輪状(りんじょう)マッサージ”というものを教わりました。
それでも出血が収まらないときは、アイスノンをお腹に乗せるそう。

お産の痛みがすごすぎて自分ではできる気がしないので、
このあたりの処置は夫にしっかり覚えてもらいました。

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・産後の痛い処置を最小限に

前回のお産では産後、手を突っ込まれて子宮内膜?の残りを
掻き出され、死ぬかと思ったのですが
それは病院でも産婆さんでも同じことらしく。

残っていたら手で掻き出さなきゃいけないからね、
と言われて震え上がりました・・・。
なんとかするっと綺麗に出し切りたい、それを願うのみ。


あともうひとつ、会陰(えいん)の傷についても。

病院だとハサミでバチーンと会陰切開するのが当たり前。
ハサミで切った傷は、傷口が厚くて産後の縫合がめちゃくちゃ痛い。

一方、助産師さんは切りません。

自然に伸びた結果として会陰が裂けたとしても、
一番皮膚の薄いところが裂けるので、傷は最も浅くなるのだと
前回のお産で、助産師さんがこっそりなぐさめてくれました。

なので、とにかく裂けないよう、せめて傷が最小になるよう
ゆっくり時間をかけて、伸びるように、ゆっくり産みたい。

陣痛の痛み、大絶叫のなかで、どこまでこらえられるかなぁ・・・


・胎盤を食べる(産後の母体回復のため)

ヒトとラクダとクジラ、イルカを除くすべての哺乳類が、
産後に自分の胎盤を食べるといいます。

それはもう、産後の母体に必要なものが詰まっているに違いない。

自分の血肉でできている胎盤だもの、
スーパーで売ってる肉より絶対に安心。

ということで、胎盤は夫に調理してもらう約束をしました。
感染症などの問題があるので、自分以外の人には食べさせませんが。

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(退院直後の次女)


・赤子を低体温にしない(産んだら素肌で抱く)

前回の次女のお産で特に悔やまれたのが、これです。

自宅で次女を産んだあと、
電話の指示に従いながら病院に向かったのですが、

「赤ちゃんはしっかりタオルでくるんでね!」
「してますしてます〜」・・・これが失敗だったのです。

5月、羊水でびしょ濡れの赤子をささっと拭いて
タオルでくるんだところで、本人が体温を保てるはずもなく
病院についたら低体温で保育器に2日入れられてしまいました。

本当はどうすべきだったのか、と助産院で聞いたところ
拭いた赤子を母親の肌にくっつけて胸に抱き、
母子を上からタオルでくるむ、が正解だそうで。

今度は忘れずに、産んだら肌にくっつけて抱いていよう、
と心に誓ったのでした。


黄疸についてはまたいつか個別に記事にしたいと思います。


自分の備忘録として書いているもので、
話がごちゃごちゃしてしまいすみません。

いよいよ次回、お産本番のことを振り返る予定です。


お産の考察: お産にじっくり向き合う お産について思うこと
今回の出産顛末シリーズ: 出産顛末 〜助走〜 出産顛末 〜自宅出産のために準備したこと〜 出産顛末 〜お産前編〜 出産顛末 〜お産後編〜 出産顛末 〜産後〜 胎盤を食べる 〜レシピと感想〜 産後の余談 〜後腹(アトバラ)の苦しみ〜




* * * まかない日記 * * *

ホルモンの関係で、産後1〜2日は母乳が出にくいらしいのですが
暑さで赤ちゃんが心配になり、なんとか早く母乳を飲ませてやりたくて。

で、産後二日目に食べたよもぎ団子がこちら。
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田んぼの近くで摘んであったよもぎと、有機玄米粉、中の餡は有機くるみ&レーズンで。きなこをたっぷりまぶして戴きました。

よもぎ餅やよもぎ団子は、自然療法の本でよく出てきます。
食べた後はやはり、母乳がよく出てくれました^^


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posted by miya at 23:54| Comment(0) | 妊娠・出産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする